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1.FC Union Berlin 23-24シーズン総括

はじめましてこんにちは!!
ドイツ・ブンデスリーガに所属するFCウニオンベルリンを応援している水と申します。
ちょっとだけ自己紹介をすると中の人はスポーツ観戦が大好きなしがない学生です。
さて、現地時間5/18に行われた第34節をもって23-24シーズンのブンデスリーガ全日程が無事に終了しました。
まずはブンデスリーガに関わる選手、スタッフ、フロント、スポンサーそしてファンの皆さま1年間本当にお疲れ様でございました。
ブンデスリーガで言うとレヴァークーゼンの無敗優勝やシュツットガルトの大躍進、ドルトムントCL準優勝などなど話題に尽きなかった23-24シーズンですがあっという間に終わりを告げてしまいましたね...
私の応援するウニオンの今シーズンはというとクラブ史上初のUCL出場に対する期待の中で始まったものの公式戦12連敗、チームを象徴する監督・選手との別れ、最終節までもつれ込む残留争いといった苦しい期間の長いシーズンとなりました。
選手・スタッフたちは奮起しているのになかなか結果がついてこない日々は欧州最高峰の舞台に浮かれていた自分たちを現実に引き戻すような感覚であり、ブンデスリーガというリーグの難しさを感じさせるものでした。
それでもチームは前を向き、身を粉にして戦い、一度は最下位まで転落するも最終節フライブルク戦で後半ATに勝ち越しゴールを決め、なんとかブンデスリーガ逆転残留を勝ち取りました。
道のりは辛く、そして長かった訳ですが選手やファンの気持ちは届き、運にも助けられ、終わりよければ全てよし。めでたしめでたし。とまあこんな感じです。
残留を決めた直後にはピッチ上で倒れ込み涙を流す選手も見られ、1年間計り知れない重圧の中でチームのために戦ってきた選手の思いが目に見えて伝わりました。
改めて1年間頑張ってくれた選手・スタッフ・関係者の皆さまお疲れ様でした。
それでは前置きはこれくらいにしておいて、そんな激動の今シーズンを振り返って行きたいと思います。

戦績

ブンデスリーガ 34試合9勝6分19敗 勝ち点33  最終順位:15位
UEFA チャンピオンズリーグ グループステージ6試合0勝2分4敗 勝ち点2  4位  GS敗退
DFBポカール 2回戦敗退

シーズン総括

•プレシーズン

今季のウニオンは10人もの大補強を敢行し新参者の殺到により幕を開ける。
インテルからロビン・ゴセンス、ユベントスを退団してフリーとなっていたDFレオナルド・ボヌッチ、モナコからケヴィン・フォラント、同地区のヘルタ・ベルリンからリュカ・トゥザールなどの経験豊富なベテランをそれぞれ獲得した他、コペンハーゲンからミッケル•カウフマン、SVヴェーエン•ヴィスバーデンからバイエルンユース出身のベネディクト•ホラーバッハを完全移籍で獲得、チェルシーからDDフォファナ、リーズからブレンデン・アーロンソンを期限付き移籍で加入させるなど才能を持つ若い選手たちも加わった。各ポジションのスタメン候補、バックアッパー要員を補強し、リーグ戦とUCLを戦い抜く為の十分な戦力を揃えてシーズンに臨んだ。プレシーズンマッチではウディネーゼやアタランタなどと対戦し6戦3勝3敗とまずまずの結果を残しシーズン開幕へ。

・ブンデスリーガ

8月20日に開幕した23-24シーズンのリーグ戦。ウニオンは開幕2連戦をどちらも4-1で快勝し幸先の良いスタートを切ったかのように思えたが、9月に入り第3節のRBライプツィヒ戦で0-3の完封負けを喫するとそこから第11節レヴァークーゼン戦までリーグ戦9連敗(UCLとポカールを合わせると公式戦12連敗)と連敗街道をひた走る。
11月には後に無敗優勝を成し遂げることとなるレヴァークーゼンにトドメを刺された形で5年間チームを率いたフィッシャー監督の解任が発表され、新監督としてビエリツァ監督がチームの指揮を取ることとなった。
ビエリツァ体制になると冬の新戦力の奮闘もあって上位チーム以外には勝ち点をほどほどに取れるようになり、降格圏を一時的に脱出することに成功する。しかし安堵したのも束の間、就任ブーストの効果が切れたことや冬の市場でのアタッカーの放出が原因となりシーズン最終盤になって再び連敗街道に突入、最終節を残して降格プレーオフ圏の16位まで順位を落とすことに....
ウニオンはビエリツァ監督をシーズン終了を待たずに解任することを決断し、今季2度目の監督解任となった。
最終節フライブルク戦では残留の条件として勝ち点3が必須かつ、他会場のマインツかボーフムが勝ち点を落とす必要があるという絶体絶命の状況の中で、試合終了間際の得点で勝ち点3を奪い、ボーフムが敗戦したことで残留圏内でシーズンを終えた。

・UEFAチャンピオンズリーグ

クラブ史上初の出場となったUCLではグループCでレアル・マドリード、ナポリ、ブラガと対戦。試合結果は0勝2分4敗と良いものではなかったが、サンティアゴベルナベウではマドリーの猛攻を90分間耐え抜き(ATにやられたけど)、ブラガ相手にはサポーター全員が待ち侘びていたUCL初ゴールを決め、ナポリからはUCLで初の勝ち点を奪うなど全6試合で見所の多く、思い出に残るグループステージとなった。特に第6節ホームでのレアル・マドリード戦では最終スコア2-3の撃ち合いとなり、レアル・マドリードに引けを取らない殴り合いを仕掛けるなど、見応えのある試合だったのでwowowにまだ加入している人はぜひぜひ。

・DFBポカール

リーグ戦開幕前に行われた1回戦ではFCAヴァルドルフ相手に4-0と危なげなく勝利したものの、続く2回戦では対戦相手に今季大躍進を遂げたシュツットガルトを引き当てるという豪運を見せ、粘り強く戦うも0-1で敗戦、あっさりとカップ戦敗退が決まった。

選手評

・GK

1.フレデリク・レノウ Frederik Rønnow🇩🇰
文句なしのチーム内シーズンMVP。親の顔よりも見たスーパーセーブで幾度となくチームを救う。キーパーがレノウじゃなければ倍くらい失点してたはず。個人的に最も印象に残っているのはUCL GS 第6節レアル・マドリード戦でルカ・モドリッチのPKを止めたシーン。契約延長してくれてありがとう!!

12.ヤコブ・ブスク Jakob Busk🇩🇰
今季をもって2016年から在籍したチームから離れることを発表。怪我の影響もありシーズンでの試合出場は無し。残留を決めた最終節フライブルク戦では試合後にピッチ上で胴上げされる姿も見られた。Danke für alles,Jakob🫶

37.アレクサンダー・シュウォロー Alexander Schwolow🇩🇪
夏にウニオンに加入した新戦力の1人。アップ中の怪我などにより今季出場は1試合にとどまるも、出場したリーグ戦20節ライプツィヒ戦ではレノウ顔負けのスーパーセーブを披露しファンを沸かせた。来季はレノウから正キーパーの座を奪うことができるのかに期待!

・DF

2.ケヴィン・フォクト Kevin Vogt🇩🇪
冬の移籍市場でホッフェンハイムから加入後、すぐにスタメンに定着。194cmの巨体を活かした球際や空中戦の強さ、最終ラインからの配球を見せ守備が崩壊していたウニオンを救った救世主。難しいチーム状況にも関わらず来てくれてありがとう!!

3.ポール・イェッケル Paul Jaeckel🇩🇪
今季は出場試合数は少なかったものの守備固めとして仕事を全う。シーズン前半にはCL等で怪我人の代わりに先発フル出場する場面も見られた。来季こそはスタメン争いに入り込めるように頑張ろう!

4.ディオゴ・レイテ Diogo Leite🇵🇹
シーズン通して彼らしくないプレーばかりだった。昨季はもっと守備も足元も上手かったよね?と感じた1年間。レイテならもっとやれる筈だとサポーター全員が思ってるので来季こそは鉄壁の最終ラインの一員として復活することを期待しています。

5.ダニーロ・ドゥーキ Danilho Doekhi🇳🇱
あまり調子が上がりきらずにシーズンが終わってしまった印象。怪我での離脱が多かったので身体を大事にして、来季はフル稼働できるように。恵まれた体格と身体能力は間違いなく武器だと思うので復調を楽しみに待ちます。

18.ヨシプ・ユラノヴィッチ Josip Juranovic🇭🇷
苦手な守備も身体を張ってアグレッシブに対応するシーンが見られたが、ピッチ上での判断にどこか迷いが見え、失点に直結するような守備対応やボールロストが目立つシーズンとなった。また、昨季は直接フリーキックなどセットプレーからチームを救うゴールを何度か決めていただけに今季はそれが見られなかったのが少し残念。

23.レオナルド・ボヌッチ Leonardo Bonucci🇮🇹  
移籍期間ギリギリでユベントスから加入するも失点関与やPK献上などのミスが目立ち期待に応えることはできず。怪我人が帰って来てからはベンチを温める時間が長かった。
冬の市場でフェネルバフチェへの移籍が決まり、半年でチームを離れた。先日、現役引退を発表。長い間お疲れ様でした。

26.ジェローム・ルシヨン Jérome Roussilon🇫🇷(グアドループ)
ゴセンスの加入によりチーム内での序列が低下しても出番が来ると自分の仕事はしっかりこなしチームに貢献。昨季の終盤は攻守にわたってMVP級の活躍をしていただけに、出場機会の減少はもったいないと感じたので、来季はゴセンスとの共存に期待。

28.クリストファー・トリンメル Christopher Trimmel🇦🇹
チーム最年長ながら怪我による離脱がなく、出場停止を除く全試合でベンチ入りを果たしたまさに「鉄人」。多くの経験を活かした安定感のあるプレーを見せ、キャプテンとしてチームを牽引。先日、1年間の契約延長に合意し、所属10年目となるシーズンも共に。これからもよろしくお願いします。

31.ロビン・クノッヘ Robin Knoche🇩🇪
最終ラインのキープレイヤーであったが、調子の波が大きいシーズンだった。フォクトの加入により序列を落とすも、スタメン復帰となった33節ケルン戦ではヘディングで先制点を叩き込み勝負強さを見せた。ボールを上手く扱うことのできるセンターバックで守備においても巧みに対応するシーンが多く見られた。
今季を持って退団することが発表。次のクラブでも活躍を期待しています!!

・MF

6.ロビン・ゴセンス Robin Gosens🇩🇪
チーム内シーズン準MVP。豊富な運動量を持ち、チーム状況が悪い中でも攻守両面で走り抜き、闘志溢れるプレーで仲間たちを牽引。また、チーム内得点王となる6ゴールを記録し、ウニオンの残留に大きく貢献。シーズン終盤のIH起用がハマってて良かった。
来季はドイツ代表復帰に向けて一緒に頑張ろう!!

7.ブレンデン・アーロンソン Brenden Aaronson🇺🇸
フィッシャー体制下では結果を残せなかったが、ビエリツァ体制になってからスタメンの地位を確立。冬加入のフェルテセンと抜群のコンビネーションを見せシーズン終盤の大事な時期に攻撃の中心選手として活躍。シーズン前半はドリブルを引っ掛ける場面や決定機を外す場面が多かったが、シーズンが進むにつれて調子を上げ数字を残して残留に貢献した。ローン期間満了によりリーズへ帰ることに...今までありがとうございました。

8.ラニ•ケディラ Rani Khedira🇩🇪
今季は怪我、一発レッドによる3試合出場停止などにより稼働率の低さが目立った。中盤の底からウニオンを支える心臓であるため彼の離脱後にはチームのビルドアップが崩壊。個人としても調子が上がらず高パフォーマンスを発揮することができず残念なシーズンとなった。筆者の推しであるため来季以降も頑張って貰いたいところ。

13.アンドラス・シェーファー András Schäfer🇭🇺
度重なる足の怪我から復帰しビエリツァ体制下でスタメンの地位を確立した。ドリブルやボールキープが得意で随所で上手さを見せ、オフェンスで違いを生み出す。23節ハイデンハイム戦ではアーロンソンの背中にミドルシュートをディフレクションさせゴールを決めるという珍プレーを見せた。来季はフル稼働と更なる得点関与に期待。

19.ヤニク・ハベラー Janik Haberer🇩🇪
シーズン序盤はスタメンに名を連ねることが多かったものの監督交代後は序列を下げ出番が減少。今季は消極的なプレーが多かった印象で、昨季のような弾丸ミドルを打ち込む場面も見られなかった。それでも最終節フライブルク戦では後半ATにPKのこぼれ球に反応してゴールを沈め、チームの残留を決定づけた。

20.アイサ・ライドゥニ Aissa Laiduni🇹🇳
今季はチュニジア代表としてAFCON に参加したことでチームにいる時間は短くなった。こちらもシーズン序盤のフィッシャー体制下ではスタメンとして名を連ねることが多かったが、ビエリツァ体制下では序列を落としサブからの試合出場が増えた。ドリブルやパスが上手い選手だけにもっと出番を貰ってもいいのではと感じた。10月には日本との親善試合の際に来日し神戸のノエスタでもプレーした。来季は新監督の元で再びスタメンの地位獲得を目指す。

29.リュカ・トゥザール Lucas Tousal🇫🇷
シェーファーと共にビエリツァ体制下でスタメンの地位を確立したもう1人の選手。良い試合と悪い試合の差がはっきりている印象があったが、シーズン後半は安定感のあるパフォーマンスを見せた。来季こそはミドルシュートを決めてほしい。

33.アレックス・クラール Alex Kral🇨🇿
守備的なミッドフィールダーとしてケディラの不在時や交代要因として出場した。UCL GS第6節レアル・マドリード戦で決めた値千金のミドルシュートはとても印象的だった。中盤の底を担うプレーヤーだがドリブルが上手く、シザースで相手を抜き去るなど攻撃においても奮起するシーンが見られた。

36.アリョーシャ•ケムライン Aljoscha Kemlein🇩🇪
ウニオンユース最高傑作の19歳で、ユース世代のドイツ代表にも呼ばれるダイヤの原石。今季はブンデスリーガ、UCLでトップチームデビューを果たし、シーズン途中からはブンデスリーガ2部優勝を果たしたFCザンクトパウリにローンで移籍し経験を積んだ。来季は再びローンに出されるのか、はたまた守備的なミッドフィールダーとしてスタメンを掴むことができるのか期待がかかる。

・FW

9.ミッケル・カウフマン Mikel Kaufmann🇩🇰
ブンデス1部初挑戦となった今季は途中出場となる試合が多かった。190cmの大型レフティーで長身の割に足元の技術があり、14節ボルシアMG戦では個人技で相手をかわし加入後初ゴールを記録。経験を積めばゴールを量産できそうなポテンシャルがあるだけに期待が高まる。

10.ケヴィン・フォラント KevinVolland🇩🇪
全体的に良いプレーをしていたものの、なかなか数字がついてこないシーズンとなった。リーグ戦全3ゴールのうち2ゴールはPKによるもので期待に応えることはあまりできなかった。また、レッドカード2枚と改善が求められる部分も見られた。来季こそは2桁ゴールをお願いします。

旧11.ダビド・ダトロ・フォファナ David Datro Fofana🇨🇮
PSMアタランタ戦でいきなりドッペルパックを見せウニオンの新たなスターになるかと思われたがリーグ戦に入るとなかなか数字を残せず、ローン打ち切りでシーズン途中にチェルシーへ帰還...足の速さをいかしたドリブルでチャンスを生み出すも決定力の低さが目立った。バーンリーへのローンでプレミア復帰後は得点力を爆発させ、スターの片鱗を見せつけていた(らしい)!!

新11.クリス・べディア Chris Bedia🇨🇮
冬の市場で加入するもあまり出番は得られずにシーズンは終了。32節ボーフム戦で加入後初ゴールを記録。スイスリーグでは17試合10ゴールと得点を量産していたことから、ブンデスでも持ち前の得点力の発揮に期待。カウフマンと同じ190cmのレフティーということで見事なキャラ被りをしているがどうなることやら....

14.ヨルベ・フェルテセン Yorbe Vertessen🇧🇪
こちらも冬の市場で加入。13試合の出場で3G2Aと得点力不足のウニオンベルリンの救世主となった。ボールを持てば積極的にドリブルを仕掛ける姿勢を見せ、決定力を鍛えれば手のつけれない選手になり得るポテンシャルを見せた。また、キーパーが反応できないようなパワーシュートを打てるのが魅力!

16.ベネディクト・ホラーバッハ Benedict Hollerbach🇩🇪
シーズン前半はなかなか出番が貰えない日々が続いたが、シーズン後半はスタメンや交代選手として出場時間を得ることが増えた。まだまだプレーが未熟で荒削りな印象があるものの、大事な試合で点を決めて残留に貢献するなど大物になるポテンシャルを持ち合わせている。運動量が豊富で守備を頑張る一面もあり、今後に期待がかかる。

17.ケヴィン・ベーレンス Kevin Behrens🇩🇪
1節マインツ戦ではヘディングだけでハットトリックを達成し今季のブレイクを予感させたがその後の調子は下り坂でゴールから遠のいた。出場時間は十分与えられていたが復調することはできず、冬にヴォルフスブルクに加入することとなり、2021年から所属するチームに別れを告げた。代表ウィークでドイツ代表デビューしたのが嬉しかった。

21.シェラルド・ベッカー Sheraldo Becker🇸🇷
ウニオンのクラブ史に残るUCL初ゴールを決めた男。ゴール後に見せるスパイダーマンのセレブレーションがトレードマークのスピードスター。今季は似たプレースタイルのDDフォファナの加入や怪我の影響もあり出場機会が減少。冬の移籍市場でスペインのレアル・ソシエダへ移籍。もっとウニオンでのプレーを見たかっただけに残念な退団となった。

来季への展望

ウニオンは23-24シーズン終了後、すぐにフロントの人事変更と来季の監督としてボ•スヴェンソンを招聘することを発表済み。スヴェンソン監督は44歳と若いものの、マインツを2シーズン連続で1桁順位に導くなど実績は十分であると考えられるため、ウニオンの選手たちを率いてどのように建て直していくかに注目。スヴェンソン体制においては一昨年のような「堅守速攻」のチームスタイルを取り戻してほしいと個人的な期待をしつつ、チームとしては、まず1部残留を余裕を持って確定させること、欲を言えば欧州の切符を掴む順位でシーズンを終えることを目標に一戦一戦を丁寧に戦っていって欲しい。

まとめ

ギリギリでの残留となりましたがウニオンベルリンは来季もブンデス1部で戦うことができます。
選手たちには23-24シーズンの不調に気を落とすことなく、もう一度チャレンジャーの気持ちに戻って新シーズンに向けて準備していって欲しいと思います。
話が変わりますが、ウニオンベルリンの魅力は選手たちと熱狂的なサポーターの密接な関係性にあると私は考えています。サポーターはホームではもちろんのこと、アウェイスタジアムでも相手サポーターに負けないくらい声を張り上げて応援し、試合後には勝敗に関わらず選手たちの健闘を称えます。サポーターはどれだけ負けていてもウニオンの選手にはブーイングをしないことを自主的に定めているほどです。選手たちはそれに応えるためにハードワークをこなし、試合後には毎回スタジアムに駆けつけたサポーターの前に全員が揃って彼らの声に耳を傾けます。

この動画を見て頂くとわかるようにサポーターにとってピッチに立つ選手たちは誇りであり、息子のような存在です。当たり前ように感じることではありますが、ウニオンが誕生した頃から1部リーグまで登り詰める様子を見届けている現地サポーターたちと選手の関係は他に類を見ない程、非常に強固なものであると感じます。サポーターは素晴らしい舞台に連れてきてくれた選手たちに感謝の気持ちを伝え、選手たちはサポーターに対しプレーで恩返しをする。チーム一丸という言葉が最上級に似合うクラブであるとここに断言します。このようなお互いの関係性こそがウニオンベルリンというチームの根幹にあるものだと考えます。
今季は中々良い結果を残すことができませんでしたが、来季こそは選手たちと共により多くの勝利を分かち合い、喜びを共有できることを期待しています。
また、ウニオンベルリンのモットーとして「#EinmalUnionImmerUnioner」という言葉があります。これは「一度でもウニオンファミリーになった人間は、永遠にウニオンファミリーである。」という意味の言葉です。チームを離れた選手、監督、スタッフであってもウニオンの血が流れていることに変わりはありません。そしてサポーターも一度ウニオナーになってしまえば永遠にウニオンファミリーの一員となるのです。
最後になりますが、このnoteを読んでいた皆さまが少しでもウニオンベルリンのことについて興味を持っていただければ嬉しいです。
ここまで、駄文を長々とお読みいただきありがとうございました!
またどこかでお会いしましょう!!
Eisern Union!!🤍❤️

※サムネイル画像はウニオンベルリン公式Instagramよりお借りしました🙇

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