バックキャスティング いたりきたり
こんにちは。水谷です。
みなさん、先日ご紹介した書籍読んでみます、ドラマ見ましたよとお声をいただりと、ありがとうございます。反応いただけると嬉しいです!
今回は、人材マネジメント部会や経営品質向上プログラムで、価値前提、バックキャスティングで考えることが大切だとお伝えするあまり、、、バックキャスティングで万事OK!教ではないか?と誤解もあるのでは?と心配になり、価値前提、バックキャスティングだけでいいということじゃないですよ。ということも確認しておきたいなと思います。
価値前提、バックキャスティングと対となるが・・・事実前提、フォアキャスティングです。この事実前提、フォアキャスティングの思考が悪いと言っているわけじゃないんです。「だけ」になることが、これからの時代(答えのない、先の見えないVUCA時代)において、一層怖いことになるんじゃないか?という提言なんです。
目の前にある課題だけに向き合い解決し続けていると・・・いつの間にか何に向けての課題を解決しているのか?どこにいるのか?向かっているのか?迷子になってしまう。一生懸命頑張ったけど、、、あれ?ここ、どこ?何のためにやってたんだっけ?と。
そこに目指したい先(地図)はありますか?
目指したい姿、ありたい姿を掲げる(時に、ぶち上げる)わけなので、私たちが置かれている状態とそれはそれは大きな隔たり、壁や溝が生じるわけです。ある程度のマイルストーンとしての目標・指標を置いて、いざ始めよう!と取組はじめても(時には取組前から?)ため息が漏れる。やっぱり、無理かも(予算もないし、取り組める人も協力者もいないし、リソースないやん!)と心折れそうになる葛藤を、私たちは日々体験しています。
それでも、掲げる目指したい状態に向けてのフェーズ1(とりあえずの目標)に向けての、目の前の課題に全力解決で力を注ぐ。「無理かも」を、「どうすればできるのか?」健全なこのままではいけない!という危機意識からの課題解決思考で、発想の転換でリソースを揃えていったり、、、と取組んでいくことが重要になります。ここでは一見、事実前提、フォアキャスティングに見えるアプローチが必要ですよね。(物語でも、そうでしたよね。)
そうなんです。どっちかだけがあればいいのじゃなくて、目指す姿に向けて地図(実現に向けての変革ストーリー(またの名を、アクションプラン?!))を持ち、バックキャスティングとフォアキャスティング両方の「いたりきたり」が必要なんです。と。
そう、そのことを再度、確認しておきたいと思いました。
ここで、話が少し逸れるのですが、南座で人生初の落語会にて円楽さんのお噺「いたりきたり」に出会いました。これは枝雀さんの創作落語とのことで、とても面白くて心に残っています。「いったり、きたり」と口にする度に思い出されます。ご興味のある方は枝雀さんの「いたりきたり」探してみてください。youtubeでも見れそうですね。(見れました。)
最後は、バックキャスティングとフォアキャスティングで、願ったり叶ったりです。(一見、なんのこっちゃ?!)
お後がよろしいようで。
今回も最後までお読みくださり、ありがとうございます。
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