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【 原文 】 小芹《こぜり》摘む沢の氷のひまたえて春めきそむる桜井の里 (984) 【 現代語訳…
【 原文 】 桜花散り散りになる木《こ》の下に名残を惜しむうぐひすの声《こゑ》 (827) 【 …
【 原文 】 降る雪に枝折《しを》りし柴《しば》も埋《うづ》もれて思はぬ山に冬ごもりぬる (…
【 原文 】 山の端に隠るる月を眺むれば我も心の西に入《い》るかな (870) 【 現代語訳 】 …
【 原文 】 何となくさすがに惜しき命かなあり経《へ》ば人や思ひ知るとて (658) 【 現代語…
【 原文 】 眺むるに慰むことはなけれども月を友にて明かす頃かな (648) 【 現代語訳 】 眺…
【 原文 】 なかなかに夢に嬉しき逢《あ》ふことは現《うつつ》にものを思ふなりけり (581) 【 現代語訳 】 夢で逢瀬《おうせ》を交わすのは嬉しいが、かえって現実で思い悩むことになってしまうものだ。 ※Amazonでオリジナル小説『フルカミの里』を発売中です。 (Kindle Unlimited利用可)
【 原文 】 冬枯れのすさまじげなる山里に月のすむこそあはれなりけれ (517) 【 現代語訳 …
【 原文 】 はかなしやあだに命の露消えて野辺に我が身や送り置くらん (764) 【 現代語訳 …
【 原文 】 難波江《なにはえ》の汀《みぎは》の葦《あし》に霜冴《さ》えて浦風寒き朝ぼらけ…
【 原文 】 玉かけし花の姿もおとろへて霜をいただく女郎花《をみなへし》かな (511) 【 現…
【 原文 】 幻の夢を現《うつつ》に見る人は目も合はせで夜《よ》を明かすらん(1233) 【 現…
供の者たちに「ここはどこだ」と宮が尋ねると、「雲林院《うりんいん》という場所です」と返…
【 原文 】 いかでかは音に心の澄まざらん草木もなびく嵐なりけり (1089) 【 現代語訳 】 草や木もなびく嵐なのに、その音に心が澄まないことがあろうか。 ※Amazonでオリジナル小説『ヴィーヴルの眼』を発売中です。 (Kindle Unlimited利用可)