【補足】終わりなき旅。音源を通じた音楽との出会い方、探し方 ~好きな音源からたどる実践編~


ご覧いただきありがとうございます。
本稿は、”終わりなき旅。音源を通じた音楽との出会い方、探し方 #土曜夜にアイルランドを語る ”の補足記事になります。
未読の方は、こちらをチェック

上記記事内”【2】好きな音源からの探し方”にて好きな音源から辿る6つの方法をご紹介しました。

普段CDを買わない方や、ライナーノーツを読まずイメージが沸かない方もいらっしゃるかと思います。定額音楽サービスで聴く場合も、インターネットを活用してどのように調べているのか、実際にやってみました。

昨年来日公演があり、何度か来日をしてくれている”Sharon Shannon”を例に、辿っていきましょう。

リンク先を検索した実例として掲載しておりますが、新たなミュージシャンとの出会いのための例示としての検索であり、一次情報ソースの調査など真偽の確認については未確認の点、ご容赦くださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

【2】好きな音源からの探し方

2-1.好きな音源のミュージシャンを検索してみる

・まず”シャロンシャノン”と日本語で検索すると、簡単なプロフィールが出てきました。アイルランド音楽だけでなく、様々なミュージシャンと演奏を行っているようです。

・”シャロンシャノン CD”と打つとCD一覧が出てきました。ライブ音源やバンドまで、沢山音源を出していて聴くのを迷いますね。

・英語で調べてみました。”Sharon Shannon Irish musician”。彼女のウェブサイトが出てきました。昨年新しいアルバムを出したみたいです。

・昨年出したアルバム名で調べると、アルバムをリリースした背景まで記事で出てきました。背景を知ったうえで聴くと、また違った感想が出てきそうで聴くのが楽しみですね。

・CDにない音源を探すべく、”sharon shannon soundtrack celtic”と検索してみたところ、Final Fantasy IVのケルトカバーに参加しているという本の記載がGoogle ブックスで出てきました。実際に参加ミュージシャンをみると演奏しているようです。こんなCDがあったんですね。

2-2.好きなミュージシャンの影響を受けた人を辿ってみる

・”Sharon Shannon Biography”と検索して見つけたウェブサイトによるとKaren Tweedからも影響を受けたようです。また音楽一家のようで、Youtubeでの演奏の様子もみつかりました。どちらの動画でもギターを弾いているTim Edeyという人も気になりますね。

2-3.好きな音源の参加ミュージシャンを調べてみる

・自分は検索する際、下記サイトをよく利用しています。

・Sharon Shannonのライブではギタリストがかっこよかったので調べると、Jim Murrayという方で、彼のウェブサイトを覗くと、Séamus Begleyというボタンアコーディオン奏者と2001年にHot Press Magazine "Folk and Trad Album of the Year" と The Irish Times "Traditional Album of the Year"を受賞しているみたいです。凄いですね。

・また、Jim Murrayについて調べるべく2-1に戻って色々な用語で調べるとSteve Cooneyが彼の師匠で、これまたすごいギターの人のようです。また2-1に戻って調べなおしですね。

・また、色々調べるとAlan Kellyという方の音源にも参加しているようで、無印良品のアルバムにもAlan KellyとJim Murrayの名前を見つけました。同じ曲の別アレンジを聴けるなんてワクワクしますね。

2-4.好きな曲の作曲者/作詞家を調べてみる

・Sharon Shannonはボタンアコーディオン奏者ですが、ライブでとても上手くティンホイッスル(Tin Whistle)を吹いていた”Rathlin Island”という曲がかっこよかったので調べてみました。Peter Browneというミュージシャンが作曲したようです。ボタンアコーディオン奏者でもあり、かつギターがとても上手い方のようです。昨年新しい音源を出しているみたいですね。これも聴いてみましょう。

・ライブで皆で合唱するタイミングがあり、好きだった曲のGalway Girlの作詞を調べてみました。これはトラッドソングではなくSteve Earlというミュージシャンの作詞で、記事曰くアメリカンロックの裏ボスらしいです。Guy Clarkというカントリーの大御所のサポートもしていたようです。

2-5.好きな音源のレーベル/プロデューサーを調べてみる

・”Sharon Shannon Record Label” で検索しました。音源によってレーベルが異なったりしますが、一番上に出てきたレコード会社でアーティストを検索しました。一覧に記載があった”Altan”とか名前がシンプルで面白そうですね。

2-6.好きなアルバムの録音スタジオ/レコーディングエンジニアを調べてみる

・個人的にこのサイトをよく利用しています。

・一番最初のアルバム、”Sharon Shannon”のエンジニアを調べてみました。Ciarán Byrneという方がエンジニアらしく、調べてみるとEd SheeranやU2の音源にも参加しているようです。Sean Smythって人のBlue Fiddleってタイトルが分かりやすくて聴いてみたいですね。

こうして調べている間にSharon Shannonは4月10日に新譜を出たみたいですね!参加ミュージシャン調べたら新たな出会いがあるでしょうか。

smarturl.it/Sharon_Play


終わりに

今回はSharon Shannonを例に調べてみましたが、音源ごとの参加ミュージシャンや、プロデューサー、レーベル、エンジニア、作曲家、作詞家などなどまだまだ調べる要素は沢山あります。
今回の記事が参考になれば幸いです。

また、皆さんからもよろしければ、調べるのにあたり、よく使うオススメのサイトがあれば是非教えていただけるととても嬉しいです。よろしくお願いします。
読んでいただき、ありがとうございました。

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