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いわゆる「逸般の誤家庭」である件

サムネイルの家は今年(2024年)で築79年を迎えます。
世間一般的には「古民家」と言われる類ですが、正直、雨量や風向きによって雨漏りがひどいときがあり、「廃墟」までとはいきませんが「ボロ家」といった方がしっくりくるのです。
そんな築79年の古民家は、今どきの住宅のように電線が埋め込みというわけではなく、柱に沿ってVVFコードを這わせ、コの字型の釘であるステップルを打ち付け、コンセントや電灯のスイッチが出っ張っているという感じです。
戦後に出来上がった家なので、家の中に碍子はありませんが、中学ぐらい(1990年代中頃)まで普通に黒電話を使っているような家でした。

自宅に光回線が敷設されたから使われているホームゲートウェイ(PR-400KI)

イナカにも光回線が開通した件

もともと当方が居住している市において、NTT西日本は自力による光回線の敷設は計画されていませんでした。
当然、少子高齢化で人口増が見込めないのと、農業以外に目立った産業がなく、100人中90人以上はジリ貧にしかならない地域と認識していました。
それが変わったのはある大病院系列の大学が誘致され、「大学があるのに光回線がないのはいかがなものかと」と言ったかどうか分かりませんが、当時市の負担により光回線が通ることが決まりました。
今から11年前、2012年のことでした。
当時、大阪から福岡に帰ってきてADSLを使っていたのですが、スピードアップすることに大きな期待を抱いていました。

スマホが当たり前の時代、家にもWifiを通す(現在は家族・親戚用)

スマートフォンの普及・自宅Wifiの開通

当然、新しいものにすぐ飛びつく生活なので、光回線を即申込み、自前でWifi環境を構築、そしてこれまでガラケー一辺倒だった我が家も、父親以外はすべてスマートフォンに乗り換えていったのでした。
そうなると、通常の3GもしくはLTE(4G)通信だとパケット代の問題があるので、高出力の無線LANアクセスポイントを次々と投入するのでした。
(もともと大阪に出る前からWifiは構築していたが)

現在のルーター群とスイッチ

どうしてこうなった

それから月日が経ち、未だにレンタル状態のホームゲートウェイと一般的な無線LANだけでは物足りなくなり、どうせネットワークを極めるなら、信頼と実績のヤマハ一択だろとNVR700Wを購入しました。
さらにルーターにある4つのLANポートで、無線LANアクセスポイントとインクジェット複合機、部屋のスイッチングハブに出していたのをやめ、新たにL2スイッチを購入し、さらにルーターの管理画面においてVLANを構築することに成功しました。
とにかくNVR700Wは色々と融通が効いてしまったため、自分用と家族・親戚のインターネットを別セグメントとして運用することが可能となったのでした。

自室のスイッチングハブ

また業務上の都合からサーバを2台購入したため、既存の16ポートハブはすぐいっぱいになってしまいました。
そのため、ルータから分岐用のHUB、サーバとメインで使うPC(Mac)用のHUB、さらにテレビ、レコーダー、NASなどのHUBの3段運用で行っています。
もちろん、自室の機器はほぼ自分以外の人間が使うことがないので、セグメントを別運用で行っております。

現状の問題点と予定

今後予定していることは下記2点です。
・マルチホーミング(ISPをもう1個契約が必要)
・レンタルしっぱなしのホームゲートウェイから小型ONUへ
というのも、現在土曜日になると決まってインターネット接続が切れてしまうので、11年間使っていたプロバイダを切り替えました。それでも治らないのと、地上波デジタルのアンテナを取り付けている小屋が老朽化し、時々ブロックノイズがでるので、光伝送によるテレビ契約をする予定でしたが、機器が増えるだけでホームゲートウェイを撤去できないことがわかり、断念しました。
インターネットが必須の現代において、ある程度のバックアップ環境を構築する必要があるのと、無駄にレンタル費用がかさんでいるので、小型ONUで古民家スマートライフを構築しようとしているところです。
しかし、振り返ってみるとやはり「逸般の誤家庭」感がすごい・・・。

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