4th place lab7期を終えて
楽しかった。3カ月間のプログラムの全日程に出席してやり切ったことに達成感を感じている。
4th place labとは、組織からはみだして「ちょっといいかもしれない、でもだめかもしれない」と思ったことを実験してみるコミュニティ。
もちろん、4th place labに所属しなくても実験はできる。だけど、私一人だったらできなかった。人に宣言した以上はやらなきゃという気持ちになるし、皆から応援してもらえるし、で続きやすい。そういう環境に身を置くことで、同じ自分でもできることが増えるんだということに驚く。
毎週毎週楽しかったかというと実はそうでもない。「あんまり進捗してないから出席するのは気が重いな」という日もあった。そんな日も研究会には出席して、その時間はプロジェクトのことを考えるように自分を追い込むことで、少しずつだけど進んでいった。
こうやって書いていると、なんでこんな面倒なことをわざわざやるんだろうと思われるかもしれない。私もそう思う。別に、やらなくたって生きていける。でも、やってもやらなくてもいいことをやるのは最高の贅沢だと思うし、「やるんだ」と自分で決めたことをやるのに意味がある。
そういった贅沢や意味づけが人生を彩ってくれるんだと私は信じている。
プログラムの最後には外部向けのピッチイベントがある。
ピッチの資料を作るのが楽しかった。自分事にするとこんなにも楽しい作業になるのか、と気づいた。仕事も自分事にできればもっと楽しくなるはずだ。
知っている人にもピッチを聞いてもらい、それぞれ個別の感想も頂いて、嬉しかった。お誘いする時に気恥ずかしかったけれど、勇気を出してお声がけしてみて良かった。
4th place labは毎週火曜日の20:00-21:30に研究会がある。子供がいると参加しにくい時間帯だ。エントリーするか迷ったが、思い切って飛び込んでみた。
子供がいるから時間制約があって、100%私の思い通りにはいかないことは理解している。でも、子供がいるからといって全部諦めるのは嫌だと私はいつも思っている。
3か月間、毎週火曜日は子供が夜更かししてしまって、子供の健康面ではよくなかったと思う。それでも週に1回くらいは子供より自分を優先する日があってもいいや。そう思えた。
以前の私だったら「何が何でも子供を21時までには寝かせないと」と躍起になっていたと思うが、いい意味で力を抜いて過ごすことができた日々だった。
4th place lab 7期は終わったが、私の実験はまだまだ続く。
写真は2013年に訪れたスロヴェニアのブレッド湖。
今は、プログラムを終えた達成感とこれからの期待感が渦巻いているけれど、不思議に落ち着いている。穏やかな湖面のような心持ちなのでこの写真を選んだ。
独身時代のように自由に海外旅行に行ける身ではなくなってしまったが、オンラインを駆使していろんな冒険をしたいと思う。
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