児玉裕佳(30)☚ RNみぞれメンタル

大阪のテレビ局で働く女(30)|日々の記録|大谷中高等学校卒→関西学院大学社会学部卒→…

児玉裕佳(30)☚ RNみぞれメンタル

大阪のテレビ局で働く女(30)|日々の記録|大谷中高等学校卒→関西学院大学社会学部卒→ABCテレビ9年目(営業4年半&制作4年)

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アフターコロナ、パラダイムシフト

「業務に支障のない人間は、原則自宅勤務を引き続きお願いします。」 リモートワーク中の営業部会議で、所属長は言った。ハングアウト越しの音声は聞き取りずらかったが、この言葉が胸に刺さった。 そっか、私の業務は、おうちにいながらでも出来る業務だったな。そっかそっか、なんだか目から鱗。気づいていたけど、知りたくなかった事実を突きつけられた気分。私は会社に出勤していなくても、業務に支障がないのか。 (もちろんこんな状況下でなければ、そんなことはないんだけどね、もう少し忙しいはずだ

    • 詩「記号化された生田斗真の羅列を眺めながら、あずきバー」

      8月頭の眠れない夜。暑い。夜と思えない暑さ。アジアだ。3年前のゴールデンウイークにバンコクに行った時のあの夜と変わらない暑さ。ジメジメする。 窓を開けて夜の空気を吸う。クーラーの室外機は今日も働く。何故か空気が白っぽく見える。汚い都会。車が少し走る。 この夏は某コンビニのコマーシャルで生田斗真がカレーをやたらと薦めてきた。思わず何度か食べた。15秒の短い時間の中で生田斗真が沢山登場けるコマーシャル。CMの後半5秒は体感20人ぐらいの生田斗真が画面の向こうから押し寄せてくる。

      • アフターコロナを堕落論的視点から考える

        アフターコロナ的文章2作目。過去の記述についてはこのnoteの後半にリンクを貼ります。 今回の「堕落論」とは私の敬愛する坂口安吾の作品から。 そもそも、国語の時間に習う、坂口安吾「堕落論」「白痴」。学校での教育では、坂口安吾が何を書いたか?を習うが、残念ながら全く読んでいなかった。読まずに、作品名だけを覚えてしまっていた。10分あれば余裕で読める、非常に短い書き物であることも私は知らなかった。 読んだのは一年前。時間に余裕があったため、何の知識もいれず、読んでみた。予備

        • 小説「2020年のクラムボンは死んだよ」

           東京オリンピックが発表された2013年夏、私達は東京オリンピックの頃何をしているのか、ダラダラと居酒屋で話した。  鳥貴族のようなチェーン安居酒屋を卒業し、赤提灯のぶら下がった個人経営の安居酒屋で、レモンチューハイを飲みながら。  2013年当時はまだ大学生だったはずだが、チェーンの居酒屋への魅力を見出せなくなっていた。一丁前に生搾りレモン酎ハイの頼み、レモンを力一杯絞り、ジョッキにレモン汁を流し込みながら話すのはこの物語の主人公、私。  「オリンピックの頃は、27歳か〜

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