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Twitter日本法人広報部大量解雇に感じる爽快さ

イーロン・マスクという鼻もちならない金持ちがTwitterをとうとう買収した。
一時は買収もとん挫したと報道されていたが、結局金持ちの考えることはよく分からない。

彼がTwitterを掌中に収めて何をしようと考えてるのかは分からないが、ギーグたちが多用する煽り画像を使って特定のコミューンを物笑いの種にしてみたり、勝手に他人の創作物を引用してツイートを謳歌しているのを見ると、根底にあるTwitter感というのは、日本ユーザーのそれに近いものがあるのかもしれないが、なにせ考えていることが分からないので判然としない。

個人的にはイーロン・マスクって、ひろゆきとかそういう系統の人と同じ括りで認識しちゃってるものでどうにも好きになれない。
だけど、この好きになれない人間が、さらに別の好きではない人物・団体と勝手に対立して、見事に排斥しているのを目の当たりにしたので、そこはそれなりに気分がいい。

その好きじゃない団体というのが、Twitter日本法人の面々。
前々から、俺はこいつらが気に食わなかった。

よかったね!TwitterJapanの偏ったニュースフィードに頭を抱える日々がしばらくは来ないかもね

既にご承知おきの方も多いことと思うが、Twitter社数千人の社員のうち、半数がイーロン・マスクによって解雇されたという。
酷い話だよね。

そしてその中には、日本法人で手腕を振るっていた広報の面々も多数いるとのことで、実際にレイオフされた当事者たちが、渦中のTwitterを使ってその旨も発信していた。

ちなみにレイオフとは「企業が、景気変動や不況に伴い業績悪化した際、一時的な人件費抑制のために自社の都合で労働者の再雇用を前提とした一時的な解雇をする事」とのことで、今回会社を追われた人たちはあくまでも再雇用を前提としたクビ切りであるとの主張をしているところ。

このあたり、その発言を保証するエビデンスがあるかどうかは分からないんだけど、仮にそうだとしたら、クビになった当事者たちが“レイオフ”された前提でありながらも、Twitter内で煽ってくる悪意のユーザーに結構ガチめのいらだちをぶつけているのって悪手だよねという話で、仮に僕が当事者なら絶対踏まない地雷であるし「そういうところを見られてんじゃないのかな」って意識が希薄なの、ネット慣れしてないなぁって思っちゃう。

お前らがネットリテラシーないのかよ、みたいなね。

今までは素晴らしいオフィスで、赤字続きであるにも関わらず、福利厚生のゆりかごの中でヨガとかワイン会とかしながらお仕事をドキドキワクワク楽しんでいたような人たちだったろうに、すっかり今では俺らと同じレベルの争いに手を染めている。
やっと一端のTwitterユーザーになれたねという気持ちでいっぱいだ。

偏りに偏ったニュースフィードはあれからどうなった?

ところでTwitter日本法人の視覚化されやすいお仕事と言えば、ニュースフィードがある。
ニュースフィードとは、Twitter内で表示されるその日の最新情報とかそういう感じのものなんだけど、ここには正直偏りも相当見られた。
中でも「お前いつもいつもハフポストばっかり表示させるんじゃねえよ、タイトルからして面白くないだろ」って思っていた人は少なくないんじゃないだろうか。

例の大量解雇以降、今の時点で数日経過したがニュースフィードはあれから手作業で行われていたと思しき更新は認められていない。
ある種、ハフポストの場外掲示板状態だったTwitterのニュースフィードは、このところその役目を担ってはいない。

断っておくが僕は別に右とか左とかで記事をくだらないか素晴らしいかで判断しているつもりはない。
ただ、あまりにも目障りと感じられるぐらいにも、どうでもいいニュースをこれでもかと更新させまくってきた点においては、僕は辟易してきた。死ぬほどどうでもいい他人の苦労話を、感情ベースで押し付けられる。そんな記事が目立ったので。

だってハフポストの更新ウザいからブロックしても、ニュースフィードでゴロゴロ表示されてんだもの。
テレビ通販広告がうるさいからNHKばかり観てたのに、自宅にその通販業者からダイレクトメールが頻繁に届くみたいな状況で、さすがにアホらしいですよ(笑)。

まあ、別にハフポストだけが優遇されて記事を配信させてもらってたんじゃなく、実際にはその他の媒体があそこほど熱心にTwitterに働きかけていなかったとか、実態はそういう感じなんじゃないかとは思うけど。

にしても、バランスとるの下手かよ、とは感じるところだ。

実際Twitterの中の人たち、自分たちがユーザーを啓蒙する必要性があるって感じていたみたいだし。

SNSを使ってユーザーの思想を誘導しようとしていたなんて(笑)


「不思議だなぁ~」Twitter日本法人の大量クビ切り直後から機能制限されていたアカウントがTLに戻ってきている

ところでもう一つ面白い現象が、Twitterには起きている。
これまでどういうわけかタイムラインに表示されることがなかったアカウントが、先日来表示されるようになっているのだ。

これはどういう仕組みなのかよく分からないんだけど、いわゆるシャドウバンされていた人たちってことなんだろうか。
シャドウバン自体、TwitterJapanはその存在自体を否定しまくっていたけども(実際に該当ツイートが残っている)、半ばアカウントの凍結に近しい措置を講じていたことについては、既に公然の秘密ではあったので、何をことさらその存在を否定したがるのか意味が分からなかったんだよね。

実際周りにもシャドウバンされている人多くいたし、そういった面々が今はタイムラインにも戻ってきているのは確かだ。

狭い観測範囲で言えば、まるでTwitter日本法人の広報連中がレイオフだか何だかされたことによって、今の段階では言論の自由が、昔々のTwitterの水準まで戻ったように感じられる。

もっとも、今はいわゆる無法の荒野状態みたいなものだから、この現状をそのまま放置して良いはずがない。

本当にレイオフが前提の解雇なら、今回会社を追われた人の中でも優秀な人物は呼び戻されるだろうし(いや、そもそも優秀な人はクビになっていないか)、そうなったときにまたルール作りが改めて行われるはずだ。

そしてそういう機会があるのであれば是非、公平な判断を以て運営にあたっていただきたい。

あと、今はツイートが停止しているTwitterJapanのアカウント。
アレなんてずっとしょうもない発信ばかりで「ああ、遊びながらやってんだな」って思えちゃったので、あんな不快なものを発信している時点で、他人の汚物にも寛容であれよとは思っちゃうよね。

クソはみんなひり出すんだし。

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