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生い立ちパズル こぼれ話1

『生い立ちパズル』
これまでの話の中の、こぼれ話を 今回は書いてみます。
この『生い立ちパズル』記事は なんにもならない記事です(きりっとした表情で きりっと言い切ります)

ただ単純に わたし自身が 経験したこと、その時の気持ちの景色、魂の成長過程を なんだか書いてみたいというだけです。

小さい頃から
誰かに弱音を吐くということが できずにいたわたしです。
正直、さんざん周りの大人を罵りたい感情に 足を取られ、多々、自身を見失う時期もありました。

なんでも 人に話すことが大事ということも言われたことあります。
きっと、周りはたすけてくれると。

だけど できない人もいます。
たすけてくれると思えません。


 ひとりで抱えていないで、というけど
抱えることしか知らない時、
抱えることしかできない人もいます。

ほんの少し、伝えたくて勇気を振り絞って 話そうとすると
また それを
「甘さ」だとか「弱さ」で片付けられることもあります。

そして、それで自分が可哀想と思うのも大嫌い。

とにかく わたしの場合は
「言えない」ということが身についていきます。

 問題解決しないまま
それを誰かに話そうものなら 余計に 足元から崩れ落ちる感覚に陥ります。

自分の心の中で 消化することができれば 誰にでも話せます。自分が経験してきたこと。
 隠さなきゃいけないことしていません。
精一杯 生きたのだから。

これを書いてるということは
自分の中で 消化できているということです。
他人事のように書いてます。


 次から 記事は、中学時代となるので
零れてしまった出来事を記しますが 長くなる気がしますので 読まなくても大丈夫です。
わたしが書きたいだけなんです。
書いてたら どれも大したことないんです。



初タバコ

わたしの初タバコは 幼稚園時代です。
4歳くらいかな。
母のお店(スナックを経営していました)で 働いていた女性だと思います。
母の代わりに 保育所に迎えに来ます。
うろ覚えではあるのですが、
帰る道とは逆の方へ連れていかれます。
人目につかない、木の影。

その女性が タバコに火を点けて 白い煙を吐き出します。
その前後 覚えてませんが
「これ吸ったら 帰ろ」
と わたしにタバコを吸わせようとします。

嫌だと 首を振りましたが
「吸わないと帰れないよ」
と言います。

仕方なく 諦めて吸います。

加減がわからないので 思いきり吸い込みます。
いきなり煙たくて苦しくて
ゲホゲホと 咳き込んでしまいます。

涙流して 咳き込むわたしを見て
その女性が お腹抱えて 笑います。

苦しいながら どこか余裕があり、ぼんやりとその姿を 見ます。

人が苦しむ姿を たのしく笑う人間の姿が記憶に残ります。


子供は小さくても とても冷静に
大人を見ています。
大人が気づいていないだけです。



好きなこと


まだ 両親と暮らしていた頃、ひとりの時間が多かったのですが、
もともと  ひとりで遊ぶことは好きだったんだと思います。
親に遊んで遊んでと せがんだ覚えはないです。

自転車と本と紙やクレヨンがあると
いくらでも ひとりで楽しめます。
あと 自然と動物たち。

本は しっかり与えてもらっていたので 図鑑や 化学の本や ディズニーの本を よく読んでました。

 中でも好きだった話は 『バンビ』
ひとりで強く優しくなっていく姿が 好きです。
 プリンセス系には興味がなく、恋物語だと 悲恋の『人魚姫』、
やはり 純度100パーセントの、強い心が好きなようです。
自分を犠牲にしても 周りの幸せを選ぶ、覚悟する。

そういうものに惹かれるのも 何か 理由があったのかな、と思ったりしますが  そこは 突き詰めないようにします。

プリンセス系の物語には いつも幼いながら 違和感を抱いていて あまり憧れることはなかったです。
 ドレスは着てみたいと 思ったことはあるけど。

そして、
自然を観察することが 小さい頃から好きでした。
風を見たり、風の行き先読んでみたり。


あとは 自転車の前籠に
クマや当時 いつも抱っこしていたお人形さんを乗せて どこまでも走ります。
クマやお人形さんにも景色を見せようと 必ず 前に向けて 一緒に走ります。
花も積んで乗せます。
 
ときどき 話しかけながら 走ります。

どこまでも走って 5キロ以上の道のりを いろんな想像しながら 走ります。

一度 夏に、急な夕立に会い、
とても怖い思いをしたことがあります。
大きな黒い雲が どんどん 青い空を侵食していき、それを見つけて 

                     早く帰ろう
と思った時には もう間に合わず。
雲の流れの速さと 昼間をあっというまに真っ暗にしてしまう広い大きな黒い雨雲と、
大きな雨粒、ザーッという大きな音と 息しづらくなるような激しい大雨に追いつかれてしまいます。

泣きそうになりながら びしょ濡れで 必死で帰ったことあります。
クマやお人形さんを心配しながら。

自分のことより連れてきて 巻きこんでるクマやお人形さんの方が心配でした。

細道入ったため 帰る方向わからないし。

なんとか帰れたんですが。

でも この自然の恐さも含めて  それらに会えること、それが
わたしの好きなことです。

『探検』がもともと好きなんです。
 『観察』も好きですし、
何にも囚われず、自分なりに研究するのも好きです。
あ、ボール投げも好きでした。
ただボールを投げて 返ってきたボールを受け止めるだけの遊びを 祖母に付き合ってもらっていました。
何時間もそれをします。



集団登校

これは嫌いでした。
 意地悪な子がいるわけでもなかったんですけど たのしくなくて苦痛でした。

いまだに 苦手かもしれません。
でも どうしてもそうしなければならない時は 楽しめるようになりました。
苦手なところでも
見るところを変えて
違う角度で
違う物語を追っていると 辛くはありません。

苦手なことって
克服すると、
自分の世界の幅や奥行が広がります。

そう考えると
苦手なことは 大袈裟に言うと、
マルチバースへの秘密の鍵かもしれないです(笑)


とりあえず 暫く こぼれ話を数回 書きます。
そのあと また生い立ちの続きを書きます。
こうして書いていると、
大したことない気がしてきたのと、
あとは自分というものが よくわかってきました。
きっと 今後の自分に役立つんだろうと思います。

お付き合いくださって ありがとうございます。




                                           𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹










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