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見えないけど視えるもの

『見えないものを視る』時は、なんとなく最初に感じた際に 気になるものを 辿って ぼんやり受け入れていると 目と目の間の眉間辺りとか 後頭部の下の方から項辺りで 映像のように視えてくる。(この間 一瞬です)

小さい頃から こういうのはあったから なんなのかよくわからない。「霊感あるね」とか「かなりの憑依体質」だとか スピリチュアル系の人には よく言われる。
でも、わたしという人間は 少し天邪鬼にできているのか、『スピリチュアル』という枠に入りたくないところがある。
 特別な感じで言われ気味だけど なんにも特別なんかじゃない。

人間として 生きてる以上、どんな特性持っていようと みんな『同じ』だと感じている。視えるからといって 結局 同じなんです。わたしはそう思ってます。

とりあえず この意見は横に置いとくとします。


わたしの場合、いわゆる『幽霊』的なものは 視えない。わたしは 『煙』が視えます。視えるというか、感じるというか。

大人になって 友達と 暇つぶしに ドライブして 着いたところで アンティーク展をやってたのを見つけて 特に興味はなかったけど 見に入ったんです。

そしたら 出入口に アンティーク人形が飾ってあって 友達は すたすた入っていくのだけど 突然 その人形を 黒い煙が渦巻くのが視えて わたしは歩けない。
しかも なんだか凄い威圧感で わたしは そこから先へ進めない。人形の前を通れない。

「ちょっと待って。無理。」
ということで すぐに出ました。

この後も こういった物に限らず 人からも 視えることはありました。
なので 人混みは苦手です。鉛のように身体が重たくなって 寝込みます。

何故か ライブは大丈夫なんですよね(笑)あれは 何故大丈夫なのか、個人的に考えたけど ライブとかは みんな楽しみに来てるというのもあるし、演奏が そこに集まる人達のマイナスな気を 祓うのだと思うんです。(個人的意見です)
参加してる人は みんな聴きたくて見たくて 来てるわけだし 受け入れる準備はありますし。

一度 ライブ会場で 浄化されていく何か ふわーっとした大きいものも 視えたことあります。あれは ほんと凄いです。
頭のてっぺんから 吸い取られるように もやもやっとした蒸気みたいなのが 浮かんで消えました。


子供の頃は やっぱり 幽霊って怖くて怖くて。怖いものはなくしたいと思って 自分で どうやって 克服しよう?と 考えた結果、『幽霊の友達をつくればいい!』と 物凄くいい案が浮かんだぞ、と 喜んでた時期があったけど…
幽霊と最初に会う時が怖い。こわい。コワイ。

なので ばかなわたしは 夜 暗い場所で 「そっと 出てきてください。急に出てこないでください。願わくば 血とか流すのやめといてください。」って お願いしながら 出てくるの待ってたこともありました。

   めちゃくちゃこわかったです。

待っても待っても 出てこなかったけど。

 でも 煙は視えるようになっちゃったんです。
このアンティーク展と、あと 大きい出来事でいうと、映画館でも視えました。

映画の内容も わりとヘビーなストーリーだったのだけど 観たくて 友達と 少し遅れて 映画館へ。まだ始まってはなかったけど 館内は暗くなっていたのです。

急いで 友達と空いてる席に座ろうとしたのですが… 座ろうとした瞬間、座席の奥に 視えたのです。黒い煙が。
暗い中でもわかります。

 咄嗟に 友達に奥に行ってもらう酷いわたしでした。だって、視えるんだもん…。

ただ この時 映画の終盤辺りから 項に 冷たいものを感じ、違和感がありました。

体調も悪くなり 友達とゆっくりする予定だったけど 即 帰宅。

帰った途端に 身体が重たくて重たくて うつ伏せで寝転んだまま 動けなくなりました。
すぐに (あ、入りやがったな)と気づきました。

その頃、もう大人だったけど やはりそういう類のものは 怖かったです。怖かったけど だんだん 腹が立ってきました。

(わたし なんもしてなくない?悪くなくない?)
とか思ってると なんとなく感じるだけなのだけど 台所の方に 立ってる男性がいるような気がします。

わたしの怒りは だんだん増し増しになっていきます。

「あーもう!どうして亡くなったかしらないけど 生きてる人に どうにかしてほしいと思うのは間違ってるよ!わたしは 助けられない。出ていけ!」
と 気づいたら 喝入れてました。

その途端 ほんとその瞬間に すうっと 身体が楽になりました。
なんなんだ今のは、っていう経験。

何度か 似たような経験はするけど 経験する度に 怖くなくなってきました(笑)

むしろ腹が立ちます。

肝試しとかで、出ると噂のあるところへ 興味本位で行くのは 危険だと思います。だけど あちらが 勝手についてきた分には 絶対 負ける気がしません。

その後 脳内に こういうものをキャッチするアンテナのツマミみたいなのをつくって アンテナの感度を低くしました。
あなたたちには興味ない、ってところです。


うちの次女は わたしが居れば 絶対的な安心があるらしく、怖い時は わたしを呼びます(笑)

そのアンテナのツマミは 他にもいくつか 脳内で 想像して これ聞きたくないな、と思うものは 小さくします。(人のネガティブな気とか 悪い気とか)

ツマミをつくる少し前に とても爆笑もののこういう類の経験をしました。

それが、娘と海へ向かうドライブの途中だったのですが、トンネルの中。
女性の声の案内で ナビをつけてたんだけど しんとした瞬間に 女性の声が 男性の声に。

ふたりとも ん?ってなって 暫く考えてました。娘は少し怖がってるようだったけど わたしは 何故か 可笑しくて(笑)

怖がらせ方のチョイスに爆笑したのでした。
暫く笑ってました。お腹痛いくらいに。
ナビは静かになり、トンネルを出ると 女性の声に戻ってました(笑)

なんでもいいです、面白かったから。


きっとね、こういうものに 出会った時や怖いと思った時は 怖がらず ふん!って感じの強気でいる方がいいみたいです。
わたしの場合は これがしっくりきました。


視えないものに 心を救われたこともあるので 怖いものはなくなりました。

救われた経験も また書ける時に 書いてみたいです。


ヘッダー画像は 自分でもよくわからないけど 突然 描いてしまった絵です。
たまに 何も考えず 描いてしまってます。



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