The Brecker brothers band. Heavy metal Be-bop (1978)

ロック、ジャズ、ソウルとさまざまな音楽で活躍したブレッカー兄弟が結成したバンドがこのブレッカーブラザーズです。本作では時代を意識したリズムトラックながらもブレッカーブラザーズとテリーボジオのハイテンションな演奏によってそこまで古臭さを感じません。

メンバー
ランディブレッカー:トランペット、キーボード
マイケルブレッカー:サックス
バリーフィナティ:ギター、バッキングボーカル
ニールジェイソン:ベースリードボーカル
テリーボジオ:ドラム

East river
エレクトロなリズムトラックに乗ってニールが歌いブレッカー兄弟が吹きまくるやたらとテンションの高い曲。爆音で聴いたら絶対気持ちいいです。この曲のみスタジオ録音、残りはライブ録音です。

Inside out
シャッフルビートに乗って兄弟2人で電気に繋いだホーンを吹きまくっています。ジャズっぽいソロとテリーの手数の多いドラミングでお腹いっぱいになるのにギターソロや兄弟2人のユニゾンまであって大満足です。

Some skunk funk
ファンキーでタイトなリズムに乗って電気を通さずに吹いています。重たく突っ走るInside outと比べると軽やかにマラソンしているような雰囲気です。ただソロになると一転全速力で電気を通してワウワウ鳴らしていてクラクラしてきます笑。後半は踊れるような軽やかなタッチで演奏しています。

Sponge
ワウを使ったブヨブヨしたベースと尖ったギターが印象的なイントロから2人のホーンが入ってきて自由なソロを披露していきます。この曲を聴くとニールジェイソンもブレッカー兄弟やテリーに負けないくらいの腕利きだとよく分かります。

Funky sea, funky dew
繊細なタッチのホーンが印象的なスローファンクナンバー。この曲ではホーンにワウだけでなくファズもかけてシンセサイザーのような音も出していて面白いです。

Squids
小刻みなホーンがかっこいいラテン風のリズムの曲。