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Joe Sample. Old Places Old Faces (1996)

今日もジョーサンプルのアルバムを紹介をします。いままで紹介した2枚は70年代にリリースされたものですが今日は飛んで90年代。それでもジョーは変わらずリズミカルで美しいピアノプレイを披露してくれます。

メンバー
ジェイアンダーソン:ベース
レニーカステロ、ラルフペンランド:ドラム
ディーンパークス:ギター
チャールズロイド:サックス
ジョーサンプル:ピアノ

Free yourself
ピアノとパーカッション、たまにベースのシンプルな編成の曲。パーカッシブな演奏が心地良いです。

Black and white
ピアノの音が雨のような曲。雨っぽいなと思って聴くとパーカッションの音が水溜まりに落ちる雨やカエルの鳴き声に聴こえてくるのが不思議です。

Clifton’s gold
この曲ではピアノ、パーカッション、ベースのシンプルな編成に加えてサックス、ギター、ドラムが入るため少しだけ雰囲気が変わってクルセイダーズのアルバムに収録されていても不思議じゃない曲になっています。

Old Places Old Faces
オスカーピーターソンのようなスタイルのピアノがかっこいい曲。低音のフレーズと高音のフレーズが交互に出てくるスタイルが面白いです。

Tones for Ben
哀愁あるサックスのメロディが印象的な曲。聴いていてなんだか物悲しい気持ちになります。

Hippies on a corner
パーカッシブな演奏がかっこいい曲で初めてヒッピーに出会った時の衝撃を回想して書いた曲らしいです。(結構前の記憶なので違っていたらごめんなさい)

Souly creole
ジョーらしいファンキーさとリリカルさの両方を持った曲。

First love
タイトル通り昔を思い出すような繊細な雰囲気の曲。もし僕が映画監督で1人の人間の一生を描いた映画を撮ることになったら初恋のシーンでこの曲を使いたいです。

Miles of blues
リズミカルでノリのいいブルースナンバー。Hippies on a cornerのエピソードと同じ所で読んだ話ですがマイルスのカインドオブブルーを初めて聴いた時を回想した曲らしいです。

Angels on my mind
とても繊細で美しいナンバー。ジャズやフュージョンには繊細なプレイ、ブルージーなプレイ、ファンキーなプレイと様々なプレイスタイルがありますが全て同じくらい上手に弾きこなせるのは僕が聴いた限りだとジョーサンプルとハービーハンコックぐらいだと思います