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Phoebe Snow. Never Letting go(1977)

ポールサイモンの「時の流れに」、ビリージョエルの「ストレンジャー」、パティオースティンの「エンドオブザレインボー」、そしてフィービスノウの前作と本作。この頃のNY制作のAOR、ソウルはどれもセッションミュージシャンやフュージョンミュージシャンの暖かくソウルフルな演奏やどこか悲しさや寂しさを感じるメロディがとてもいいです。

メンバー
フィービスノウ:アコースティックギター、ボーカル
ケンアッシャー(1、3、5、7-9)、リチャードティー(2、4)、ボブジェームス(5、6):キーボード
ヒューマクラッケン:ギター(1-7)、ハーモニカ(3)
スティーブバー(1-9)、スティーブカーン(1、3、7-9):ギター
ウィルリー(1、5-7)、トニーレヴィン(2-4、8、9):ベース
クリスパーカー(1、4-7)、グラディテイト(2、7)、スティーブガッド(3、8、9)
ラルフマクドナルド:パーカッション(1、2、4、6)
フィルウッズ:アルトサックス(5)
マイケルブレッカー:テナーサックス(1、6)
ヒューバードロウズ:フルート(2)
エディダニエルズ:クラリネット(3)
ラニグローヴス、パティオースティン、グエンガスリー:コーラス(1、4、5)
ケニーロギンス:ボーカル(6)
フィルラモーン:ミックス、プロデュース

Love Makes A Woman
バーバラアクリンが1968年に発表した曲のカバー。この時期らしい硬いファンクビートがかっこいいミディアムナンバーです。サックスソロはマイケルブレッカーで短いですがエモーショナルでかっこいいです。

Majesty Of Life
物悲しいフルートの音色が印象的な哀愁いっぱいのバラードナンバー。

Ride The Elevator
ヒューマクラッケンのスライドギターがかっこいいレトロなのにモダンなミディアムナンバー。クラリネットソロが入るのが面白いです。

Something So Right
リチャードティーのまろやかなエレピがとにかく最高な一曲。なんとなくスタッフを意識したような演奏でとてもいいです。

Never Letting Go
スティーブビショップのカバー。フィルウッズのサックスが言葉が思いつかないくらい最高です。

We’re Children
ケニーロギンスとのデュエットナンバー。ウィルリーの重量級ベースとマイケルのサックスがかっこいいです。

The Midle Of Night
レトロなタッチのバラードナンバー。粋なタッチのピアノとブルージーなスライドギターが印象的です。

Electra
ビートルズのメンバーのソロ作に入っていそうなパンチの効いたロックナンバー。

Garden Of Joy Blues
戦前から伝わるブルースナンバー。ズッシリとしたベースと柔らかいオルガンが印象的な素朴な曲です。