Cannonball Adderley quintet Mercy, Mercy, Mercy! (1966)

今日はキャノンボールアダレイのMercy, Mercy, Mercy! を紹介します。このアルバムは1966年リリースのライブ盤です(録音はシカゴのクラブとされていますが本当はキャピタルレコードのスタジオに客を入れて録音したようです。その理由はキャノンボールがシカゴのクラブの経営者と仲が良かったためクラブの宣伝にということらしい
です)

メンバー
キャノンボールアダレイ:サックス
ナットアダレイ:トランペット(またはコルネット)
ジョーザヴィヌル:ピアノ
ビクターガスキン:ベース
ロイマカーディ:ドラム

Fun
叩きつけるようなドラムとアダレイ兄弟のホーンがとても熱い曲。ジョーの軽やかなピアノもとてもノリが良く楽しいです。このナットの作曲です。

Games
これもナット作曲。歯切れのいいホーンとリーモーガンのサイドワインダー風のリズムがかっこいいソウルジャズです。(観客もノリノリです)

Mercy, Mercy, Mercy!
ジョー作曲で当時シングルの売り上げが80万枚を記録(売り上げについては良くわかりませんがジャズ界ではかなりすごいらしいです)した曲。ゴスペル風の高揚感ある曲調とジョーのファンキーなウーリッツァーがめちゃくちゃかっこいい曲です。

Sticks
キャノンボール作曲。レイチャールズのようなピアノと吹きまくるサックスがかっこいい曲。観客の拍手も楽器の一部に聴こえてきます。

Hipadelphia
ジョー作曲でタイトルはヒップとフィラデルフィアを組み合わせた造語(ソウルやヒップホップでも良く言われているフィラデルフィアがどんな街か気になります。)比較的普通のジャズっぽい曲調で観客も静かに聴いています。

Sack o’ woe
キャノンボール作曲。全員のソロが聴けますがどの楽器も熱くかっこいいです。(特にベースは目立たなかったのがもったいないぐらいグルーヴィです。)