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Milt Jackson Quintet. That’s The Way It Is(1969)

インパルス時代のミルトジャクソンの特徴としてベーシストのレイブラウンとの共同制作が挙げられます。2人とも器用でありながら根はブルースでありその演奏はソウルフルです。本作はそんな2人が自分に勝るとも劣らないソウルフルなミュージシャンをバックにしたライブ盤です。

メンバー
ミルトジャクソン:ヴァイブ
レイブラウン:ベース
テディエドワーズ:テナーサックス
モンティーアレキサンダー:ピアノ
ディックバーク:ドラム

Franky And Johny
まず初めにレイのベースがメロディを弾きそのままリズムに移るとサックスに交代します、3番手でようやくミルトのソロが入ります。レイのソロが長くリーダーはレイなのかミルトなのかわからなくなってきます。

Here’s That Rainy Day
1分近いモンティーとミルトのデュオから始まり少し遅れてレイが参加します。モンティーとミルトの息の合ったアドリブとテーマの入れ替わり立ち替わりの演奏が印象的です。

Wheelin’ And Dealin’
アップテンポのファンキーな曲。前曲ではお休みだったテディのスウィンギーで熱い演奏がかっこいいです。ミルトのソロを挟みモンティーのソロですがリズミカルに飛ばしまくる演奏がかっこいいです。

Blues In Bassment
スローテンポのブルースナンバー。スウィンギーではつらつとしたサックスが楽しいです。

Tenderly
始めはレイがソロでメロディとアドリブを弾きます。サックス以外のメンバーが演奏に参加しますがすぐにレイのソロに戻ります。最後の最後でピアノが短いフレーズを弾いて終わりです。

That’s The Way It Is
アーシーなブルースナンバー。ブルースピアノとアーシーなサックスがかっこいい一曲です。