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George Benson & Joe Farrell. S,T(1976)

今日はCTIのスターギタリストのジョージベンソンとRTFのマルチリード奏者ジョーファレルの共演盤を紹介します。アレンジャーはデイヴィッドマシューズ。ディスコやソウル風のアレンジを得意とする人でディスコ風の4つ打ちは好き嫌いが分かれそうですが本作ではディスコ色はなく、ほんのりファンキーなビートにジョージとジョーの美しいソロが乗っかるCTIらしい一枚です。(ジャケット写真に関してはもっといい写真があった気もします。ジョージはいい笑顔ですがジョーの目が閉じ気味でなんともいえない顔になっています。)

本作は未配信です。ジョーファレルのCTIからの作品はほぼ全てないうえにジョーが参加している他のミュージシャンの作品も未配信のものが多いです。権利の問題だと思われますがCDは何枚かでています。(レコード会社も過去に何度もCD化してかつ配信にあるアルバムをCD化するのもいいですが、できれば未CD化、未配信盤、プレミアがついてる希少盤をもっとCD化してほしいです。)

メンバー
ジョージベンソン:ギター
ジョーファレル:フルート、バスフルート、ソプラノサックス
ドングロルニック、ソニーブラボ(5):ピアノ
ウィルリー、ゲイリーキング(5):ベース
アンディーニューマーク:ドラム(5以外)
エリックゲイル(1、3)、スティーブカーン(2、4):ギター
エディーダニエルズ、デヴィッドタファニ:フルート
ホセマレオ、マイケルコラザ、ニッキーマレロ:パーカッション
デイヴィッドマシューズ:作曲、アレンジ

Flute song
ファンキーながらもノビノビとしたフルートとギターのソロが美しいフュージョンナンバーです。(特に2人がユニゾンするところがいいです。)

Beyond the ozone
3人のフルートアンサンブルからジョーのソロ、ジョージのソロへと流れるように進んでいく曲。ウィルのファンキーなベースも曲の雰囲気を壊さない程度にファンキーで聞きごたえのある曲ですが、涼しい風に当たりながら昼寝する時のBGMにしたら心地良さそうです。

Camel hump
ファンキーなラテンナンバー。ジョーはフルートとサックスの両方でソロをとっていてどちらも聞きごたえのあります。

Rolling home
伸びやかなジョーのソロからジョージのソロへと続くパートがかっこいい曲。メロディは美しいですがリズムはファンキーでとてもかっこいいです。

Old devil moon
スタンダードナンバーで多くのミュージシャンがカバーしていますが個人的にはアニタオデイがオスカーピーターソンと吹き込んだバージョンが一番好きです。この曲のみ演奏メンバーが少し異なりゲイリーのゴリっとしたベースが印象的なラテン風の軽快なサウンドになっています。

実はこいつと同じ年のリリースだったりします。