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Johnnie Taylor Who’s making love (1968)

今日はジョニーテイラーのWho’s making loveを紹介します。ジョニーテイラーはサムクックが所属していたゴスペルグループのソウルスタラーズでリードボーカルを担当していましたが脱退し、1966年にスタックスは移籍。本作はその2年後の1968年にリリースされました。

LP付属のライナーとこの記事を書くためにネットでザッと調べたこれ以上の知識はないし、このアルバム以外のアルバム、曲は知りません。ではなぜこのアルバムを持っているのか。それはこんな経緯です
1アイズレーブラザーズのIt’s your thingにハマる
2ソウルジャズが好きになる
3 It’s your thingのルードナルドソンのバージョンにハマる
4同じアルバムに収録されているWho’s making loveにもハマる
5オリジナルがジョニーテイラーだと知る
6レコード屋で安く売っているのを発見。
どこから未知のいい曲に出会うか分からないものです。

メンバー

ジョニーテイラー:ボーカル
ブッカーT&MG’s:演奏
ドンデイヴィス、アルジャクソンjr:プロデュース
クレジットがないですがホーンはメンフィスホーンズ、キーボードが二台鳴ってる曲だとアイザックヘイズがいるのかも

曲紹介

who’s makin love?
頭からノリのいいジャンプナンバーです。ブッカーT&MG‘sとホーンのグルーヴィーで歯切れのいい演奏がかっこいいです!ウィルソンピケットが歌ったら似合いそう。

I’m not the same person
ブルージーなバラードです。もともとジョニーはこういう路線が18番だったみたいです。

Hold on this time
弦やホーンがスタックスらしくないナンバー。でもMG‘sの演奏とマッチしているので違和感はそんなにありません。

woman across the river
もろブルーススタイルの曲。A面だけでも様々なスタイルの曲がありますがどれも歌いこなしているのはさすがです。

Can’t trust your neighbor
この曲もブルージーなバラード。いい曲でも似た曲調の曲が続くと書くことが少なくなります…

Take care of your home work
この曲もwho’s makin love?スタイルのジャンプナンバー。小さめの音でフルートがちょっと入っているのがいいアクセントになってます。

I’m trying
スタックスのシンガーがモータウンの曲のカバーをした時みたいな曲調です。プロデューサーのドンデイヴィスはもともとデトロイト(モータウンにいたかは不明)で活動していた人らしいのでそれが理由かも。

Poor make a beliver
ジャジーなポップスみたいな演奏でジョニーも軽く歌ってます。イントロのピアノがかわいいです。

Payback hurts
これもモータウン風。テンプテーションが歌っても違和感無さそうです。どうでもいい話ですが英単語テストで「お釣り」が出た時Paybackと書いて、後になって本当の意味を知ってびっくりしました。

Mr. nobudy is somebody
ブルージーなバラードですがどこかポップさもあります。後半のコーラスはゴスペル風でもあります。

I’d rather drink mudy water
ジャジーなリズムのナンバー。ジョニーはラップを交えつつ軽く歌います。

Rumors
CD、配信バージョンに追加された曲です。ブルージーでボビーウォマックが好きそうな曲調です。

マイナーなアルバムですがサザンソウルが好きな人なら楽しめると思います。ソウルジャズが好きな人もタイトル曲だけはぜひ聴いてみてください。