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Carole King. Tapestry. (1971)

ソウルやフュージョンの曲でオリジナルがキャロルキングのものは大体このアルバムに収録されてます。また50sには裏方のソングライターとしても活動していました。なのでデモテイクを聴くくらいの感覚で聴きましたがジャズやソウルの要素のある完成度の高いSSWのアルバムでいい方に期待を裏切られました。スナップ写真のような素朴なジャケットやそこに写るかわいい猫も個人的には好きなポイントです。

メンバー
キャロルキング:キーボード、ボーカル、コーラス
カーティスアミー:バスフルート、ソプラノ、テナーサックス
メアリークレイトン、ジョニミッチェル:コーラス
ダニーコーチマー:ギター、コンガ、ボーカル
ラスカンケル:ドラム
ペリースタインバーグ:ベース
ジェームステイラー:ギター、ボーカル

I feel the earth move
ほんのりR&Bっぽいポップな曲。(ドクター)ロニースミスがKUDUからリリースしたママウェイラーに原曲の面影がほとんどないファンキー&ハードなバージョンが収録されてます。

So far away
スティールギターを使ったフォーキー&カントリー風の素朴な曲。クルセイダーズのメロディの良さを活かしたアーシーなバージョンもかっこいいです。

It’s too late
ほんのりラテンタッチのナンバー。とろけるようなギターやサックスのソロが印象的です。アイズレーは熱苦しく、アイザックヘイズはいつものあのサウンドでカバーしています。

Home again
暖かみのあるフォーキーな曲。寒くなってから聴くと落ち着きます。

Beautiful
リズムセクションがファンキーでかっこいい曲。

Way over yonder
ほんのり50sっぽいサウンドの曲。コーラスはジョニミッチェルだと思います。

You’ve got a frend 
多くのカバーのある代表曲の一つです。歌詞はジェームステイラーにあてたものらしいですがシンプルな演奏がその優しい歌詞を引き立てています。

Where you leed
跳ねるようなリズムがかっこいいアップテンポのポップな曲。

Will you still love me tomorrow
1960年にガールポップグループのシュレルズに提供した曲のセルフカバー。不安な恋心を歌った歌詞にあった淡々とした演奏が印象的です。

Smackwater Jack
陽気なシャッフルビートがかっこいい曲。(特にベースがグルーヴィで最高です。)歌詞の方はショットガンを持った強盗の歌というちょっと変わった内容です。クインシージョーンズは同名のアルバムでカバーしてボーカルまで披露してい

Tapestry
内省的な雰囲気の曲。ほどよく力強いボーカルが印象的です

Feel like a natural woman
アレサフランクリンに提供した曲のセルフカバー。ドゥーワップとゴスペルをミックスしたようなオリジナルに対してキャロルはピアノだけを伴奏に歌っています。女性歌手のカバーにいいものが多いですがロッドスチュワートのスマイラーに収録されているバージョンも個人的には好きです。ロッドというと80年代のスタイルやゴシップのせいでチャラいイメージがありますがこういう歌詞の歌を歌っているとちょっとイメージが変わります。

ここからはボーナストラックです。

Out in the cold
50sのロックンロールとラテンをミックスしたリズムが楽しいポップな曲。

Smackwater Jack (Live)
ピアノだけの演奏でロックンロールっぽいアレンジで歌っています。