Albert king. I wanna get funky (1974)
今日はアルバートキングの74年のアルバムを紹介します。アルバートというとブルースのすごい人らしいですがブルースにはそこまで詳しくないのでスタックスからリリースしたソウル、ファンク色の強いアルバムしか聴いたことはないです。メンバーはバーケイズ、アイザックヘイズのバックバンドのムーブメント、メンフィスホーンズという豪華すぎる組み合わせです。いかにもセッション中のワンショットといった感じのジャケットもかっこいいです。
I wanna get funky
ブルースとファンクをミックスしたようなまったりとした曲。
Playing on me
スパッスパッという擬音語がぴったりのリズム、タイトでグルーヴィなベースライン。最高です。
Walking the back streets and
ファンクやソウル味の薄い直球のブルース。あまりブルースは聴いてないですがたまに聴くといい音楽だなと思います。歯切れのいいホーンもかっこいいです。
‘Til my back ain’t got no bone
ブルージーなファンク。アイザックヘイズっぽさがあるのできっとムーブメントが伴奏しているはず。
Flat tire
アイザックヘイズの曲のようなワウギターとホーン、ベースがめちゃくちゃファンキーな曲。アルバートのギターを除けばブルース要素はほぼ皆無です。
I can’t hear nothing but the blues
アイザックヘイズがブルースをしたらこんな曲になりそうです(アルバートも少しアイザックに声を寄せてる気がします)
Travelin’ man
サム&デイブの曲みたいな演奏です。60sのスタックスのソウルに1番近い曲調です。
Crosscut saw
ジョニーテイラー風のジャンプナンバー。後半のベースラインとアフリカっぽいドラムがめちゃくちゃかっこいいです。
That’ what the blues is all about
最後は比較的ストレートなブルース。(とはいえリズムやホーンはめちゃくちゃソウルです)
ブルースファンやロックが好きでブルースも聴いている人はこれはブルースじゃないと思うかもしれませんが僕のようなソウル、ファンク好きからしたらこんなおいしいブルースはないです!またアイザックヘイズ味の強い曲では彼のバックバンドのムーブメントがいかにあのサウンド作りに貢献していたかがよく分かります。