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弓手研平展 還るべき幸せ season2

イベント盛りだくさんの2週目

初日、2日目を盛況で終え、盛りだくさんのイベントを控えた弓手先生・・
恒例のライブドローイングに向けてスケッチ取材の旅に出かけられました。

スケッチ取材の旅 『鎌倉~箱根~伊豆』

今回は鎌倉~箱根~伊豆の5日間・・
縄文時代の次は鎌倉時代?!・・と思わせる旅路・・どんな旅をされてきたのでしょうか。
初日はあいにくの大雨予報・・どしゃ降りとはならなったようですが、雨の鎌倉を描く場所は・・やっぱり!ココ!

鎌倉大仏殿高徳院

描いた角度は・・なんと!

鎌倉大仏 雨


あらためて感じる・・大きな背中・・

次に向かうは・・

鎌倉、江ノ電 雨
雨に濡れる江ノ電
紫陽花の蕾が・・あと少し・・

2日目からはお天気に恵まれ、心も筆も躍ったご様子・・

うっすら雪を纏った富士山は絵になります
箱根、大観山より富士と芦ノ湖
絵になりますね・・弓手先生と富士山
弓手先生を撮っているのでしょうか?!
逆光の駿河湾と富士を望む

ここで生まれた作品・・空気が変わる様子を感じませんか。
描く時間で景色が変わる富士山周辺・・それもまた魅力・・
その魅力を描いたこの一枚はまるでこの場に居るかのようです。

夕刻の景色
絵に描いたような夕陽に照らされた富士山・・離れがたいご様子

3日目からは海を感じに・・

高台から臨む富士山、ヨットハーバーを構図に入れて
沼津より駿河湾の富士
哀愁漂う没頭する後姿
沼津、駿河湾より富士
棚田にて・・弓手先生を探せ・・
棚田の風景・・新調された茅葺屋根がより引き立ててくれました
西伊豆、水張の石部の棚田
駿河湾に浮かぶ夫婦岩(牛着岩)と富士
またも没頭・・
西伊豆、雲見海岸より荒波と富士
またまた没頭・・
山と海・・その奥にうっすらと浮かぶ富士山
西伊豆・石部の棚田、駿河湾と富士山

持ち帰られた作品は全て額装し、ギャラリーに展示・・
少々盛りだくさんになりましたが、見る方々に富士山周辺の空気を感じていただける空間となりました。

ライブドローイング

5/19(日)14:00スタート 16:00終了予定でしたが・・
個展開催期間中の恒例イベントとなったライブドローイング。
5日間のスケッチ取材からイメージしたモチーフを短時間でエネルギッシュに描き始めました。

スタートは映像と共に・・
構図イメージを画面に落とし始める
先生が話す横で手際よくドライヤーを操るスタッフCさん
ピンクの絵具は魔法の色
富士山でしょうか・・マスキングテープが貼られ、その上から絵具をモリモリ
色んな色が重なり合っている様子が見えます
ハッとするような鮮やかな黄色と紫
嵐の前の静けさ・・?!
あ~~・・そんなこと・・(;゚Д゚)
アッという間に画面は真っ黒(墨汁)

この黒が弓手式ドローイングの大きな特徴・・
アッという間に塩を撒かれ・・

塩を撒いた後の画面
うっすら下の色が浮かび上がっているのが分かると思います。
ドライヤーを用いて更に乾燥させる先生
塩を掃った後、更に描いていきます
そろそろ・・完成?!
エネルギーを使い果たされたご様子の弓手先生と渾身の一枚
完成した作品に皆さまからの称賛・・嬉しい笑顔

約2時間半をかけ出来上がった作品は夕刻の幻想的な風景を思い出しながら描かれたそう・・
スケッチ旅行で仕上げられた作品とは違い、抽象要素を加えたように感じられるこの作品は、黄色と白の生き生きとした筆跡が印象強い一枚となりました。
夕刻になると空気の流れが変わる富士山周辺の独特な空気感と今回旅した道中に感じてきた想いが混ざり合い、幻想的な世界を描き出したのだと思います。

駿河湾と富士、夕陽幻想

「縄文にハマってます」から始まったこの会期、「天国を描いているのかもしれない・・」と語った先は・・
現実と幻想・・私たちを取り巻く宇宙へと向かっているのかもしれませんね。これからの弓手作品がますます楽しみになってきました。

盛りだくさんのこの会期では、町とコラボした2つのイベントがありました。これはまた後日・・ご紹介することにしたいと思います。

STAFF A




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