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#3. ライティング力を磨くコツ その2 「専門ジャンルを作る」

 
Webライターとして活躍する上で「読みやすくわかりやすい文章が書けること」はもちろん大切です。
ですが、「そのライターが、どんなジャンルの記事を書けるのか」も実は重要なポイントだったりします。

ライターの専門ジャンルが分かっていると、「このジャンルの記事なら◯◯さん」という形で、仕事を依頼しやすいからです。
なので、経験上、専門ジャンルのあるライターは強いなと思います。

ちなみに、専門ジャンルがあると、そのジャンルに詳しいからこそ書けることがあったり、そのジャンルに書き慣れている分、原稿を速くスムーズに書ける等、さまざまなメリットもあります。

Webライターを目指している方のなかには、書きたいジャンルやテーマが明確に決まっている方もいると思いますが、「何か書きたいけれど、得意ジャンルと呼べるものがない」という方もいるはずです。

ということで、今回は、専門ジャンルを作るにはどうすると良いのか、について、私なりに考えたことをご紹介します。

得意ジャンル・専門ジャンルを作るポイントは、
「書き続けること」×「インプット」

まず、「このジャンルに詳しくなりたい!」と思ったら、とにかくそのジャンルの記事を定期的に書き続けることです。
はじめは、なかなか思うように書けなかったり、調べるのに時間がかかったりすると思いますが、回を重ねるごとに、だんだんコツが掴めて、スムーズに書けるようになってきます。なので、1、2回であきらめないことが大切です。

ちなみに私は、仕事で住宅ローン関連の記事をよく書いたりするのですが、はじめて住宅ローン関連の事を書いたときは、住宅ローンを組んだこともなければ、「住宅ローン」という言葉を聞いたことがある程度の状態。情報を調べてもちんぷんかんぷんで、住宅ローンについて書いた最初の記事は、編集長がほぼほぼ書き直す…というものでした。
ですが、毎月1本ペースで住宅ローン関連の記事を書き続けているうちに、少しずつサービスの特徴が見えてきたり、理解が深まったりして、だんだんスムーズに書けるようになり、今に至っています。
(多分これまでに50本以上、住宅ローン関連の記事を書いていると思います。)

最初のうちは、時間をかけて書いた割には修正箇所が多かったりして、ショックを受ける…といったこともあるかもしれませんが、そこでめげずに、定期的にそのジャンルの原稿を書き続けることがポイントです。

そして、そのジャンルの情報をインプットすることも欠かせません。
私はインプットとして、なるべく本を読むようにしています。
1つのジャンルにつき20冊読めば、かなり知識が身につけられると何かで読んだことがあるので、「このジャンルは絶対極めたい」というものがある場合は、20冊が一つの目安ですかね。

加えて、雑誌からのインプットも重要です。雑誌の場合、本と比べると得られる情報はやや浅く広くになりますが、最新情報が紹介されているケースが多いので、トレンドを押さえるのにピッタリ。また、図や写真などを用いてわかりやすく解説されているケースが多いのも魅力です。

あとは、一歩踏み込んだインプットとして、
「関連資格の取得」や「サービスや商品の体験」もおすすめ。

資格の勉強をすれば、より専門的な知識が身につけられます。さらに、資格を持っていることで、著者情報に記載でき、ライター自身や記事への信頼感アップにつながるメリットもあります。

また、そのジャンルに関連するサービスや商品を実際に利用してみるのも方法(※無料体験含む)。
実際にサービスを利用したからこその情報には、大きな価値があります。
サービス利用(体験)を通してレビュー記事を書き、そこから特徴やメリット・デメリットを書いて内容を掘り下げたり、似たサービスと比較するなどして、専門ジャンルを作っていくのもおすすめです。


得意ジャンル・専門ジャンルがあると、ライターとしてのアピールポイントになりますし、原稿を書くのも楽しくなるはずです。

とはいうものの、そもそもどのジャンルが自分に合っているかわからない…という方もいるかもしれません。そうした場合は、自分の興味のあるジャンルや気になるジャンルで、まず数本書いてみるのがおすすめです。
その際、1本書いたでけで「難しい→自分に合ってない」と判断するのではなく、数本書いてみて「もう少しこのジャンルで書いてみたい」「もっとこのジャンルを深く知ってみたい」と思ったら、そこを掘り下げていくと良いのかな、と思います。

あと欲を言えば、得意ジャンルや専門ジャンルは1つではなく、複数あると、なお良しだったりします。
得意ジャンルや専門ジャンルが多ければ、その分、書ける原稿の種類も多くなり、結果として、仕事の幅も広がるからです。

得意ジャンル・専門ジャンルを作りたいと思っている方は、ぜひ、参考にしてみてください。

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