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#5.ライティング力を磨くコツ その4「文章力を上げるために日々意識していること」

とあるWebライターの仕事の裏側を紹介する連載「Webライターの舞台裏」も5回目となりました。
ちなみに、こちらの連載は月1回(~2回)ペースでの更新だったりします。もう少し続く予定なので、どうぞよろしくお願いします。

さて今回は、ライティング力を磨くコツということで、ライティングスキルを伸ばすために、私が日頃から意識していることをご紹介します。

私がライティングスキルを伸ばす上で大切にしているのは、大きく以下の3点です。

①意識的にインプットとアウトプットを行う
②考える癖をつける
③いろいろなことに興味・関心を持つ

順番に説明していきますね。

①意識的にインプットとアウトプットを行う

ライティングスキルを伸ばすために、意識的にインプットとアウトプットを行うようにしています。というのも、インプットしたものをライターのフィルターを通してアウトプットしたものが、原稿に反映されるからです

で、私の主なインプット方法は読書。ジャンルは問わず、本や雑誌(私の場合は本が主)をできるだけ読むようにしています。その理由は、特に本や雑誌の場合は、編集や校閲が入っているため、 構成や文章がしっかりしていて、良質なインプットができるからです。 (※新聞も有効)

ちなみに、本を読むときは、ただ本を読むのではなく、以下のことをしています。

(1)気になった箇所や、いいなと思った部分に付箋を貼る

(2)その本を読み終えた後、付箋を貼った箇所を見直して、やっぱりいいなと思った部分をノートに書き写す
※書き写す箇所が長い場合は要約することも。また、感想やコメントなどがあれば、それも書いておきます。あと、書き写した箇所のページも記載。
※書き写した後は、貼っていた付箋ははがします。

(3)1か月後くらいに(2)の文章を読み返し、「すごく気に入った」と感じるものがあれば、蛍光ペンを引く

(2)に関しては箇条書きを採用。マインドマップのようにまとめていた時期もあったのですが、視覚的に満足してしまうのと、読み返すときにやや読みにくかったので、現在は、箇条書きスタイルに落ち着いています。


本を読むこともそうですが、資格の勉強をしたり、映画を見たり、美術館に行ったりと、何かしらの知識を頭の中に入れたり、いろいろなものを見たり、聞いたりすることは、すべてインプットになると思っています。
なので、何かを学ぼうとする姿勢や、気になったものについて調べて見る・見に行って見る…といった好奇心がまず大切かもしれません

一方、アウトプットに関しては、私の場合、このnoteの場だったり、会社での勉強会の企画考案だったりします。

以前は、仕事で原稿を散々書いている(→アウトプットをしている)から…と、どちらかと言うと、インプット重視で考えていました。

なのですが、仕事で書く原稿はある程度ジャンルが決まっているので、
「もう少し文章表現の幅を広げたい」
「もっといろんなことを書けるようになりたい」
「インプットしたものを何か形にできれば…」
と考えるようになり、また、「書かないと、書けるようにならない」と感じることもあって、ここ最近はインプットと同じくらいアウトプットも大切にしています。
インプットとアウトプット…どちらかに偏りすぎないことがポイントかな、と思います。

②考える癖をつける

良い文章を書く上で、テクニック的な部分ももちろん大切なのですが、「考えること」もすごく大切だと感じます。考える力がないと、自分が伝えたいことや収集した情報を整理して、わかりやすくまとめることができないからです
また、自分独自の切り口で記事を書いたり、効率よく原稿を書くために作業効率を図る場合も、考える力がポイントになります。

考える力…いや、正確には、考えて行動する力(考えてそれを形にする力)ですかね。
(そして、あくまで私の経験則ですが、「考える力」があれば、大体のことは切り抜けられるように思います。)

ちなみに私は、ライターとして働き始めた当初、考えるのが苦手でした。というよりも、そもそもあまり考えていなかった気がします。当時は、「もう少し考えてから質問して」とよく言われていました。
(ひょっとしたら、今でも考えるのが足りていない部分もあるかもですが…)

そういったこともあり、考える癖をつけること、考えようとすることを意識しています。
すぐに考える力をつけるのは難しくても、少しずつでも何かを考えるようにすれば、だんだんと考える力が付く(思考が深まっていく)…と信じて。
なので、何かに対して、(何が正解なのかとかは考えず)まず自分なりに考えてみたり、自分なりの意見を持つようにしています

③いろいろなことに興味・関心を持つ

ライターといっても、決められたテーマに沿って文章を書くだけではありません。自分から企画を出す機会も多いです。

なので、必要に応じて、できるだけ実現可能な企画を提案できるよう、日頃からいろいろなことにアンテナを張り、興味・関心を持つように心がけています。また、できているかは別として、視野を広げようとしたり、トレンドをキャッチすることも意識します。

ただ、最近思ったのですが、私の場合、気持ちに余裕がないと、今一つ良い情報がキャッチできない気が…。
ということで、タスクが山積みで気持ちがいっぱいいっぱいにならないよう、時間管理やスケジュール管理をできる範囲できちんと行うことも大切にしています。

と、私がライティングスキルを伸ばすために大切にしていることを書いてみました。

図(?)にまとめるとこんな感じでしょうか。
文章を書いていて、「こんな流れだよな~」と思ったのでまとめてみました。ちなみに、上記の①~③の順番と、図のSTEP1~4は特に対応していませんので悪しからず。

あとは、間接的なことになりますが、「いかに良いコンディションで原稿を書けるか」も大切にしています。寝不足だったり、頭が痛かったりすると、「良い記事を書こう!」という以前に、「とりあえず、書ききれればいい!」という感じになってしまうので。


ということで、今回はこの辺で。
何か一つでも、参考にできる情報があったら嬉しいです。

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