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画像生成AIでマンガは作れるか? 過去に描いた漫画で実験してみた

昨年(特に前半)は生成AIから意図的に距離を置こうとしていました。
今年は、画像生成AI にがっつり取り組んでみようと思い、正月からMidjourney を駆使してます。

一枚絵ならだいぶ狙い通りの絵を出せるようになってきので、
ここらで漫画作りに挑戦してみよう!と思い立ちました。

ザ・画像生成AIな感じのきれいめイラストは、一見すごそうに見えますが、意外と簡単に出せます。
難しいのは、素朴な味わいのイラストでキャラクターの統一感を出すことです。

そこで、過去に作った手描き漫画

に近づけることを目指してみました。


■画像生成AIで作ってみた漫画「ショーイチくん」

・・・という感じです。

こんなシンプルな漫画でも、想定よりはるかに時間がかかりました。

キャラの同一性を保ったまま、狙い通りのポーズや表情を作るのが本当に難しい!

元々の手書き漫画は、(漫画としての出来栄えはさておき)
脱力具合が主人公の抜けっぷりと合っていて、悪くないバランスが取れていたと思います。
その手の空気感を画像生成AIで作り出していくことは、相当厳しいです。

■画像生成AIはこの先、漫画に使えるか?

そうした空気感のバランスこそが漫画家さんの個性であり、作品の世界観を創り出す重要な要素でもあります。
その点から考えていくと、画像生成AIが一線で活躍する漫画家さんの域に達するには、まだそれなりの時間を要すると思われます。

現時点では、漫画制作での画像生成AI 活用は違うアプローチにしたほうがよさそうな気がしています。

とは言うものの、
今年後半には今よりかなり進歩していることでしょう。

大きな変化が見られた時点で、改めて、
同じ作品を画像生成AIでどんなふうにバージョンアップできるのか?
ということに挑戦してみるのも興味深いかもしれません。

数年のうちには、元の手書き漫画をAIに読み込ませれば一瞬で、
一線で活躍する漫画家さんのテイストに描き換えて、
そのまんま公開できる状態で出力してくれる、
といった状態になっていることもありえるでしょう。

そうしたテクノロジーの激流を肌身で感じるためには、
自身が実践していくことが一番。

今年はあらゆる局面で画像生成AIを使いこなしていけたらと思っています。


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