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ビジネス

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ビジネス展望やビジネスモデルなどについて
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2020年6月の記事一覧

「毎日出勤で強制的にコミュニティ発生」こそが会社のパワーの源泉”だった”

「毎日出勤」というしきたりによって、 強制的に一箇所にコミュニティを発生させていたのが、 会社という組織形態 なんだな、と最近つくづく感じています。 とりわけ、出版社のような、 装置を持つわけでもなく、 商品制作の大部分をアウトソーシングしている 会社は、その機能こそが肝なのだと思います。 ■出版社の財産はオフィスに固着しているのかもしれない「出版社の財産とは何か」 という問いは、以前からよく挙がっていました。 出版社は、漫画が描けるわけでも写真を撮れるわけでもデザイン

書店はなぜ儲からないのか? 〜「リピーター不在」ビジネスからの脱却

書店は、色々と試行錯誤しているのに、 そもそも儲からないのはなぜなのか? そんな質問を友人から投げかけられました。 非常に興味深いテーマです。 さまざまな理由が浮かぶと思いますが、 私の答えは明確です。 商品にリピーターが存在しないから、 です。 (注:この記事は書店、出版のビジネス構造を分析するために書いています。 「書店は儲かるからやっているのではない。出版社の人間がそんなこともわからんのか」みたいな見当違いな批判はご勘弁くださいませ) ■本には「同一商品複数

気になった記事メモ: 世界最大の映画チェーンamazonへ身売り?、中国の絵本市場

ここ最近で気になった記事をピックアップして、 コメントを記していきます。 ■世界最大の映画館チェーンAMCが、アマゾンへの身売り交渉世界最大の映画館チェーンAMCが、アマゾンへの身売り交渉をしている、とのこと。 まだ憶測の域を出ないようですが、 <クリエーターにとっては、制作した映画をクラウドに乗せると同時に、 自動的に欧州の映画館244カ所2200スクリーンと米国の映画館661カ所8200スクリーンで上映できる>可能性が出てくる、 というのは大きい。 AMCの時価総額