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Oculus Questで運動するには何が一番いいのか調べてみた

え、まだOculus Quest使ったあとにプロテイン飲んでないんですか!!?

どうも。
最近の外出自粛によって運動不足になっている方、多いのではないでしょうか。そんな方々のために、Oculus Questで出来る運動について自分の体を使って調べてみました。

万が一、未だにOculus Quest持ってないという人はさっさと買って下さい

さて今回やってみたのは、体を動かしそうなアプリをいくつか落としてきて実際に30分間プレイし、消費カロリーを測定するというものです。消費カロリーと、運動強度やゲーム自体の出来などから、最後におすすめを選んでいきたいと思います。

カロリー測定アプリ「YUR」

本題に入る前に。
今回カロリーを測定するのには「YUR」というアプリを使いました。

YURはOculus Questを使っている間の消費カロリーを常に計測してくれるというアプリで、計測してくれるだけでなく、見やすいダッシュボードや履歴の表示などの機能がある超優秀なサービスです。

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こんな感じでOculus Questを使った活動履歴が見れます。Oculus Questを使って運動をしようという人は必ず入れるべきアプリです。
ちょっと面倒なのが、こちら、公式のOculus StoreではなくSideQuestというサービス経由でインストールする必要があります。本題じゃないのでやり方は割愛しますが、こちらのページからインストールできますので試してみて下さい。

カロリー測ってみた

さて、本題です。体を動かしそうなアプリをいくつか選んで、30分プレイし、YURを使ってカロリー消費を測ってみました。

無題のプレゼンテーション (1)

比較のため、2週間で10キロ痩せるダンスとして昨年流行ったHandClapを30分やってみた(YouTubeアプリで30分間再生しつつQuestを被ったまま踊った)場合と、あまり体を動かさないアプリ(ここではVacation Simulator)での消費カロリーを載せてあります。
HandClap最強!みたいな結果になってしまったのですが、HandClapを30分間も踊り続けるは精神的に結構つらくて多分続かないので、あくまでこれは比較のためだと思って下さい。

では、かんたんにそれぞれのアプリについて紹介と感想を。

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The Thill of the Fight - おめシスが過去にVRで出来る運動ゲーで一番つらいと言っていたゲームです。これ以外のゲームは音ゲー的な要素がありますが、こちらはただひたすら敵を殴るゲームです。
正直、めちゃくちゃ疲れます。ペースが決まっている音ゲーと違って、自分の力が続く限り殴り続けるため、開始3分くらいで限界が来ます。敵が序盤でもかなり強いので、全く手を抜けません。ラウンドごとに休憩時間があるので、それをどの程度とるのかで消費カロリーが決まります。今回は大体毎回30秒くらい休憩を取りました。休憩中は毎回Oculus Questについた汗を拭いていました。
運動ゲーとしてはかなり良いのですが、翌日の筋肉痛がひどく、数日間引きずりました。有酸素運動として日々続けるには正直運動強度高すぎる印象です。
てか30分とかやるゲームじゃない。5分くらいで1試合やってやめるゲーム。

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BOX VR - 完全にフィットネス目的のゲームです。知る限り、Oculus Questで出ているゲームでフィットネスに完全に特化しているゲームはこれだけです(他にあればぜひ教えて下さい)。BOX VRの素晴らしいのは、他のゲームと違って最初から「xx分クラス」みたいなのが多数用意されているため、例えば30分運動しようと思ったら30分クラスを選べばあとはひたすら運動に集中できる点です。他の音ゲーだと3分くらいの曲をやっては曲選択をして…みたいなことが必要なので、これはかなり楽。

また、フィットネス専門アプリなのでプレイ中にコンボ数などに加えて消費カロリーが表示されるのもとても良い。ゲームスタイルは音ゲーですが、途中で失敗なども無く、コンボやスコアよりも消費カロリーが多いことを目指すゲームです。

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Audio Trip - かなりフィットネスを意識した音ゲー。昨年10月にPC向けにリリースされた際には、「平均的な性行為の約2倍のカロリーを消費する」という売り文句で話題になりました。Oculus Questでは今年5月に配信開始したばかりです。
ゲームとしては、避ける要素が多い譜面になっているため、両手しか動かさないことが多い他の音ゲーと違ってかなり全身運動になります。左右に振られまくるところとかHMD吹っ飛ぶんじゃないかという勢いです。1曲が5分程度と若干長めの譜面が多いのも特徴。
ゲーム自体難しめなのですが、慣れればかなりの運動量になりそう。ちなみに音ゲーのギミックとしては、PCVRなどでリリースされているAirtoneに似ている印象を受けました(関係ないけどAirtoneすごい好きなのでQuestでも出て欲しい…)

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OhShape - 全身を使った音ゲーという感じのゲームで、前から迫ってくる壁に空いた穴の形に合わせて、体を動かします。慣れるまでかなりむずい。たぶん慣れてもむずい。うまくなってきて最上級とかクリアできるようになったらかなり運動量が多くなりそうな予感はありますが、そこまでいくのが大変そうです。

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Pistol Whip - 伝わるかわかりませんが、スピード早めのSUPERHOTっていう感じです。どんどん現れる敵を銃で撃ちつつ、弾丸を避けつつ、壁を避けつつ曲のクリアを目指す音ゲー。弾丸を避けるのがかなり運動になるのですが、こちらもなかなかに難しいので、運動になる以前に死んでしまう感じがあります。
消費カロリーはボクシング系に比べると低いですが、ゲーム自体はかなり面白いので、運動目的ではなく純粋にゲームとして遊んでいるうちに運動になってた!という感じで遊んでみるのが良いかもしれません。

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BeatSaber - みんな大好きBeatSaber。今更説明の必要はないかもしれませんが、音楽に合わせて飛んでくる箱をライトセーバー的な剣でばっさばっさと切っていく音ゲーです。多少かがむ場面はあるものの、基本的には上半身、腕だけを動かすゲームなので、他と比べるとカロリー消費は低め。今回はExpertを30分やり続けてカロリーを測りましたが、もっと上級だとカロリー消費も増えるかも。
最近フィットネス用の曲が増えたとのことですが、こちらは未調査です。今度やってみます。)

おすすめは「BOX VR」

さて、いろいろとやってみましたが、結局の所おすすめはBOX VRです。
消費カロリーの多さも良いところですが、やはりフィットネス用に作られているというのが最高で、特にプレイ中に消費カロリーが出る一曲ではなく長時間のコースを選択できるというのは、日課にすることを考えると超メリットです。プレイ途中での失敗による強制終了もないので、必ず設定した時間は運動できるというのも良い。
正直、ゲーム性は他のものと比べると低いですが、忘れてはいけません。これは遊びじゃないのです。運動なのです。比較するなら他のゲームではなくフィットネスクラブと比較しましょう。

とはいえ、こればかり毎日やっても飽きてしまうので、いくつか試してみてお気に入りのものを適当に切り替えながら遊んでいくのがよいかと思います。大事なのは続けることです。

Oculus Questで運動するために必要なもの

私がOculus Questで運動をはじめてから購入したものを紹介します。

ひとつめは、シリコンカバー。

VRで運動することを考えたら、確実にあったほうが良い一品です。Amazonで「Oculus Quest シリコンカバー」と検索するとたくさん出てくるので、大体どれでも良いと思います。色もいくつかあるようです。

運動すると汗をかなりかくわけですが、デフォルトのOculus Questの顔につく部分はスポンジになっていて、めちゃくちゃ汗を吸い取ります。これの手入れがめんどくさくて、放っておくとすぐに異臭を発するようになります。私は、以前はたまに取り外して手洗いしたりしていたのですが、それがめんどくさくなってこのカバーを買いました。これなら、運動後にさっと拭くだけでOKなので、簡単です。

ふたつめは、ウェイトグローブ

これは正直なくても全然構わないのですが、ただ身体を動かすだけでは強度が足りないなぁと思う方にはおすすめです。
以前、私も家にあった普通のリストウェイトをつけてBeatSaberしたりしていたのですが、通常の手首につけるタイプのリストウェイトはプレイ中ずれてかなり邪魔という問題があり、使わなくなりました。しばらくしてたまたまネットでこちらを見つけたのですが、グローブタイプなのでずれることもなく快適に使えます。
実際、片手0.5kg程度でもこれをつけてBOX VRを30分くらいやると腕が上がらなくなるので、運動強度を上げたい方にはおすすめです。

以上です。
みなさんも一緒にVRマッチョ目指していきましょう!

おしまい。



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