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キャラメルボックス始動!!

先日。『容疑者Xの献身』の記事をアップした翌日、演劇集団キャラメルボックス活動再開!というニュースが飛び込んだ。なんというタイミング!
詳細は↓をチェックしてください〜〜

劇団公式webサイト「お知らせとお願い」

キャラメルが休止したのが2019年5月、まるっと2年前。
わー、もうそんなになるか〜! とびっくりしたけれども、キャラメルの活動していない世界ってのにもすっかり慣れている自分もいて、そっかそれでもまだ2年だったか〜なんて感じたりもする。

アタシが初めて舞台を見たのは1994年の『アローン・アゲイン』。
この話はここで何度もしたような気がするけど、こういう機会だし改めて振り返ってみてもいいかな。ごくサラッとね。
当時好きだった男の子が、アタシの誕生日に「どこに行きたい?」と言ってくれて、ふたりで当日券でみたのが最初。ちなみにその子とは現在音信不通(どうか元気でいてください・・・涙)

初キャラメルにふたりで滂沱し、西川くんの「虚無僧」最高!なんて言いながらどっぷりハマったわけ。今ほどネットが普及していない時代に2,3作ほど見逃したけど、以降は休止までの本公演はほぼ全部観てるはず。
2000年くらいまでの数年間が一番熱かったな〜〜
1999年の『TRUTH』は5回観た! 千秋楽は隣の中継会場だけど。全通するような人からすればちゃんちゃらおかしいほど少ない回数だけど、観たい演目が多いから普段リピしないアタシの中ではこれが最高回数なのだ。

キャラメルはエンタメの世界でいろんな革新的なことをしてくれたよね。
前売りと当日券が同じ値段なのにまず驚いたし、
JRと組んで新幹線内演劇「シアターエクスプレス」をやったり、
チケット予約システム「GON」を独自に開発したり、
託児サービスを導入したり、
クローズド・サーキット(今で言うライブビューイング)を始めたり、
QuickTimeとかRealPlayerで舞台を生中継したり。

今おもうといろいろとすごいな。
GONの開発の時、試験的に架空公演の予約受付やったりしたなあ。今でも『風邪を引く者』のチケットがどっかにあるはず。
独自のシステム「GON」は本当にありがたかった。回線が混雑しても、そのまま繋げておけば順番に処理してくれるから、こっちはただ待ってるだけでチケットが取れた。待ってる最中に「あと◯人」って表示されるから安心だったし。
なのにぴあと組んで「ぴあGON」になったら、普通のぴあと同じになっちゃったのが甚だ残念。

演劇の面白さをキャラメルボックスが教えてくれて、年間50本ほど観劇するような立派な?クラスタになったのです。まあ去年からはそうもいかない状況ですが。
劇団員の客演を観にいくうちに、キャラメル以外にたくさんの魅力的なカンパニーや役者さん、脚本家、演出家さんたちを知って、観たいものがどんどん増えちゃって。
近年は正直なところ原作ものじゃない新作に魅力を感じなくなってきていて、でもつまらないわけじゃないからと観続けてはいたんだけど。動員も減って公演回数も減って、勢いがないのは気付いていたけれど、やはり活動休止はショックだったなあ。
以前も経営が危なかったことがあって、その時は「やばい、助けて!」と言ってクーポン券的なものを販売→サポーターがみんなで買って切り抜けたという。懐かしいな。今回の危機の時は何にも言ってくれなかった。
お客さんが減ったならサンシャインじゃなくて、もっと小さいところでやってもよかったのでは・・・とか素人目線で勝手に考えたりしたっけなあ。衣装のパジャマが◯万円するって聞いた時は「え? それも私たちのチケット代から賄ってるんデスヨネ?」と、ひいてしまった。

あれ・・・「大好きなキャラメルボックス」と、その思い出について書こうと思ってたのに、なんか愚痴っぽくなっちゃった? 活動再開がめっちゃ嬉しくって自分でも意外なくらいだったんだけどな(汗)
まだ詳細は出てないけど、復活公演の『サンタクロースが歌ってくれた』はキャラメルボックスの代表作と言っていい人気作だし、復活一発目だから絶対にお客さんを呼べるはず。難しいのはその次の公演だよね。どうか無理のない、サスティナブルな運営を!(めちゃくちゃ心配してるだけかアタシ?)

とにもかくにも。エンタメ業界にはとりわけ厳しい状況の昨今、キャラメルボックス再始動のニュースは明るくうれしいニュース。
演劇関係者からはもちろん、各メディアや各界著名人のファンの方々、そして何よりサポーターさんたちが喜びに湧いているのを見て、うれしさがいや増すのです。ふわわ〜〜
今はただ、公演情報を正座待機! チケットとれますように!(跪いて祈る絵文字)



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