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『ブルージャイアント』観ました。

とても気になっていた『ブルージャイアント』
ようやく観てきました。

コミックは10巻持っていて
買ったままになっていた。
2月に公開されたのを知ってから
早いうちに観たいと思いつつ
時間がどんどん過ぎていって
今日は逃してはならぬ!と
前席のない2列目で観てきました。

直前に読み始めたものの、結局完読前に
読破ならずに映画観劇。
「音が聴こえてくる漫画」という
評判は知っていたが、
画を見て自分のアタマの中で
鳴らす音楽は人それぞれ。

「ピアノの森」のように大半がソロ演奏なら
ストーリーの中の演者が
発展途上のどの地点にいるのか
イメージしやすいと思うが、
ジャズのようにセッションで
即興性の高い音楽を
表現するのは難しいだろうな。。。
なんて考えていた。

でも、とても自然だったし、
何より、演奏のクオリティは最高。
加えて、演奏に合わせた映像の
表現のスケールが大きくて
最後のステージの演奏シーンは圧巻。
いや〜本当にすごかった!

ストーリーの進行に合わせて
登場人物の成長が巧妙に
画に表れていたところに
制作側の細部へのこだわりが見えたし
何かに取り憑かれたかのようにプレイする
演者の全身表現も、
リアルなライブのようだったし
なかなかライブの音楽を聴きに行けない
自分にとってとても貴重な体験だった。

実写ではなくアニメにこだわった
という点も大きい。
実写だと演奏シーンにどうしても無理が出る。
いくらいい演技でも、
所詮役者は演奏家ではないと思っているので
そんなシーンは目を閉じて
演奏に集中することがあるのだが
しっかりとした構成と表現力を持った
アニメなら
リアルを超えることもある。

実際には、上原ひろみさんをはじめとする
世界最高峰のプレーヤーの演奏と、
高揚感に包まれながらも
全ての音をひとつひとつクリアに聞き分け
観客の顔もはっきりと見えるような
ゾーンに入った情景の映像が
相乗効果を産み出して
ただただカッコよかった。
(ボキャブラリー貧弱💦)

この映画、ドルビーアドモスで
「おかわりジャイアント」決定!
帰宅してからApple Musicで
サントラを聴いたが
やっぱり大きなスクリーンを観ながら
聴きたい。

ブルージャイアントのもうひとつの物語
沢辺雪折をテーマにした「ピアノマン」は
Amazonで注文した。

我が家の電子ピアノ、
事情により倉庫に預けているが
早く取り返して仲直りしたい。。



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