【雛ちゃんメイズタワー】道連れバグ
この記事を開いていただきありがとうございます。
今回は大爆発バグとは異なり有用性は殆どないバグなのですが、ユーザーに不利益をもたらす可能性があるので個別記事にしておきます。
!この記事は雛ちゃんメイズタワーのネタバレが含まれています。
未クリアの方はご注意ください。
本記事は東方Project、及びISYの二次創作です。
※本記事の文章や画像は東方Projectの二次創作ガイドライン、及びサークルISYのガイドラインに従うよう心掛けていますが、問題がある場合は削除いたします。
↑製作者のリリース記事
DLリンク(Google Playストア)も掲載されています。
古い端末でないと対応していないことが多いため、現在遊ぶにはAndroidエミュレータ等を必要とすることが多いです。
1. バグ概要
まず、「道連れバグ」とは何かについてですが、ここではHP1の状態で「道連れ」の効果を受けた際に消滅処理が行われず、HP0のテシタが存在してしまう現象のことを指しています。
画像の通り、HPが0の味方(たわ城にとり)のテシタが戦闘不能になっていません。
大爆発バグと正反対の状態です。
戦闘不能と区別するため、本記事ではこのHP0状態のことをゴースト状態と呼ぶことにします。
ちなみに、この現象は敵・味方問わず発生する現象です。
この現象は5月頃には発見していたのですが、当時は特に仕様を深く調べていなかったので、調べるついでにここに書き残しておきます。
何かの役に立ったら幸いです。
2. バグの影響
軽く調べた感じ、バグによる影響は以下の通りです。
・テシタがゴースト状態になった際、行動順から除外されず、ゴースト状態の間も行動順が回ってくる。
・ゴースト状態のテシタは、単体対象の攻撃・回復・バフや、オーバーライド対象として選択できず、全体を対象とするスキルの対象として扱われない。
・ゴースト状態のテシタは、復活スキルの対象として選択できる。
また、復活した際に行動順が追加される処理は発生する。
・ゴースト状態のテシタが「決死の覚悟」などの効果で復活不可フラグを所持している場合、復活スキルの対象として選択できない。
・ゴースト状態のテシタがスキル「ヴァンプリッククロウ」などでHP回復効果を発生させた際、HP回復処理は行われる。
回復後は攻撃対象として扱われるなど、通常と同じ状態に戻る。
この際、復活スキルのように行動順が追加されることはない。
・ゴースト状態のテシタが「曇天」やゾンビ状態などの戦闘不能にならないスリップダメージを受けた際は、HP1で通常と同じ状態に戻る。
この際、復活スキルのように行動順が追加されることはない。
・ゴースト状態で戦闘が終了した場合、ロストは発生する。
また、「ロスト保険」や「身代わりにとりドール」といったチップの効果も発動する。
・勝利や全滅の処理は、ゴースト状態のテシタ以外が全て戦闘不能になった時点で行われる。(戦闘可能なテシタとして扱われない)
・ゴースト状態のテシタは火焔猫燐のUP「死体大好き」の対象として扱われる。
復活スキルなどでHP1以上になると対象から外れる。
また、ゴースト状態のテシタ一体に行動順が複数存在する場合も、UP対象としては1体のカウントとなる。
・八雲紫UP「幻想の主」などの戦闘不能になることで発動する効果は、ゴースト状態になった際は発動しない。
・ゴースト状態になった際は戦闘不能時のバフ・デバフが解除される効果が発生しない。
基本的にゴースト状態は戦闘不能と殆ど同一のものなので、この現象により詰むことはないと思います。
敵がゴースト状態になった場合も、それ以外の敵を倒せば問題なく戦闘は終えることができます。
また、味方がゴースト状態になった場合も、復活スキルの使用でロストを防げることは覚えておきましょう。
3. バグの回避
最も簡単な回避方法は「捕食」などの回復効果を発動させることです。
また、HPを高く保つ以外の方法でこのバグを回避することは難しいですが、ごく限定的な状況では発生を防ぐことができます。
具体的には、
・「道連れ」を持つ敵を倒すのに「大爆発」を使用し、使用者の残りHPが1
・「大爆発」使用者が「ド根性」を所持していて、その効果の発動回数が残っている
・「道連れ」を発動する敵が命中した対象の中で最初の敵である、かつそれ以降の相手が「道連れ」を発動しない
の3つの条件を満たすときです。
以下、具体的な仕組みの推測となります。
あくまで推測の域であるため、正確性に欠けることをご了承ください。
雛ちゃんメイズタワーの全体攻撃は一見同時に処理されているように見えますが、様々なスキルの処理順を見ると、実際には一体ごとに区切りが存在すると予想できます。
例として、以下の敵の編成(オニンギョウスイカ×2、カオノナイヒナ)での処理を考えてみます。
オニンギョウスイカは「道連れ」を所持しています。
ここで、「大爆発」を使用し、全員に命中したとすると
1.一体目のオニンギョウスイカの処理
2.二体目のオニンギョウスイカの処理
3.カオノナイヒナの処理
の大きく3つに処理が分かれており、順に行われます。
そして、「大爆発」の反動処理は、最初に命中した敵の処理で行われます。
この処理は、HPを見る限り敵の「道連れ」の後です。
よって、正確な処理順は
1.一体目のオニンギョウスイカの処理
敵の「道連れ」発動
「大爆発」の反動ダメージ
2.二体目のオニンギョウスイカの処理
敵の「道連れ」発動
3.カオノナイヒナの処理
の順で行われていると予想されます。
ここで、「大爆発」の発動で「ド根性」が発動した場合、耐える処理(HP1にする処理)は「大爆発」の後に挟まります。
よって、HP1のキャラ「大爆発」を使用した場合、実際に行われた各処理とHPの推移は以下のようになります。
1.一体目のオニンギョウスイカの処理
敵の「道連れ」発動(HP1→0) 道連れバグ発生
「大爆発」の反動ダメージ(HP0→0)
「ド根性」発動(HP0→1)
2.二体目のオニンギョウスイカの処理
敵の「道連れ」発動(HP1→0) 道連れバグ発生
3.カオノナイヒナの処理
このままでは2回目の道連れバグでHP0になってしまいます。なので二体目のオニンギョウスイカを予め倒しておく、酔い状態でmissする等で二体目の「道連れ」を発動させないことができれば、道連れバグ発生後も生存可能な状況を作りだせます。
この場合ロストも発生しません。
ちなみに、「道連れ」でHP0になることに対して「ド根性」は発動しないため、「大爆発」の反動を絡ませることは必須です。
また、「大爆発」の反動が1体目の処理で発生するため、2体目以降の敵が持つ「道連れ」の対策には使用できません。
このように超限定的な条件下ならHP回復効果を使わずとも道連れバグ発生時も生存できます。
長い上にどうでもいいね!
4. バグの利用
一応考えておきますが、活用方法はあまりありません。
このバグの最大の特徴は、
・ゴースト化で行動順が除外されない
・復活スキルによるゴースト状態解除で行動順が増加
だと思われます。
つまり、ゴースト化と復活の繰り返しで行動順が増えていきます。
上の画像は敵の「メガネ萃香」に対してゴースト化と復活を繰り返したものですが、見ての通り行動順に謎の空白が存在します。
これらは全て「メガネ萃香」の行動順で、行動順が1周するまでに9回の行動が存在します。
敵の行動順を増やすことで得をすることはあまりないでしょうが、一応このバグ特有の現象を見ることが可能です。
行動順の増加は味方も可能ですが、敵で「道連れ」を所持しているのは「オニンギョウスイカ」しか今のところ確認できていません。
そのため、使える範囲が非常に限定的です。
4. まとめ
「道連れ」を搭載することは稀でしょうし、発動条件も限定的なので基本的には遭遇することはないと思われます。
ですが、場合によっては事故に繋がることもあるバグです。
例えば、意図せず相手がゴースト状態になった場合、沈黙などのデバフを付与できなくなります。
また、怖いのが味方の「道連れ」で最後の敵をHP0にしてしまうことです。
こうなると、敵を全滅させた判定になり即座に戦闘が終了してしまうので、復活させる余地がありません。
「身代わりにとりドール」などのロスト対策系スキルを搭載していない場合、ロストは避けられないので注意が必要です。
道連れを使う際は気を付けましょう。
本記事は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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