オタク借金街道12 〜2020〜

今年
4月
緊急事態宣言。
居酒屋のバイトがなくなってしまった。
すぐにでも実家に帰りたかった。緊急帰省が注目される前に黙って帰ればよかったのだが、バッシングを恐れて帰れなかった。
最初のジャンルで知り合ったフォロワーとはもう疎遠だったが、働いているフリをしてイラストは夜にだけupした。
あまりにも頻繁にupするからバレていそうだが。

5月
なんとか生きていた。
イベント参加や課金をしなくなった分、浮いたお金が家賃になっている。
イベント参加2回分が家賃くらいだったので、収入はなくても家賃と光熱費の支払いはできていた。
3月に始めた新しいソシャゲの知り合いも増えていった。絵にも反応がたくさんあった。悔しい話、欲求は満たされていた。
半ばには居酒屋も復活したのだが、もちろんシフトは削られた。

6月
住民税と健康保険料の請求が来た。
10万円の給付もあったが、3月に親に借りたこともあり、送金した。
イベントの振替話が出ていたけれど全てキャンセルすることにした。
新しいジャンルは楽しかった。

7月
twitter上ではまだ、なんちゃって華やかな自分を演じている気がした。
一番最初に始めたソシャゲは辞めてしまったが、イラストはまだまだupしている。3月に始めたソシャゲでも漫画を描くと反応があることは楽しかった。ただ、twitterで映える写真をupすることは辞めた。
フォロワーと遊ぶ回数は3年前に比べるとかなり減った。東京へ引っ越して来たときに、こちらがパパ活のような状態でお金を出していたフォロワーは、就職と同時にジャンルを去っていった。
引越しのきっかけとなった仕事を紹介してくれたフォロワーも、もう別ジャンルへ移動して、最初のアカウントを消している。
所詮そんな繋がりなのだ。

8月
7月に思い切ってこの日記の抜粋を投稿してみた。
他にもオタクで借金に悩む人がいると知った。
少しでも情報共有できればと、ここまでながい文章をどかんと投稿してみた。
ここまで読んでくださった方、いるかわからないですけどありがとうございます。
ときどき修正や読みやすいように訂正などを加えていこうかと。



エピローグへ続く