You shouldn't love me never.

 下を向くとこぼれる。上を向くと流れる。どちらも悪なんかじゃないはずなのに、私は私を認められない。ほらまた、泣きそうだ。苦しいときと同じくらい嬉しいときにもちゃんと泣けていたら、この涙が溢れても私は可愛いままだった。

 私にだっていつか今日を思い出して泣ける日が来るといい。そのときは誰をみているのだろう。もう私の目に映らなくなったあなたは。何を瞳に映しているのだろう。もし百万が一その日私の目にあなたが映っていて、あなたも私を映していたとしたら、微かな祝杯を交わそう。それまでの時間とそこからの幸せや不幸に免じて。

 私の性格も顔もその他の不備も、掘ればたったひとつくらい出てくるかもしれないいいところも、あなたなら嫌わないでいてくれる。いつもありがとう。私をいつまでも絶対に愛さないで。

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