論理相対

 死にそうになったときにだけは生きていたい。多種あるコンテンツに未来や意味が不可欠だとしたら、ってそんなことを考えただけでどうしよう、死にそうになる。怖い、未来が怖い。価値のない今後がとても怖い。それなのに何一つ捨てられない。守れないのに。いやそれどころか、守られたいと思われてすらないのか。酷く滑稽だ。ムシャクシャはしない。ただ我武者羅に。なんて漢字で書くとあまり説得力がないね。強そうで。遮二無二に。ってなんだか巫山戯ているみたいだ。

 また懲りもせずに朝は来た。今日もまた動く、今日もまた回る。この目も映る景色も一緒に回る。ぐるぐるまわって、倒れそうになる。だけど座っているから倒れることもできない。吐きそうだけれど吐けるものも得ていない。

 これからもどうすることもできずに暮らす。生きる、数ある世界を永久に。どうしようもない呼吸を募らせて。苦しみが喜びになる日を想像しては嗚咽して。明日もどうせ朝は来る。それなのに割り切れない。どうしても酸素が足りない。苦しい。夜はもっと優しくしてくれたのに。

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