私用も仕様も

 自粛の自粛。そんな言葉ももうそろそろ巡りそうですね。こんばんは。

 昨夜、コロナを語る番組をみて何やら考えたり考えなかったり思いを馳せたりした訳ですが。
飲食店勤めの私は、先月からお暇なのです。読んで字の通り暇をしているのですが、引っ越しの準備をしたりもしています。暇をするというのは悪いことではなく、自分のペースで生きられるのは非常に有難いことです。時給患者ですけれど。

 さて、電車にも乗らず、コンビニの往復くらいで過ごしていた私が昨昼、新居の内見に行き、また、作夕、かかりつけの美容院に入り浸ったのは有名なお話。そして今日は、なんと、私用中の私用で出かけたのです。電車に乗って、乗り換えて。なんだか少しモヤモヤするような、しないような心もちで。

 その思いは打撲痕のようで、また、デート中前歯に付いたままだった青のりのようで。それでも、楽しいと感じることは、楽しいままらしいのです。それがたこ焼きに降りかかった鰹節のように、あの鈍痛のアクセントになったとしても。

 昼下がり、次の職場の上司にあたる女から電話があったものですから、頭痛薬を飲んで寝ていた私は、20分程経って掛け直しました。女は、現状確認をしてくれ、早く来たくなったら来てもいいよ。と言ってくれました。それも物腰柔らかに。私はなんとなくの返事をしました。それから出かけて今、帰路に至る訳ですが。

 さて、もうすぐ一人暮らしを始める私と世界の錯乱。緩い新生活と未知の疫病。日本の政治家の地に足の着いた模様。それはまるでビニールプールで足を涼む父のよう。
湿度と温度の高い今日。変えられないことと変えられること。譲りたくないこと、譲って貰った家電とソファーベッド。較べてばかりいても仕方がないから、一緒に幸せになりたいのです。なんて、唯夜に言うのでした。

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