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2人で、ひとり酒

先日、兄の様な存在の人が天に戻っていきました。

その人は聖職者で、いつも妹と言ってくれていました。

血は繋がらないけどファミリーソウルで、最後に会った時「同じ願いや想いを持つ仲間」としても生まれてきたよと教えてくれてくれました。

子どもの頃、お互い辛い環境の中で育ったり、人は好きだけどひとりの時間も好きで「吉田類の酒場放浪記の番組いいよね。」と笑いながら話した事をふと思い出します。

アドバイザーさんの1人に霊能力をお持ちの方がいて、先日訪ねた時聞いてみました。

聖職者でもあったし、様々なサポートをしていた人だったけど、急に天に戻ってしまったからと、今も生前心配していた方々をサポートしているそうです。

私は心配してないとの事で見守ってくれていて、よく言ってくれていた「頑張ってね。」のエールの言葉を霊能者さんは伝えてくれました。

昨日ヒーリングサロンを新しい場所に引っ越しました。

数日前、陰陽師の方が「亡くなられた方もお腹は空くので、御供物は食べてますよ。」とお話しされている番組を観ました。

引っ越しの日の夜は小さなビール2缶と、兄が好きだったチーズケーキを用意しました。

「魂のメモリにはカルマやトラウマも残るけど、喜び・笑い・分かち合った倖せな時間も残るんだよ。」と教えてくれた兄は、陽だまりの様なあたたかな時間を沢山残してくれました。

出逢って20年近くの間、私は何度か離れようとしたけど、糸を切らずにいつも向き合ってくれて今があります。

最後に会った日も変わらず笑い合えたこと、はじめての絵本をその日届けて「生まれたね。」と言いながら嬉しそうに読んでくれたこと、今は悲しいけど後悔がないのは兄のおかげだと感じています。

今のヒーリングサロンに引っ越しをした日に、昔通っていた焼鳥屋がすぐ近くにある事を思い出しました。

氣持ちが落ち着いたら、ひとり酒に行きたいと思います。


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