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初めての看取りを経験して


看護師となり約1ヶ月が経った頃、初めて患者さんを看取りました。


確か80代の女性だったと思います。

状態が悪くなり、血圧を上昇させる点滴を使用するも効果があったのは、数日のみ。

その後、呼吸状態が悪くなり酸素投与をするも、効果な無く…



そして私は、先輩看護師と一緒に看取りの場にいました。


この時私は、患者さんにとっての最期が迎えられるよう

ケアをしようと思いました。



話は変わり、看護師となり3年目のときです。


私は、看取りの場面にばかり遭遇しました。8時間の勤務の中で、2人の患者さんの看取りをしたこともありました。

「何で私ばっかり?」怖くなって、お祓いに行こうか迷ったことも。


そんな時に、看護学校の担任教官の話を思い出しました。

その教官も看取りが自分にばかり遭遇していたことがあったそうです。


でも、「患者さんは自分に看取って欲しいと思っている」と考えるようにしたそうです。

すると、看取りに遭遇しなくなったそうです。


私も「自分に看取って欲しい」そう思うようにしました。


なんと、看取りの遭遇がピタッと無くなりました。

なんだか寂しい気持ちにもなったり。


私は出産後、外来勤務もしくは老人施設で勤務していました。

約15年、看取りの場面に遭遇していません。

今後、病院などの現場で働く予定は未定。


複雑な気持ちの自分がいます。

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