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【まっしろ】〜人間分析・関係構築独自論〜

それでは第2章では構築法の種類や分析・構築ポイントについてお話ししていきます。

学生と社会人での違い

学生時代は趣味や部活動、自分に合うテンションだったり、日頃の言動などを分析して合う合わないを判断しつつ、分析だけでは測れない雰囲気のようなリズムのような一緒にいて心地が良かったりする部分も込みで関係を構築していきます。

しかし、社会人になると上司や部下と友達になるわけではないので、分析要素としては作業効率や作業温度を追加して、業務パートナーとして分析することが必要になります。
同期社員は友達にもなる可能性が高いので、学生時代の分析項目も要素として入れてもいいと思います。

作業効率はそのままの意味で誰がどのくらい効率よく業務が行えるか。
自分と比べて分析対象がどの位置にいるのかを判断します。

例えば、自分は1時間で10の仕事が出来るとします。
分析対象は1時間で30の仕事をしました。
この時対象は自分より3倍効率よく業務を行ったことになります。
その判断をすることで、誰に付いていくのがいいかの基準になります。

次に作業温度です。
作業温度とは、各業務に対してどのくらいの熱量で行っているかを分析します。

例えば、自分はAプランに10の熱量、Bプランに50の熱量を注げるとします。
分析対象はAプランに50、Bプランに10だとすると、自分と分析対象に熱量のすれ違いが起こり、お互いに理解し合えない可能性が高くなります。
逆に、Aプランに10、Bプランに50の対象がいれば波長の合う可能性が高くなります。

このように、作業効率と作業温度を見極めた上で自分が付いていきやすい対象や自分を高めてくれる対象を選ぶことが重要になります。

また、部下を分析する場合は「どんな言葉を掛ければ、どんなボーナスを与えるか」を確実に判断・理解することで、自分にとっていい部下悪い部下に変わります。

要素としては、
ポジティブ系or ネガティブ系
「すごい」「頑張ってるね」「よくやってくれているよ」「助かるよ」などはポジティブ系になります。
「まだまだだね」「もっと出来る」「そんなもんか?」などはネガティブ系になります。
どちらも決して嫌味ったらしく言ってはいけません。
柔らかい表情や明るい声色で賞賛・叱咤激励として行いましょう。

あとは、よく言えばボーナス。悪く言えば物で釣るということです。
コーヒーなどの飲み物やチョコレートなどの業務の切替にしやすいお菓子などを差し入れしたり、ある程度関係が構築出来ているのであれば、「これが終わったら飲みに行くか?」「○○(部下の名前)の行きたいお店連れていってやろう」などご褒美感覚も効果的です。
しかし、初対面だと飲みやご飯に誘われるのは部下から見てハードルが高すぎるので、気を付けた方がいいでしょう。

余談+実体験からの偏見もありますが、初対面でもガンガン来る部下は初手を間違うとナメられてしまって面倒なことになりやすいので、要注意だと感じます。
これは本当にあくまで私の実体験だけの話なので、そんなこと言ってたなくらいで大丈夫です。

社会人としての構築法

では、分析が出来たとしてどう構築していくのか。
分析は出来ていても構築法を間違うと社内で煙たがられる可能性も出てきますので、ポイントを紹介していきます。

1、まずは仕事は頑張りましょう。
業績を上げろとか結果を出せと言っている訳ではなく、自分のフルパフォーマンスで取り組むことが大事です。
頑張っている人を嫌う人はいません。
叱咤激励はもちろんあるとは思いますが、そこは一生懸命頑張るしかありません。
頑張っていれば業績はついてきます。
今のままで厳しいなら、頑張り方も分析してみましょう。

2、「謙虚」
これは本当に抑えておくべきポイントです。
せっかく仕事を頑張ってるいるのに、自分で頑張っていると言ってしまうともったいないです。
社内にはもっと頑張っている謙虚な人がごまんといるからです。
周りからは大したことないのにと反感や哀れな目で見られます。
それは本当にもったいない。
そうなってしまっては、構築失敗です。
たまにビッグマウスでのし上がる人がいますが、それが出来る人は基本的に人間関係に困ってはいないでしょう。
ですので、私含め「並」の人間は「謙虚」を忘れてはいけません。

3、「演じる」
これも重要です。
場面や対象に応じて最適な自分を演じることで、空気が読める人、誰にでも合う人、話しやすい人、親しみやすい人、など周りから評価されていきます。
また、ふとした時に自分の弱いとこを見せてみるのも効果的だと感じます。
「自分には上手く出来ないから手伝ってほしい」など完璧人間である必要はないので、出来ないことは周りに助けてもらいましょう。

4、「球体として自分を見る」
これはよく聞く第三者目線というやつです。
「自分を俯瞰で第三者目線で見る」
私としてはこの表現は固くて難しいので、「球体として自分を見る」と表現しました。
どういうイメージで見るのかと言うと、地球儀や地図アプリの様に自分を動かして色んな角度から見ます。
雑貨屋さんとかに行ったら、商品を手に取って動かして色んな角度で見ますよね。
上から、下から、右、左、斜め、とか。
そういう感覚で自分を見てみると、今の体勢・表情は適切なのか、どうすれば周りから見て違和感はないかを把握することが出来ます。

この4つのポイントをどう効果的に使うかの実例を次の章でお話ししていきます。

次回第3章

【4つのポイントの実例、注意点】

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