シュタイナー算数に魅了されて
※見出し画像は、吊り橋を歩いている私たちの影(^^)
本題に入る前に、、、
母になって今年で13年目。初めてひとりで2泊3日の外泊しました!
というと、えー、意外!と驚かれました。
私も、驚きました(笑)
子どもたちは、義実家や従兄弟の家にお泊まりしたり、南アフリカでも10日間のキャンプ行ったり、しょっちゅうお友だちのお家にスリープオーバー(お泊まり)したりしていたのに、私は入院以外で外泊をしたこと、一度もなかったなんて!
ま、こんなことはどうでもいいのですが、その最初の外泊目的のシュタイナー算数の合宿の話が本題です(笑)
文系の私とシュタイナー算数との歩みは過去のアメブロをご覧下さい↓↓↓
大自然の中で学ぶリトリート合宿
母歴13年、私の初めての外泊は、イギリス在住の私のシュタイナー算数の先生・e-waldorf の石川華代先生が行うシュタイナー算数教員養成講座修了者向けに行う合宿。
2018年から、オンラインでシュタイナー算数教育教員養成講座(レベル1&2)を学び続けてきましたが、生の華代先生とは会ったことがなかったんです!一度もお会いしたことがなかった華代先生にやっと会えるチャンスがやってきました!
合宿は、静岡の浜松からさらに30分ほど電車に乗り、そこから車で10分のところにある広大な森林公園で開催されました。慌ただしい生活から自分を切り離して、自然の中で、シュタイナーアプローチの学びを深める時間。なんて贅沢なんでしょう!
全国から集まった10人の受講生達も、これまで一緒にオンラインで学んで来たり、Facebookで繋がっていたりしたけれども、初めましての人ばかり。でも、全然初めてという感じがしない、なんとも言えない不思議で心地よい関係の私達。
合宿テーマ「学年を超えて成長を見通す教師力」
今回の合宿では、小学算数と、中学、高校数学を行き来できるようなレッスンクリエイトを学び、グループメンバーと共に実践すると内容でした。
(文章にしてしまうと、たった2行で表現されるけど、言葉に表せないくらいの感動とワクワク、そして驚きの詰まった3日間でした!)
合宿の前に、事前オリエンテーションがあり、参加者は小学校低学年、中高学年、中学校と分かれ、グループ別にレッスンクリエイトし、合宿で30分の模擬レッスンをするという課題が出されました。
私が教えているのは小学校低学年。他の3人の仲間達と、事前にオンラインで2回ほど打合せをして現地に向かいました。
この間、次男の受験あり、引っ越しありで、かなりゾンビのようになっていた私。正直、なんで合宿申し込んじゃったのかしら?と思ってしまったくらい、ハードでした。
でも、でも、でも、その100倍、行って良かったー!体無理しても、参加して良かったー!という合宿でした。
ちなみに合宿に持ってくるように伝えられた物は、、、色鉛筆、クレヨン、コンパス、定規、スケッチブック、お手玉。
期待を裏切らないワクワクと驚きの連続の講義
1日目の12月1日(金)、午後2時に宿についてから、早速、華代先生の講義。テーマは数字の「6」。このテーマで「シュタイナー学校12年間の図形を深めるフォルメン~作図~射影幾何」を学びました。ワクワクと驚きの連続の3時間の講義はあっという間でした。
これらはほんの一部。もっともっとたくさんの「6」との出会いがありました。有限、無限、秩序、自由、発見、物の見方、、、、今、ノートを見返しても、処理しきれないほどの学びがありました。「意識や味方が変わると、見える物が変わる」を体感した一日目でした。
自然の中で算数の教材探し
2日目の朝は、森の中で夢中になって算数に使えそうな教材探し。宿のガイドさんに案内してもらって、きれいな空気を吸いながら朝のお散歩満喫しました。
グループワーク~低学年のテーマは数字の「10」~
ここからは4人の低学年チームでのグループワーク。オンラインで、大まかに話はしていたものの、いざ実際にやってみると、いろいろと配慮が必要だということに気付き、ひとつひとつ、こうしよう、ああしよう、と手を加えながらレッスンクリエイト。
低学年なので、ストーリーや歌と振り、本物のどんぐりなどを使いながらのレッスンプランを準備。この時間は、本当に楽しくて楽しくて。1年生になった気分で、子どもたちが楽しく学べるようなレッスンができあがりました!
最終日は各グループの模擬レッスン
最終日の3日目は朝から各グループの模擬レッスン。
まずは私達低学年の授業。テーマは「10」。「10」がどんな数から成り立っているのかをリスの冬支度のストーリーを通して学ぶ授業。
次は、中高学年の模擬レッスン。「分数」がテーマ。キ・ジュンという王様がいる国のストーリーで、生徒参加型の笑い溢れる楽しい授業。
最後は中学生グループ。こちらのテーマは「素数」。中学生らしく、古代ギリシャの数学者「エラトステネス」が登場。
学ぶことありまくりの受講生達の模擬レッスン。最終日もワクワクがとまらない!
最後の華代先生のまとめの講義も目から鱗。なんだろう。不思議。算数なのに、こんなに感動してしまう。
教師力って、つまり人間力ってことかな
今回の3日間の合宿のテーマは「教師力」。
帰りの新幹線で3日間を振り返りながら、「教師力って、つまり人間力ってことかな」なんて考えていました。
そして、私も曲がりなりにも、教育分野に身を置く者として、もっともっと人間力を磨いていきたい、そう思ったのでした。
なんだかとても抽象的な表現になってしまうけど、もっともっと、限界を越えて、子ども達が幸せになるための教育を提供していける人間になりたいと。
シュタイナーアプローチを必要な人に届けたい
残念ながら、まだまだシュタイナーアプローチの教育は一部の人にしか届かないような日本の環境。でも、実は、全国各地で、いや世界各地で、私のように学び、地域で活動している人たちがたくさんいます。
歯がゆいかな、私の拙い文章では、なかなか伝わりきらないシュタイナー算数の魅力やシュタイナー算数教育教員養成講座(SMTT)だけど、少しでも気になるな、と思った人は、ぜひe-waldorfのホームページを覗いて欲しいです。
オンライン講座でしたら、お子さんも親御さんも、世界のどこにいても受講できます。私も南アフリカでずっと学んで来ましたから。
必要な方に届くといいな。
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。これからも、「いまここ」の私が感じていること、考えていること、活動していることなど、アフリカ、教育、育児、シュタイナー教育、己書などをキーワードに気ままに書き綴っていきます。
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バイリンガル子育て、南アフリカのシュタイナー学校での子ども達の様子を綴ったブログ(2010~2022)もどうぞご覧下さい。
https://ameblo.jp/my-kids-diary/
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