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忙しい人達へ

連休に働く人たち


いつも
お世話になっている美容師さん。

髪の毛の癖が強く悩んでいた私に
「近くに良い美容師さんがいるわよ」と
紹介してくれた。


通う事、10年..
月に1度訪れる美容師Tさん。
(場合によっては月に2度)


一人で
シャンプーからカット、パーマや
セットまでの過程を全て行ってくれる。

「エッセンシャリスト」という職業

今日、キャンセルが出たので急遽
AM早めに訪れた。
パッと顔をみて
いつにも増して
疲れているのが分かる。

「お盆まで休みがないんですよ」

実は
私も4月頭から
インテリアの仕事が
次々に舞い込み疲労困憊状態。


買い物へ行くとか
遊びに出かける気持ちの
余裕はなく

土日を避けて
メーカーへの問い合わせや
発注作業をすり抜けながら
今もその状態が続いている。

お客様を大事に思うからこそ


お客様のご依頼に
出来るだけ100%で
対応したい気持ちの強い人は
「我慢」なんて微塵も思わない。

お客様を大事に思う人は
一切の手加減はできない。


仕事が好きで
使命感にあふれている。

だから彼の言葉を
弱音とか嫌だなとは
思えないのだ。

Tさんから衝撃の言葉を聞く


美容師Tさん。
耳の聞こえが悪く
ずっと耳鳴りがしているそう。

ドライヤーの音、シャンプーの水の音。

これらは
常に仕事中耳にしているので
仕事を辞めなければ治らないと
お医者さんに言われたそう。

何ということか。

美容師さんを大事にしたい。

このままで良いのだろうか?
絶対ダメに決まっている。

でも
お客様の立場の私が
言えるだろうか?

ここに通えなくなると
私はたちまち困ることになる。


少し前に
「弟子を雇えないのですか?」
と聞いたことがある。


同じ美容室内で
ご両親と美容師Tさん3人の
家族経営では募集しても
人は来ないと言う。

「過酷な仕事だから自分以外に務まらない」


美容師Tさんの言葉から
改善しようにも抜け道がないことに
愕然とした。

「このまま倒れたら・・・」
言いようのない不安は
Tさんに襲い掛かっているはず。

今、必要とされている職業
「エッセンシャリスト」


医療従事者をはじめ
美容師の方々がいなければ
私たちは健康かつ
衛生をキープすることは出来ない。

休みの確保や賃金問題。

休みたくても休めない
個人事業主や
中小企業の働き手たち。
 

どうしてあげることも出来ない思いにかられ
久しぶりに投稿してみた。

どうか無事でいてほしい。

美容師Tさんの表情はいつになく
非常に厳しいものだった。


「新しい人は断ってもいいのでは?」

口コミの方だけで回っているのだから
自分の身体を酷使してまで
新しい人を
手掛ける必要はないのではないか。

命あっての自分。

それは私にも当てはまること。

仕事依頼が続くなかで
休日が無いと
人は心身共に
力を奪われていく。

せめて
週に一度の休みは確保したい!

連休中ずっと休める人は
やはり恵まれている。


過酷な労働条件で働く人たちが
少しでも休日をとれるように
世の中の労働市場が
変わることは
出来ないのだろうか。

命あっての自分。


Tさんへ。
「無理だ」なんて言わず
一回ここで考えてみてほしい。
自分を守ってほしい。