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猛暑の今#ひんやり温泉が恋しくてたまらない

今年は全国的に列島各地で猛烈な暑さ、
災害級とも言われるほどの酷暑。

もうこれだけうだるように暑いと涼しいところから離れられず、
からだをひんやりさせたい、水風呂が恋しくなるという方が多いのでは?

そんな今こそ私が全力で推したい温泉は、
ひんやり温泉=冷泉・冷鉱泉 です。

ひんやり冷たいのに温泉?


そもそも温泉とは 

温泉法において
①源泉における温度が25℃以上であること
②遊離二酸化炭素やリチウムイオンなど、指定された18種類の成分が1成分でも
 規定量以上含まれていること
③1㎏中に溶け込んでいる物質の総量が1,000㎎以上であること

このように決められています。

だから源泉が25℃以上だと温泉なのですが、
25℃って結構冷たいです。
学校のプールがそのくらいの温度ですよね。

でもこのひんやりとした温泉が
恐ろしく暑い今、クールダウンとして良いだけではなくて、
実はからだがととのう機能性温泉といわれています。

なぜ?

まずひんやり温泉には、だいたいの施設で冷泉とセットで加温されたあつ湯があり
40〜42℃くらいに設定されています。

この2つを上手に使い温かい温泉と冷泉を交互に”温冷交互浴”をすることで
からだがととのいます。

・自律神経の乱れによる不調や疲労回復効果が高まるということと
・脂肪が燃焼しやすくなりダイエット効果が期待できること
・からだが冷やされることで逆にからだが温めようと血行が改善される
 →風邪やウィルスに対する免疫力がアップする

ひんやり温泉って良いことづくし。

オススメは 温→冷→温→冷→温 と最後は温かい温泉でシメる入浴です。
これにより脂肪燃焼がしやすくなり、ダイエット効果が期待できます。

推しのひんやり温泉


では、ひんやり温泉ってどこに行けば入れるの?

国内外2000以上の温泉と出会ってきた私が
全力で推したいと思うひんやり温泉をいくつかご紹介します。

地獄温泉 青風荘

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熊本県阿蘇郡にある 地獄温泉青風荘 

この温泉の名物的な湯は「すずめの湯」と呼ばれる鉱泥の泥湯ですが、
実は2019年に北欧風のサウナ後の水をイメージして「冷泉」がつくられました。

冷たいけどじわじわ血流促進し、ポカポカしてくる感覚があるのは、
やはりただの水とは違って温泉だから。

泥湯で汗ばんできた頃に新しくできた冷泉にかけこむのが
たまらなく気持ちよくて病みつきに。

温冷交互浴でからだがととのいます。

毒沢鉱泉 神乃湯


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長野県下諏訪にある 毒沢鉱泉神乃湯

毒沢鉱泉の名前の毒とは、
源泉の鉄分や明礬が濃く沢にいる魚が皆死んでしまったため
「毒沢」という名がついたと言われています。

その濃厚な温泉は、
ひんやり温泉の冷鉱泉にしてはめずらしい強酸性緑礬明礬泉の湯。
(含鉄(Ⅱ)-アルミニウム-硫酸塩冷鉱泉)

温泉はオレンジ色の湯が42℃くらいに加温された温泉と
隣の小さな湯船が10℃の源泉が並んでいますが
真夏でも気合を入れないと10℃の源泉は、ひんやりを超えて凍えるほど。

でもお隣同士、温冷交互浴を繰り返すことでからだがスッキリ。

山の神がもたらした霊泉。
からだはもちろんココロも浄化されて、ととのう温泉宿です。


オソウシ温泉 鹿乃湯荘

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北海道の新得町にある オソウシ温泉鹿乃湯荘

登山で有名なトムラウシにある秘境、山の中にある一軒宿です。

建物は少し古さを感じるかもしれませんが湯は極上。
ここには北海道一強アルカリ、ヌルヌルトロトロの美人の湯が堪能できます。

山で涼しいし源泉は26℃ほどとかなり冷たいけど
加温された浴槽と交互に入ることでからだがスッキリ。

内湯も露天もバラエティに富んでいるので
ひっそりからだをととのえることができました。


まだまだあります各地のひんやり温泉


このほかにもまだまだ全国に推しのひんやりがあり、
拙著の”ひんやり温泉”のパートでご紹介しています。


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まだまだ積極的に旅を推せる世の中ではありませんが、
酷暑の今だからこそ
三密を避けて静かにひんやり冷泉でからだをととのえてみてはいかがでしょうか?

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