🐝随筆　「背の君 と アタシ」　１

プライベートだと機関銃のように喋りまくる背の君と、仕事以外では口を開きたくないアタシとが、何の因果か結婚してしまった😅

寡黙な男っていいな…と思って一緒になったのだけどなぁ…🤭

背の君は、俺の話をニコニコ聴いてくれていいなぁ…と思ったみたい😅

かくして、
見かけによらずよく喋る男と、見かけによらず孤独を愛する女が同じ屋根の下にいることは中々耐え難いことだ、、、と後悔したのは束の間だった。

背の君は、絶対にコミュニケーションが欠けてはならないと信じて、楽しく会話する努力を惜しまなかっただけ。
アタシは、音楽活動を通して互いの理解を深められると信じて、お互いに一曲でも良い作品を残せるよう結婚当初の約束を果たす努力を惜しまなかっただけ。

そんなこんなで、背の君とアタシの、長かったような短かったような協力関係は、思いがけないほど痛快に始まったのだ。

（つづく）