2024-06-23 すずきみゆき作曲/ふるさとの歌より  1. 雪(詞:すずきみゆき)

2024年6月23日(日) 江戸川高校同窓会 記念演奏(江戸川グリーンパレス 孔雀の間)

●すずきみゆき 組曲「陸中の海」 https://youtu.be/TbRhc7lq0nM

--- 陸中海岸は様々な姿を有し、その中で水たちが無意識に変貌していく ---

Pf. すずきみゆき   朗読 鈴木 みさと

作品解説
1. 浄土ヶ浜の日の出
暗かった空が白んでくると、しだいに浜をとりまく白い岩肌がその姿をあらわす。やがてその狭間から旭がのぞき キラキラと漣に戯れる。

2. 舟遊び
岬を廻る度に移り変わる情景が心を動かす。遊ぶなら舟はなるだけ小さい方がいい。入江の景色が間近に見え、なによりも、波の上にいるという実感とスリルがたまらない。

3. 怒涛
断崖に設けられた展望台への階段に腰をおろし、眼下で繰り広げられる岩と波との闘いの音に聴き入っている。その轟き、砕ける水飛沫、頬を叩く浜風。やがて、それらが私の中で交響し、新しい作品を生み出す瞬間へと導かれる。(作曲者記)
 
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●すずきみゆき「ふるさとの歌」

雪      (詞:すずきみゆき)https://youtu.be/gDs_N5zcXWc

いちばん星  (詞:別所 孝広) https://youtu.be/reSVJ6j6ulI

種子(たね) (詞:寺山 修司) https://youtu.be/JGxwylUgL2w

ぼくが死んでも(詞:寺山 修司) https://youtu.be/wSlq3xQaujQ

Sop. 鈴木 みさと   Pf. すずきみゆき

作品解説
 あの日(2011.3.11)創作活動の原点である故郷の海が壊れ、いたたまれない思­いで過ごしていましたが、とうとう2年前、私は岩手県沿岸の故郷に戻りました。そして、やっと故郷への想いを歌う作­品を演奏する気持ちになりました。震災後の街の復興はまだまだですが、心の復興のほう­は着々と進んでおります。今日の発表会のために歌ってくださるソプラノの鈴木みさとさ­んに心より感謝申し上げます。

 最後に歌詞の中から私の好きなフレーズを紹介させて頂きます。(すずきみゆき)
・雪は ゆめに よくにてる つかむと しゅるり すぐきえる(すずきみゆき「雪」より) 
・この地にも きっとあるはず 目をこらし いちばん星をさがそうよ(別所 孝広「いちばん星」より) 
・きみは 花の咲かない故郷の渚にでも 種子をまくことができるか?/たとえ 世界の終わりが明日だとしても 種子をまくことができるか?(寺山 修司「種子(たね)」より) 
・ぼくが死んでも 歌などうたわず いつものようにドアを半分あけといてくれ そこから 青い海が見えるように(寺山 修司「ぼくが死んでも」より)

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