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終活トーク #8【老後資金が2,000万円のウソホント】

2019年6月3日に金融庁が発表した報告書の「老後資金2000万円」の内容が大きく取り上げられたことは記憶に新しいのではないでしょうか。

この報告書では、例題として「夫65 歳以上、妻60 歳以上の夫婦のみの無職の世帯では毎月の不足額の平均は約5万円であり、まだ20~30 年の人生があるとすれ ば、不足額の総額は単純計算で1,300 万円~2,000 万円になる。この金額は あくまで平均の不足額から導きだしたものであり、不足額は各々の収入・支 出の状況やライフスタイル等によって大きく異なる。」

この報告書の2000万円という数字が一人歩きして、2000万円を作らなければ老後破産だとか、報告書の意図とは違う解釈もいろいろ出回ってしまいました。

結論は「2000万円問題など存在しない」ということです。

本当に必要な貯金は、その人のライフスタイルや、健康状態、物価の変動などによって違うので、分かりません!ということなのです。

統計的に分からなくても、自分のことだとしたら分かるのではないのでしょうか?

毎月の収入と支出を書き出し、趣向を考えます。旅行するにはお金が必要ですが、ウオーキングは要りません。都会に住んでいると物価も高く日々の生活費用もかかりますが、田舎で野菜を作ったりすると殆ど生活費は要りません。

自分のライフスタイルを見直すと今後必要なお金が分かります。

歳を重ねると介護は必須項目になります。介護状態になっても自分の家で暮らす場合と介護施設に入所する場合とでは、かかる費用も違ってきます。

介護に協力してくれる家族がいる場合といない場合でも違います。

介護は亡くなるまで続きます。介護状態が何年続くのかは分かりませんし、どのような症状で介護になるのかも分かりませんが、想定しておくことは大切です。

健康なときは想定するのも難しいと思いますが、これをしておかないと今後必要な生活資金が分かりません。

お一人で暮らしている方は想定しやすいですし、必要な生活資金も分かりやすいです。
仕事がお休みのときに考えてみることをお勧めします。

アシストライフ
https://assistlife.info

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