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マクロビアン薬剤師 世界マラリアデーから始まる緊急事態宣言

マクロビアン薬剤師 世界マラリアデーから始まる緊急事態宣言

現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って8年目に入りました。

調剤薬局での仕事は、扱うものは『薬』

わたしはその『薬』を扱う仕事をしながら、
マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えを基本とした生活を送っています。

本日は
旧暦弥生十ニ日
穀雨
葭始生
西暦2021年4月23日


明後日、4月25日は、『世界マラリアデー』です。

2000年の4月25日に、
ナイジェリアでマラリア撲滅国際会議が開かれたことを記念して、
その会議上で、この日を
『アフリカ・マラリア・デー』として制定され、

2007年5月には、世界保健機関(WHO)によって
全世界で行われているマラリア制御に向けた努力を互いに認識する機会として、
『世界マラリアデー』と制定されました。

WHOによる8つのGlobal public health daysの一つであり、
他に世界保健デー、世界献血者デー、世界予防接種週間、
世界結核デー、世界禁煙デー、世界肝炎デー、世界エイズデーがあります。

『マラリア』と聞くとアフリカや東南アジアでの感染症というイメージがあり、
日本は関係ない病気、、、、と思う方が多いかと思いますが、
日本でも1960年代ごろまでは、マラリアの発症の事例があったそうで、
かの昔には、源氏物語の主人公光源氏や平清盛もマラリアに苦しんだ様子が文章として残っているそうです。

『マラリア』は、マラリア原虫に感染することで発症する感染症。

結核やエイズ(後天性免疫不全症候群)と共に、人類に甚大な健康被害を及ぼしている世界3大感染症のひとつで、
寄生虫(原虫)を原因とする生命を脅かす病気です。

蚊媒介感染症であり、原虫を保有した雌のハマダラカに刺されことで人に感染します。

予防薬、治療薬はありますが予防接種ワクチンはありません。

世界中の熱帯・亜熱帯地域で流行しており、
2018年11月に公表された統計によると、
1年間に約2億2000万人が感染し、推計43万5,000人が死亡しています。
日本でも60人前後が輸入感染症として届け出られています。

特に、アフリカ地域でのマラリアの脅威・健康被害が甚大であり、
2018年において、世界のマラリア患者の93%、マラリア死亡者数の94%がアフリカ地域に起因していると言われています。

現在、マラリア対策は世界各国が協調して進めている地球規模の課題であり、
世界では2040年までのマラリア撲滅を目指して、様々な取り組みが推進されています。

一方で、
新型コロナウィルスの終息については、『撲滅』ではなく、永遠に共存する可能性があるとの指摘があります。

このマラリアデーである4月25日から、3回目の緊急事態宣言が始まります。

ワクチン接種の前後に関わらず、

不要不急の外出を避ける・手洗いうがいの徹底・ソーシャルディスタンスを保つなど、基本的な感染対策を引き続き実行して、感染予防に努めたいものです。


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