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Facebookアカウントがロックされたので、良い機会だと思い卒業しました

昨日Facebookのアカウントがロックされてしまい、今朝復旧は無理だと判断しました。世の中ではよくあることみたいですが、自分にとっては珍しい経験でしたので、せっかくなので書いてみることにしました。

”facebook check info xxxxx”というのにやられたみたいです

ビジネス用にFacebookページを作っていたのですが、数日前からそちらに”facebook check info xxxxx”(xxxxxは数字)というメッセージが出るようになって、ちょっとうっとうしく思っていたんですね。

対処しないとあと1日でアカウントが停止するみたいなことが書かれていまして、どうにか出さないようにできないかと思ったのです。

数日前から出ていたのに何も起こりません。だから放っておけばよかったのですが、眠たかったので判断力が衰えていました。ついリンク先をクリックしてしまったのですね。

実はリンク先をクリックしたのは初めてではなかったのですが、今回は透明GIFかなんかをクリックしてしまったのかもしれません。

わたしは関東に住んでいるのですが、九州のどこかでログインがあったというアラートが届き、その後すぐにまったく覚えのない友達リクエストが承認されたというメッセージが来たのです。

とりあえずその「新しい友達」を解除した直後ぐらいに、アカウントを乗っ取られた可能性があるという理由で、Facebookアカウントをロックされてしまったのでした。

何をしてもダメ

伴侶さんがFacebookの会員なので、私のアカウントが悪さをしていなかったか見てもらったのですが、特になさそうな感じでした。おそらく悪さをする前にサポートセンター(のAI?)がロックしてくれたのでしょう。

それについては本当に感謝しています。

ログイン画面から復旧が可能なようなのですが、WhatsAppかGoogle認証システム等で二段階認証の設定をしていないといけなかったようです。

SMSへのコード送信も可能なようですが、アカウントがロックされたあとだとコード送信してくれないみたい。

何とかならないものかと画面を良く見ると、もう1つメールアドレスと本人確認書類(免許証やパスポートなど)の写真を送って審査してもらう方法がありました。必ずしも復旧できるとは限らないと書いてありましたが、やってみました。

今朝になって、不鮮明なので別の本人確認書類を送ってくれというメールが来たのですが、すでに送った写真が不鮮明なら、どんな写真なら鮮明なのかがわかりません。

文面を良く読むと、本人確認書類にプロフィールで使っている名前がないとダメとのこと。トランス女性であるわたしはプロフィールを女性名にしていたので、それでハネられたようです。

女性名の公的な本人確認書類など持っていませんので、この時点であきらめることにしました。

Facebookの広告にうんざりしていました

何とかサポートセンターと連絡を取り、事情をよく説明すれば復旧できたかもしれませんが、実はそろそろFacebookをやめたいと思ってもいたのでした。

まずタイムラインに友だちの投稿よりも広告ばかりが出るようになったことです。これはうろ覚えですが、2年ぐらい前から気になっていました。

気に入らない広告を非表示にする機能はあり、一瞬効果があるのですが、けっきょくまた別の広告で埋まってしまいます。最近は削除されても広告主の名前を替える手口を使う輩が増えており、消しても消しても同じような広告がバンバン出てきてうんざりしていました。

さらに前澤さんがMetaに直接クレームしてくれた、著名人を騙る詐欺広告の件。あれもいまだに対応できていないように思います。

その上、先日はマルウェア広告に引っかかってしまいました。ものすごく違和感がある広告で、内容はマジメだったのですが、写真は胸の大きな若い女性をフィーチャーしたものでした。要するに内容と写真がまったく関係ないわけです。

わたし自身、別におっぱいに興味はないのですけれど、何だろうと思ってついクリックしたら、Chromeブラウザにしかけるマルウェアをもらってしまったのでした。

ポップアップウインドウが開いて、ウィルスに感染したというセキュリティ警告を出すもので、マカフィーとかノートンとか有名なセキュリティ企業のロゴが一緒に出ます。自分が使っているウィルスセキュリティソフトのメーカーのロゴが出ていたら信じてしまい、表示されているURLをクリックする人も多いのではないでしょうか。

ですが都度メーカーが変わります。その時点で怪しいので無視するのですが、消しても消しても1分後ぐらいには次のウィンドウが開くので、ついついクリックしてしまいます。

クリックしただけなら問題ないのですが、そこで個人情報を入力したり、変なファイルをダウンロードしたりしたら一巻の終わりなんですね。

Chromeを閉じればメッセージは出なくなるのですが、対処方法を調べている間はブラウザは開きっぱなしなのでなかなかそのことに気づきません。

Chromeのキャッシュを削除すれば解決しますので、もし引っかかったらお試しください。Cookieも消えてしまうので、しばらく不便なのが腹立たしいところです。

そんな広告がFacebookにはあるわけです。いったい何をチェックしているのでしょうか?

広告主ファースト、ユーザーラスト?

以下はちょっと憶測が入っていますので、全面的に信じないでください。あくまでわたしの個人的体験に基づく、個人的な感想です。

広告だけなら我慢や注意をしていればよいのですが、どうもFacebook(あるいはMeta)は広告主ファーストじゃないかと思うのです。ユーザーはセカンドどころか、ラストぐらいのイメージがあります。

そもそも出してほしくない広告を出さないようにすることが実質的に不可能です。広告を削除した経験のある方はご存知でしょうけど、削除理由を聞かれます。あれに適切な選択肢がないと思いませんか? 意見さえ書けません。それで、どんな広告を出さないでほしいか伝わるでしょうか?

でもまあこれぐらいは、まだ許せます。

わたしがこれはダメだと思ったのは、明らかに詐欺と思われる広告があったので、「詐欺広告も高度化していますね」という皮肉なコメントをつけてシェアしたときのことでした。

おそらくAIが判定したと思うのですが、一瞬にして投稿が削除されてしまったのです。

サポートセンターに問い質したわけでないので(というか、どうやったら問い質せるの?)、憶測に過ぎません。しかし広告主ファーストと思われるMetaのことですから、いかにもありそうな話ではないでしょうか。

長年の習慣でしたのでちょっとさびしい

こんなことが続いていましたので、Facebookにはほとほと嫌気がさしていたのです。

しかしながら、わたしはFacebookのヘビーユーザーでして、何かあるたびに投稿しておりました。自転車を漕いできたら地図画像と一緒に投稿し、ペットの写真を撮れば投稿し、ごはんを食べれば投稿し、世の中に違和感を感じれば意見を書き、noteに書いたらシェアし、という感じでまさにFacebook中毒と言ってもいいありさまでした。

今朝も、変な記事を見つけたので意見を書こうとしたり、自転車を漕いで帰ってきたあとに投稿しようしたりしてできないことに気づき、ちょっとだけさびしい思いをしました。

Facebookが日本に来た当初ぐらいからPC版を使っていたと思うので、15年ぐらいは毎日使っていたわけです。Facebookに何か書くのは(悪)習慣だったということです。

だったら新しいアカウントを取得すればいいというかもしれませんが、それまで蓄積してきたものがあったからこそ未練もあったのですね。

アカウントがロックされてリカバリできないのであれば、それらを見ることも適いません。未練はまったくなくなりました。

ほとほとうんざりしていましたので、良い機会だと卒業した次第です。

なおInstagramのアカウントはロックされませんので、インスタユーザーはご安心ください。

Threadsも同様と思いますが、実はThreadsのアカウントは、まったく使わなかったので、先週解除したばかりでした。なのでわかりません。


自分のしたいことと向き合うことで、わたしはしあわせになれたと思っています。わたしの生き方を知って、ちょっとでも癒やされる人がいればいいなあという気持ちで書いています。スキやフォローは本当に励みになりますので、よろしくお願いいたします。