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「2024年問題」は運送業界だけの話ではなさそうです

ALOHA! みゆひょんでーす♪

わたしは、日本はまだまだ大丈夫とわりと楽観派だったりするんですけど、とはいえこのままではヤバいなあと思うことが、最近身の回りで起こったんですね。

政府は的外れな対策しかしてくれないみたいなので、自分の身は自分で守らないとまずいですよと、まあ警鐘というのは大げさですが、鈴ぐらい鳴らしておこうかと思った次第です。


今朝気づいたら、母校である小学校が無くなってました

今朝、スマホを何気に見ておりましたら、母校である小学校が昨年無くなっていたことに気づいて、仰天したのでした。

1960年代からある巨大な団地(9街区まであり、できた当時は東洋最大と言われていました)の小学校でして、周辺の地域の子もいたのですが、ほとんどがその団地の児童でした。わたしも団地の子だったんです。

わたしが入学したときは、第二小学校までしかなかったのですが、3年生のときに第三小学校ができまして、そちらに編入したのですね。それまで通学に徒歩30分ぐらいかかっていたのが、一気に3分ぐらいになったのでうれしかったのを覚えています。

当時は1学年5クラスで、1クラスに児童が45人いたと記憶しています。だから卒業生が220人ぐらいいたわけですよ。

その後、団塊ジュニア世代が小学生になり、3つでは足りなくなって、たしか第五小学校までできたはずです。

それがいつの間にか適正配置の優先度の高い小学校、すなわち廃校を検討される小学校になり、とうとう昨年の4月に団地の外にある小学校に吸収合併されてしまったんです。

合併後初の卒業式があったというニュースが今朝飛び込んで来たんです。合併したというのに、卒業生はわずか38名。わたしたちのころの1クラスの人数にも及びません。

引っ越し等あって、同窓生とはまったく疎遠になってしまい、住所も伝えていなかったので同窓会に出たこともありません。それで今日まで知らなかったのですが、とにかく驚きました。

地方に行けばいくらでもある話だと思うのですが、千葉市という東京からほど近い政令指定都市でのできごとです。だからニュースにもなったのでしょう。

できてから50年以上の巨大団地ですから過疎化が進んでいるのでしょう。限界団地というやつでしょうかね。それでも少子化はそこまで進んでいるのだと、現実を突きつけられた思いでした。

お得意さま全部で事務処理がおかしい

少子化といえば、労働人口不足です。

わたしは個人事業主なので、あまり人手不足を実感することがなかったのですが、昨年の後半から立て続けにそれを実感するようなことが起き始めていました。

わたしのビジネスの柱は2本ありまして、1つは企業のオウンドメディア等のWeb記事の執筆です。こちらは企業さまから直接お仕事をいただくケースと代理店さま経由でいただくケースの両方があります。もう1つは、出版社さまからいただくブックライティング(ぶっちゃけゴーストライター)のお仕事です。

そのうちWeb記事に関しては、いま3社お得意さまがあるのですが、その3社すべてで請求書の処理でトラブルがあったんです。

1社は過払いで、しかも2回です。同じ請求書に対して、3回も支払ってくれたということです。1回分は昨年気づいてすぐ返金したのですが、もう1回は先日確定申告のために帳簿をつけていて気づきました。それで返金したのですが、預金残高が少なくなっていたので泣きたい気持ちでした。

ただ預金残高が思ったより少ないんですね。何でだろうと思ったら、昨年の帳簿を付け終わって繰り越し処理をし、今年分の帳簿を付け始めてからわかりました。

残りの2社からの入金が滞っていたのです。

2社ともですよ。しかも1社は東証一部上場企業だったりします。

お得意さまの社員の方が読んでおられるかもしれないので、あわてて付け加えておくと、わたしは別にそれに対して怒っているわけではありません。また担当者の方の能力や誠意がないと思っているわけでもありません。

わずか3社とはいえ、お得意さま企業のすべてが事務処理でトラブルを起こしていることに純粋に驚いているのです。

そんなバカなことがあるのか? しかし現実に起こっているのです。

人手不足が蔓延しているとしか思えない

能力や誠意に問題がないとしたら、原因は何なのか?

人手不足しか思い当たりません。

請求書の処理というのは、担当者から見たら雑務です。本業ではありません。人手不足ということは、みなさん本業に追われているということであり、雑務はどうしたっておざなりになります。

とはいえ雑務にも優先順位はありまして、会社の信頼に関わることは優先順位が高くなるはずです。下請代金支払遅延防止法などという法律もありますから、請求処理の事故などは訴えられる可能性のあることです。そんなことで訴えられたら会社の信用が失墜してしまいます。

なので請求処理のトラブルなんて起こらないだろうと、わたしも高をくくっていたのです。

しかし実際に起こってしまいました。そのときにわたしがまず思ったことは、帳簿は最低でも月1回つけないといけないなあということでした。

わたしの責任とはもちろん思っていません。ただわたしがちゃんと帳簿さえつけていれば、未然には防げませんが、起きてもすぐに対処できたのに、と思ったんですね。

それが冒頭書いた、自分の身は自分で守らないと、というようなことです。

いずれにしましても、請求処理のトラブルなどというのは、会社としてはあってはならないこと(だって下手すれば某自動車メーカーみたいに下請いじめと言われちゃいますし)です。それがお得意さま全社で起こっているということは、人手不足が蔓延しているということなんだと思うのです。

「2024年問題」があらゆる業界で起こっている

2024年問題とは、ご存知の通り、働き方改革法案によりドライバーの労働時間に上限が課されることで長距離輸送が滞るという問題です。1人あたりの労働時間が減るなら、その分人を雇えばいいわけですが、そもそも人がいないから輸送が滞るしかないということですね。結局は人手不足の問題なんですよ。

2024年問題を運送業だけの問題と考えている人も多いかもしれません。わたしもそうでした。しかしどの業界にとっても、他人事ひとごとではないということなんだと思います。

根本的な対策が必要ですが、政府はほとんど何もしてくれないので、被害ができるだけ身に及ばないように、自分にできることは何かを考えないといけないなあと思う次第です。

しかしこれだけ税金(社会保険料を含む)を払って、何もしてくれない国って本当にコスパが悪いです。コスパとかタイパとかにこだわる日本人がなんで暴動を起こさないのか、たぶん世界の不思議でしょう。

自分のしたいことと向き合うことで、わたしはしあわせになれたと思っています。わたしの生き方を知って、ちょっとでも癒やされる人がいればいいなあという気持ちで書いています。スキやフォローは本当に励みになりますので、よろしくお願いいたします。