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奈良に行くなら[3]〜手向山八幡宮編

飛火野をスタートして春日大社に参拝し。お次は。

春日大社を御本殿から水谷神社方面へ抜けて、水谷川(みずやがわ)を渡ると、若草山の麓に出ます。旅館やみやげもの店が並ぶこのエリア、若草山の入山ゲートも目の前にあるので、のんびりハイキングがてら登ってみるのも一興...と思いつつ、なかなかタイミングが合わず、まだ一度も若草山に登ったことがありません。いつか山頂から奈良の町を眺めてみたい!

(開山期間は、3月第3土曜日から12月第2日曜日)

若草山一帯で鹿たちは思い思いに過ごしてますが、気のせいか、この辺りは特にのんびりしてるコが多いような...? 日中の陽当たりが良いエリアなので、まどろんでいるコや、座りこんで口だけもぐもぐしているコを多く見かけます。私の奈良旅は、行く先々でまったりしている鹿たちを眺めては一緒にぼーっとしたり、鹿せんべい片手に戯れたりで、時間は過ぎていくのになかなかコースは先に進まない...というのがいつものパターンです。

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山麓の通りをそのまま進むと見えてくるのが、手向山(たむけやま)八幡宮の鳥居です。右手に製墨メーカーである古梅園の製墨販売部。古梅園は天正5年(1577年)創業の老舗で、長年受け継がれてきた確かな品質が、書を嗜む方々に愛されているようですね。

さて手向山八幡宮は、大分の宇佐八幡宮から勧請された東大寺の守護神です。東大寺の大仏建立にあたって「われ天神地祇(てんしんちぎ)を率い、必ず成し奉る」とのご神託を出された宇佐の八幡さま。遥か宇佐から八幡さまが勧請されたのは、大仏に金メッキを施すために必要な水銀がこの地から調達できたためでは、という話もあります。

ここも比較的混み合うことが少ない穴場スポット。静かな境内を歩きながら、東大寺に向かいます。古梅園がある南側の鳥居から入って、北側の鳥居を抜けると、そこにはもう東大寺法華堂(三月堂)が見えています。


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