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いえづくりレシピ

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みゆう設計室のいえづくりについてまとめたマガジンです
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#リノベーション

リフォームで劇的改善!家事の悩みや不満の原因は「家」?それとも「自分」?

片付けがうまくできない!洗濯をもっと楽にしたい!! 家事が機械化されて楽になったとはいえ、家事の悩みや不満を持っていない主婦の方に出会ったことはありません。 でも、家を建てる時、リフォームするときに工夫を盛り込むことで ・家事が好きになった ・家事を苦痛に感じなくなった ・家事負担が減って自由な時間が作りやすくなった という変化が生まれます(当社比)。 そもそも、家事の何に不満を感じていますか?今まで聞いてきた悩みをピックアップしてみます。 家事に不満を感じる理由、洗濯

玄関は家の顔である。

玄関は家の顔。 シャンデリアを設けた玄関ホール。玄関正面が中庭に向いた窓なので、この玄関ホールの窓演出が玄関の雰囲気に影響します。 窓下に収納を設けながら、シャンデリアの高さが邪魔にならないように、かつ、美しいバランスで照明が映えるように位置を決めました。 フローリングよりワントーン濃い玄関収納や扉が上品さを引き立てます。

天井までの高さのキッチン収納

少し古い事例ですが、天井までのキッチン収納を紹介します。 リノベーションでどうしても外せない柱がありました。メーカーのシステムキッチンを使ったリノベーションでしたが、この柱の影響で既製品の寸法が合わなかったためシンプルな造り付け家具を作りました。 元の家では食器棚の上に食器を入れた箱などを置いていましたが、中に何が入っているかあまり把握できない状態でした。 この天井までの食器棚を設けることで沢山の食器を入れることができました。棚が多いので一目で分かるようになりとても喜ばれ

家族が一緒に料理できるキッチンのある家をつくりたい。

家を建てるとき、予算や部屋の構成、広さなど考えるのと同時に「どんな家で、どんな暮らしがしたいか」ということを考えてもらいます。 「フレンチナチュラルスタイルの家」の場合、以前の家はキッチンもダイニングも広さはあり、アイランドキッチンの住まいだったのにも関わらず、なんとなく孤立した感じのキッチンでした。そこでリノベーション後の住まいはアイランドキッチンを囲んで家族が過ごせるような家にしたら良いのではないかなと思いました。 そのためには、居心地の良いキッチンである必要がありま

2つの子ども部屋の間にあるフリースペース

2人の子ども部屋の間に共有の部屋を。「フレンチナチュラルスタイルの家」はリノベーションの際にひとつひとつの子ども部屋を広くせず、2つの子ども部屋の間にフリースペースとなる共有の部屋を設けました。 この共有スペースはファミリークローゼットとも隣り合う部屋で、個人の部屋につながる通過点のような空間です。 子ども部屋はそれぞれ引き戸にしているので、扉を開けておけば子ども部屋と一体に使えますし、お友達が遊びに来た時にも使えます。広い廊下のようで、居場所がある。ちょっとしたサブリビン

シンプルな市松貼りタイルの洗面所

個室がある階とお風呂などの水周りがある階が別の住まいの場合、個室階にも洗面所や手洗いがあると便利です。 歯みがきなどは個室階の洗面所で済ませる方も多いですね。 フレンチナチュラルスタイルの家の個室階洗面所は、メインの洗面所よりもシンプルでコストを抑えたタイルや洗面台を選びました。 コストを抑えてもオシャレな洗面台が、サンワカンパニーのカウンター一体型の洗面台、カリッサ。カウンター面の広さがある、90センチ幅のものを使用しました。 タイルもとても雰囲気のある市松模様貼りなの

広く明るくリノベーションした玄関

明るくゆったりとした玄関。納戸で暗かったスペースを玄関と階段に変えて、2階からの明るさも取り込んだリノベーション。玄関が明るくなると、家全体が明るく変わった気がします。 玄関正面には下足収納、階段下には土間収納を。 納戸に置いていたものも置けるように収納スペースを確保しています。 シラス壁とパインの無垢フローリングの優しい素材感の玄関です。

風通りよく明るくリノベーションしたリビングダイニング

リノベーション前のLDKは和室や個室が隣り合っていて、広さはあるのに風通しや明るさが少なく、心地良い居場所が限られていた「フレンチナチュラルスタイルの家」。 風を通して、光を取り込む。 そのために細切れになっていた部屋を広く開放して、明るいリビングダイニングを作りました。 ただ広いだけの空間だと逆に居場所が作りにくくなります。柱周りに腰高の収納を作って囲みを設けているのでダイニングとキッチンは少し空間を分けて、落ち着く空間を演出しています。 壁はシラス壁で床は無垢のパイン

大人かわいいフレンチナチュラルなトイレ

リノベーショントイレの手洗い。「フレンチナチュラルスタイルの家」は以前トイレに窓が無かったので、窓のある場所にトイレの位置を変えました。壁は呼吸する自然素材、シラス壁。トイレの臭いも軽減します。 手洗いカウンターには敢えて収納を設けず、下部はオープンに。リノベーション前の家では湿気で悩んでいたので、水周りは基本的にスッキリさせています。 花柄の陶器のボウルと、陶器のハンドルの水栓を使い、大人カワイイトイレになりました。

人を招きたい家の洗面所、脱衣室

洗面所は敢えて廊下やフリースペースと仕切らず一体の空間に。 「フレンチナチュラルスタイルの家」の洗面所入り口にはドアがありません。浴室隣の脱衣洗濯室と洗面所は引き戸で仕切られています。 脱衣洗濯室は家事室を兼ねていて、部屋干しができる空間です。バルコニーに面していて日当たりの良い場所を脱衣室にして、リビングダイニング入口と隣り合う廊下側の空間を洗面所にしました。 リビングに入るドアの横に洗面所があるので、帰宅したら手を洗ってリビングに入れますし、リビングダイニングで遊んでい

移設した欄間が美しい玄関

古い家を活かしたリノベーションをした「昭和ガラスの家」。 リノベーション前は和室だった2階の個室は子供部屋になったのですが、その部屋に欄間がありました。でもお子さんからは「欄間のある部屋は嫌」「欄間はいらない」と言われて残念がっていた奥様。 そこで玄関入って廊下に面した和室の入口に欄間を移設することにしました。4連の襖の上に設けた欄間は、今では家の顔のような存在です。 玄関横には古い箪笥を置き、Atelier Key-men製作の照明で照らしています。

古さを活かしたリノベーションのトイレ

「昭和ガラスの家」は古い家を活かしたリノベーション。 個室階のトイレは、古い家で使用していたペンダントライトを使っています。ドアノブやペーパーホルダーは真鍮古美色のアンティーク風のものを選びました。 壁や天井は漆喰仕上げにしています。湿気がたまりにくく臭いもカバーできるのですが、やはり汚れが気になるので腰壁と床は塩ビタイルを使用しました。全て自然素材にしたいところですが、清潔感を維持できる、メンテナンスのしやすさもとても大事だと思います。

冷蔵庫の位置

冷蔵庫の位置は近い方がいい?それとも冷蔵庫を隠す方が良い? 今日はリノベーション工事中の現場で冷蔵庫設置予定のスペースの位置を再検討。数センチの事ですが、使い勝手が良くなるように。そして買い替える時のことも考えて。 私は冷蔵庫はパントリーなどの少し隠れた場所にある方が好きなのですが、キッチンのすぐ横に、キッチンの入り口に冷蔵庫がある方が良いというご希望は多いです。 やはり家族が飲み物や調味料をすぐに取りに来られる位置ですからね。キッチンの奥に冷蔵庫があると作業している人

工夫を凝らしたキッチン収納

収納のアイディアを考えるのは設計者の私だけではありません。お客さま自身が自分にとっての使いやすさを考えることがきっかけで、たくさんの収納アイディアが生まれているのです。 キッチン収納でも、出来るだけ引き出しの中にスッキリ収納したい人もいれば、全て見えるオープン収納が良い人もいます。 その人の家事の仕方に合わせてデザインするということは確かに手間はかかりますが、その工夫をカタチにできた時の感動はとても大きなものです。 あまり使わないけれども大事な器、それをどう扱うか。来客時