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いえづくりレシピ

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みゆう設計室のいえづくりについてまとめたマガジンです
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2019年3月の記事一覧

和室に設けた、飾りのステージ

和室に設けた小さな「飾りのステージ」 実は「インナーテラスのある家」の階段下のスペースです。 玄関に風と光を取り込むために設けた窓。窓の開閉と階段下のお掃除のために、階段横に小さな扉を設けました。 ここに陰影が美しい照明を置かれていて、とても素敵だなと思いました。玄関からも、和室からも楽しめる灯りです。 和室は隣家と近接した部屋だったため、南面の窓は地窓と高窓にして光と風を取り込む目的の窓にしました。この家が完成してもう7年になりますが、シラス壁の効果なのか、まだ木の香り

玄関土間に設けてとても喜ばれたもの

玄関土間に設けて喜ばれたもの。それは扉の中に隠せる手洗いでした。 手洗いと書きましたが、深めの病院用流しです。 バケツなどを置いてつけ置き洗いも可能です!お子さんが小さい頃は保育園でドロドロになった外遊びの服や靴をここで下洗いしたそうです。靴を上階の洗面所やお風呂に持ち込まなくても洗えるのが良いですね! もちろん日常の手洗いをしたり、アウトドア用品の手入れなどにも使えます。扉を閉めていれば普通の収納のようなスペース。室内を汚さずに済むのでとても安心しますね!

住宅密集地で心地良さをつくる間取り

都市部の住宅密集地に立つ「インナーテラスのある家」敷地を活かして2台の駐車を可能にしています。 家族が過ごす部屋は道路から奥まったゾーンに。リビングダイニングには大きな窓を設けていないこともあり、静かな空間になりました。 インナーテラスのある家、というタイトルにあるインナーテラスはバルコニーに面したフリースペース。駐車スペースの分、隣地の建物から後退しているので光もさしこみ、風が抜けやすい空間になります。 都市部の住居は道路面にバルコニーがある家が多いですが、隣地から距

微妙な色合いで選ぶのが難しいキッチンのグレータイル

グレーのタイルはセレクトするのが難しい。照明や自然光の当たり方によって思ったより白く見えてしまうことや、逆に暗く見えてしまうこともあります。今日「素敵なので品番を教えてほしい!」とキッチンのグレータイルについてお問い合わせがありました。 「都会の小さな森の家」のキッチンの壁タイルはタイルパークさんのサブウェイタイル、メトロHLPU36(グレー)を使用しています。 このタイルに決まるまで色んなタイルサンプルを何度も現場で確認しましたが、なかなかイメージに近いものが見つからず、

ゴミ箱ワゴンのあるキッチン背面収納

ゴミ箱を入れられるキッチンワゴン。「居心地の良さが生まれた家」のキッチン背面収納は、お手持ちの食器棚と色を合わせて作りました。 お気に入りの食器棚でしたが、家電収納が食器棚と雰囲気が合わなかったのと、オシャレな分収納量が少なめだったので、素材感を合わせて不足した収納を補うデザインにしています。 ゴミ箱ワゴンの他に、ホームベーカリー用のワゴンも。 キッチン背面収納のカウンター上には電子レンジとコーヒーメーカーを置くだけなので、作業スペースとしても活用できます。

わずかなスペースも最大限活かすキッチン収納

造り付け家具の魅力は、スペースに無駄がないこと。置き家具だと扉や引き出しが干渉するために少し隙間を作って設置しないといけないことがありますが、造り付け家具だと壁ぴったりの家具でありながら、扉などが干渉することなく設置できます。 「シンプルなキッチン収納」の事例でも、キッチン本体の引き出しと壁面収納の引き出しが絶妙にぶつかり合わないように制作しました。余裕を持たせすぎるとわずかでも収納スペースが減るので、最大限に収納を作るための工夫をしています。 ありきたりなキッチン壁面収

天井までの高さのキッチン収納

少し古い事例ですが、天井までのキッチン収納を紹介します。 リノベーションでどうしても外せない柱がありました。メーカーのシステムキッチンを使ったリノベーションでしたが、この柱の影響で既製品の寸法が合わなかったためシンプルな造り付け家具を作りました。 元の家では食器棚の上に食器を入れた箱などを置いていましたが、中に何が入っているかあまり把握できない状態でした。 この天井までの食器棚を設けることで沢山の食器を入れることができました。棚が多いので一目で分かるようになりとても喜ばれ

家族が一緒に料理できるキッチンのある家をつくりたい。

家を建てるとき、予算や部屋の構成、広さなど考えるのと同時に「どんな家で、どんな暮らしがしたいか」ということを考えてもらいます。 「フレンチナチュラルスタイルの家」の場合、以前の家はキッチンもダイニングも広さはあり、アイランドキッチンの住まいだったのにも関わらず、なんとなく孤立した感じのキッチンでした。そこでリノベーション後の住まいはアイランドキッチンを囲んで家族が過ごせるような家にしたら良いのではないかなと思いました。 そのためには、居心地の良いキッチンである必要がありま

2つの子ども部屋の間にあるフリースペース

2人の子ども部屋の間に共有の部屋を。「フレンチナチュラルスタイルの家」はリノベーションの際にひとつひとつの子ども部屋を広くせず、2つの子ども部屋の間にフリースペースとなる共有の部屋を設けました。 この共有スペースはファミリークローゼットとも隣り合う部屋で、個人の部屋につながる通過点のような空間です。 子ども部屋はそれぞれ引き戸にしているので、扉を開けておけば子ども部屋と一体に使えますし、お友達が遊びに来た時にも使えます。広い廊下のようで、居場所がある。ちょっとしたサブリビン

シンプルな市松貼りタイルの洗面所

個室がある階とお風呂などの水周りがある階が別の住まいの場合、個室階にも洗面所や手洗いがあると便利です。 歯みがきなどは個室階の洗面所で済ませる方も多いですね。 フレンチナチュラルスタイルの家の個室階洗面所は、メインの洗面所よりもシンプルでコストを抑えたタイルや洗面台を選びました。 コストを抑えてもオシャレな洗面台が、サンワカンパニーのカウンター一体型の洗面台、カリッサ。カウンター面の広さがある、90センチ幅のものを使用しました。 タイルもとても雰囲気のある市松模様貼りなの

広く明るくリノベーションした玄関

明るくゆったりとした玄関。納戸で暗かったスペースを玄関と階段に変えて、2階からの明るさも取り込んだリノベーション。玄関が明るくなると、家全体が明るく変わった気がします。 玄関正面には下足収納、階段下には土間収納を。 納戸に置いていたものも置けるように収納スペースを確保しています。 シラス壁とパインの無垢フローリングの優しい素材感の玄関です。

風通りよく明るくリノベーションしたリビングダイニング

リノベーション前のLDKは和室や個室が隣り合っていて、広さはあるのに風通しや明るさが少なく、心地良い居場所が限られていた「フレンチナチュラルスタイルの家」。 風を通して、光を取り込む。 そのために細切れになっていた部屋を広く開放して、明るいリビングダイニングを作りました。 ただ広いだけの空間だと逆に居場所が作りにくくなります。柱周りに腰高の収納を作って囲みを設けているのでダイニングとキッチンは少し空間を分けて、落ち着く空間を演出しています。 壁はシラス壁で床は無垢のパイン

大人かわいいフレンチナチュラルなトイレ

リノベーショントイレの手洗い。「フレンチナチュラルスタイルの家」は以前トイレに窓が無かったので、窓のある場所にトイレの位置を変えました。壁は呼吸する自然素材、シラス壁。トイレの臭いも軽減します。 手洗いカウンターには敢えて収納を設けず、下部はオープンに。リノベーション前の家では湿気で悩んでいたので、水周りは基本的にスッキリさせています。 花柄の陶器のボウルと、陶器のハンドルの水栓を使い、大人カワイイトイレになりました。

人を招きたい家の洗面所、脱衣室

洗面所は敢えて廊下やフリースペースと仕切らず一体の空間に。 「フレンチナチュラルスタイルの家」の洗面所入り口にはドアがありません。浴室隣の脱衣洗濯室と洗面所は引き戸で仕切られています。 脱衣洗濯室は家事室を兼ねていて、部屋干しができる空間です。バルコニーに面していて日当たりの良い場所を脱衣室にして、リビングダイニング入口と隣り合う廊下側の空間を洗面所にしました。 リビングに入るドアの横に洗面所があるので、帰宅したら手を洗ってリビングに入れますし、リビングダイニングで遊んでい