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いえづくりレシピ

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みゆう設計室のいえづくりについてまとめたマガジンです
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2018年8月の記事一覧

子どもの小さい間も活用できる子ども部屋

安心する無垢フローリングの床と、天井が高くて明るい子ども部屋。 梁にブランコを取り付けて、子ども部屋前のバルコニーに洗濯物を出すときにお子さんが安心して過ごせる場所。 子どもが大きくなったら使うために設ける子ども部屋、子どもが小さな間も活用できたほうが良いですね。 将来的には廊下から出られるバルコニーが物干しのメインになりますが、お子さんが小さいうちは子ども部屋の前のバルコニーを使用できます。家事をしている時に安心してお子さんが過ごせる場所があると、家事をする負担も減りま

暮らしの通過点にある、ピアノスペース

ピアノスペースってリビングダイニングに設けたいけれど、ホコリがつくし、まだそこまで練習するわけではないし… そんな「インナーテラスのある家」では、ピアノスペースをリビングダイニングと隣り合った階段の横に設けました。 生活の通過点。暮らしの通過点に設けられています。 練習している音はLDKからも聞こえますし、普段は扉をクローズしておけばインテリアのジャマにもなりません。ホコリもたまらなくて安心です。 将来的にピアノを置かなくなるかもしれない…という場合でもリビング周りの収納

ワーキングマザーにオススメの書類収納

ワーキングマザーはごはんを作る合間に子どもの宿題をみたり、食事の片付けをしながら学校の準備の声かけをしたりしていることでしょう。 ダイニング近くに宿題ができるファミリーデスクがあるととても便利です。お子さんがデスクを使わない時間帯は大人がパソコンデスクとして使えます。 「ナチュラルモダンな家」のファミリーデスクにはランドセルワゴンもあるので、学校の準備のサポートもしやすいデスクです。 このファミリーデスクの背にカレンダーやお便りを貼る壁を設けました。 竣工3年後に、このカ

天窓のやさしい光が差し込む、森を望むキッチン

天窓があることが自然な明るさを導く、森を望むキッチン。 「森を望む家」の間取りは家のいろんな空間で居場所を感じ、森を楽しめるように計画しています。 もちろんキッチンでも森の緑を感じられます。 北側に面したキッチンなので、少し明るさを補うために天窓を設けました。 北側の明かりは強くないので、とても自然な日の光がキッチン中央の作業台に差し込みます。

北欧の住まいのようなブリックタイル壁

素材感や色合いを楽しむインテリアタイル。 女性建築士デザインの北欧風タイル使いを紹介します。 「森を望む家」のリビングは、それほど広い空間ではないのですが天井高を高くして出窓のベンチ、ベンチソファを設けました。 ベンチソファの背面にはブリックタイル。フィンランドで見た室内壁の雰囲気にもよく似ています。目地は濃茶にして、落ち着いた雰囲気の空間に仕上げました。 窓高さは腰掛けたときに森を楽しめる高さになっていて、森の風景は切り取られた絵のように楽しむことができます。

素材感や色合いを楽しむインテリアタイル

素材感や色合いを楽しむインテリアタイル。 女性建築士デザインの空間で空間を引き締めるタイル使いを紹介します。 この手洗いは玄関から直接入れるシューズクローゼット、キッチンのパントリーの間にあります。 家族は帰宅して、シューズクローゼットに荷物を置いて、手を洗ってから室内に入ることができます。 扉を閉めれば来客時にも使ってもらえる手洗いに。 グレーの名古屋モザイクのタイルを壁に設け、サンワカンパニーの白のシンプルなラインの洗面台を使用しました。

いつもいる場所の、片づけやすい収納

暮らしの中でいつもいるところ、家族が集う場所の近くに収納があるととても便利。 「ナチュラルモダンな家」のダイニング周りには収納を設けてはいましたが、キッチンとダイニングの間に収納が欲しい!ということで竣工後3年たってからキッチンカウンターの下にオープン収納を設けました。 ダイニング側は薬など。 リビング側には絵本や図鑑などを置いています。 ひとつの収納家具でも、その場所で必要なものを収納する。全て同じものを収納する必要はないのです。 3年のブランクがあって制作した収納家

木や漆喰の家を引き立てるステンレスキッチン

杉の無垢フローリングと壁、天井の漆喰。 古い家の欄間や扉を再利用して、古さを活かしたリノベーションをした「昭和ガラスの家」のキッチンは、カウンターも扉もステンレスのオーダーキッチンです。 この杉板や漆喰という自然素材とよく合うのがステンレス。 ここでキッチンの面材を木にするよりも、空間を引き締め、木や漆喰という素材を引き立てます。 お手入れなどの扱いもしやすい上に、見た目もカッコイイですよね! コンロ前の壁パネルもステンレスにしているので、汚れてもすぐに拭き取れます。アイ

あたたかみのある、白のキッチン

白のシンプルなペンダントライト。 白のレンジフード。 白の人工大理石カウンター。 木の扉をほんのり白く色付けしたキッチン収納家具。 白のキッチンは清潔感があり、家族の健康管理にもバッチリ。食材の状態や色をしっかり確認できるキッチンですね。 壁ら白のシラス壁(多孔質な左官壁)を使い、床は無垢のひのきを使っているので、キッチンの白がやさしく映えます。 逆に言うと、白いキッチンが自然素材を引き立てていると思います。 同じ白でも素材の組み合わせによってはクールな印象になりますの

都市部の住まいの玄関に必要な明るさと風通し

都市部で隣地の建物と近接している住まいこそ、玄関の明るさと風通しは大事。 「インナーテラスのある家」の玄関は広い土間がある空間にして、明るさを確保できるよう階段の窓を活かしたプランにしました。 土間の反対側も明るく、空気が流れて快適な玄関になるように。 特に玄関横に来客用の和室があるので、この心地よい玄関ならお客さまを招きやすいですね。

住まいの畳空間はもっと自由に!

畳を心地良い床素材のひとつと考えると、畳の間はもっと自由であって良いと思う。 畳の部屋=和室と考えると、洋室中心の住まいに合わせるのが難しいので、中途半端な和室になっているケースが多いと思います。 特にマンションのリビング横の和室は、壁も少なく使いにくい部屋かも。 布団を敷いて寝ると快適な畳の部屋。 赤ちゃんがいると安心してごろんと寝かせておける畳の部屋。 子どもが遊ぶときも、衝撃音を軽減して床が冷たくならない畳の部屋。 子育て家庭には良いことがたくさんある

家に居場所がない辛さを改善する

住まいの居心地の良さって、誰かに与えられて作れるものではない、とよく感じます。 私はご提案をするときも、なぜその家をつくる必要があるのか、少しずつ話を聞き出して、その家づくりの本質を考えるようにします。 ただ、家を新築したりリノベーションしたりして、きれいになるだけではきっと納得がいかない。納得のいくポイントとは、何か。 一度の会話ですぐに読み取れる人もいますが、話をしている間に本人も気づいていない理由に気づく瞬間もあります。 小さな不満の積み重ねかもしれませんし、小さ

家族の手が加わって、愛着が増す住まい

お客さまと夏の暑い日に漆喰コテ塗りをした「柚子の実る家」 家全体漆喰を使用したのですが、2室だけ現場の合間にDIYしました。 ご家族みなさんの手が加わったお住まいです。 漆喰を施工したことによる室内環境の改善は、なかなか数値で表すことができないので説明しにくいのですが、湿気が多い家では調湿効果が高まって良かったと言われることがほとんどです。 今設計中のお住まいでも漆喰を使う予定。快適な住まいを作りだしましょう!

夜でも透けて見えないレースカーテン

夜でも透けないレースカーテン。大きな透明ガラスの窓を設けたいけれど、家の中は丸見えになるのは嫌かも… そんな時に重宝している、スミノエのウェーブロンカーテン。 実はこの夏のカタログ改定で、廃盤になってしまったそうなのです。 みゆう設計室の事務所でも使用していて、今までにこの「キッチンを囲む家」の他にも数件の家で採用されていた、人気のカーテンだったのです。とても残念。 ギリギリ間に合うといわれ、今設計中のお住まいでは使用することになりました。 またウェーブロンで良い生地がな