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いえづくりレシピ

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みゆう設計室のいえづくりについてまとめたマガジンです
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2018年6月の記事一覧

男性も楽しめる!家事をシェアできるキッチン

男性も喜んで料理、片付けをしてくれるキッチン。どんなキッチンだと思いますか!? 男性が料理をしてくれるキッチンのポイントは、 *何がどこに収納されているか明確な事 *道具が使いやすいこと *無駄な動きをしなくて良いこと 実は女性の場合はこの状態でなくても必要に迫られて料理をする方が多いです。 しかし、男性の場合は上記の条件を整えておくことで、自然に料理ができるようになります。 「コラベルのある暮らし」の家は、収納するものに合わせた引き出しの収納、調味料ワゴン、オーブン上

暗くて狭い玄関を、明るく収納たっぷりの玄関にリノベーション

狭くて暗かった玄関の階段をかけかえて、明るく収納たっぷりの玄関にリノベーションした「フレンチナチュラルスタイルの家」 玄関正面には壁いっぱいの下足収納、階段下には屋外で使うものを収納できる階段下収納を。 階段上の高窓からたくさん光が差し込みます。 無垢のパイン材フローリングとシラスの左官壁で自然素材たっぷりのやさしさあふれる玄関です。

押入にグレーの襖紙を使い、和モダンな寝室インテリアに

畳敷きだった和室を床板張りにリノベーションした「柚子の実る家」の寝室。 和室のイメージを残しながら、少しモダンな印象に変えるために、押入の襖をグレーの襖紙にしました。 選んだのは、ルノンの新鳥の子襖紙「凛」シリーズの「花【Hana】」 1階の和室では色違いの襖紙を利用しました。 小さな花柄は甘くなりすぎない模様。 グレーの襖紙を選んだので、寝室にふさわしくとても落ち着いた雰囲気になりました。

「安心する家」ってどんな家だろう。

安心する家ってどんな家だろう。 ぽかぽか日当たりがよくて、お母さんがにこにこ笑ってる家。子どもにあれしなさい、これしなさいと言ってばかりの私だからこそ、そんな余裕がうまれる家を作りたいと思う。 家事負担の少ない家を設計するのは今ではお母さんのためだけではありません。お父さんが洗濯物を干したり、子どもがお料理や片付けをしたり、家族で家事をシェアしやすい家になるからです。 「インナーテラスの家」も水周りや片付け動線を考え尽くした家事ラクな住まい。夫婦で家事育児を共有でき、お母

たくさんのキッチンツールが収納できるキッチン

ステンレスカウンターの広いアイランドキッチンのある「柚子の実る家」 お料理が大好きな奥様はたくさんキッチンツールをお持ちですが、それがこのキッチンの収納に全て収まったそうです。 定位置もありとても使いやすいキッチン。食事の時間が合わないこともよくあるそうですが、そういうときはキッチンカウンターを活用。 キッチンの横にはファミリーデスクがあるので家計簿を書いたりパソコンを使ったりしやすいスペースです。 冷蔵庫横にはパントリー入り口があり、ストック品などは全て収納できます。

地震と塀のこと、いえの「備え」

今朝の大阪北部地震、大阪にお住まいの皆さん大丈夫でしたか? 神戸も揺れました。 緊急地震速報より前に揺れ始め、家族で急いで廊下に避難しました。 今回学校の塀の倒壊に巻き込まれ、小学生のお子さんが亡くなられたというニュースを見ました。 とても辛い被害です。 新築住宅を建てる時(もちろん住宅に関わらず)確認申請で敷地周辺にある塀は建築基準法に則っているかチェックが入ります。 コンクリートブロック塀の高さは2.2メートル以下。 高さが1.2メートルを超える場合は、

いろんな表情を見せるキッチン

キッチンの素材はいろいろありますが、やはり清潔感のある白のキッチンは人気があります。 ベースは白のステンレスキッチンで、作業スペース側は濃茶を、ウッドデッキ側は曇りガラスの透明感ある扉をプラスしたのが「キッチンを囲む家」のキッチン。 家の中央にキッチンが大きく構えるこのお住まいは、ダイニングキッチンの目の前にウッドデッキがあります。 ウッドデッキと連続するちょっと広めのスペースは、家事をしている間、お子さんが過ごしていられる空間でもあります。 このウッドデッキ側が透明感あ

人気のオーダーキッチンスタイル

シンクのみアイランド、コンロは背面に設けるオリジナルキッチンはみゆう設計室では人気のスタイル。 コンロから飛び散る油汚れは壁があるほうが掃除しやすいですし、換気扇の吸い込みも良いので部屋全体が汚れにくくなります。 「フレンチナチュラルスタイルの家」のキッチンは、収納たっぷりのオーダーキッチン。柱と窓がある建物を有効利用して、柱部分には奥行が浅い収納を設けています。 広くてゆったりとしたアイランドキッチン側のシンク前には60センチ幅のミーレの食洗機、まな板やキッチンツールの

全てがオープン収納のキッチン、使いやすくするコツは・・・

キッチン収納はオープンの方が使いやすい。でも、見た目がごちゃごちゃしそうで心配な方も多いかも。 「森を望む家」のキッチンは収納全てがオープン収納。片付けるものがどこにあるか、家族全員で把握するためにこのような作りにしています。 一目見てどこに何があるか分かりますし、片付け方にもルールを設けています。キッチン周りには頻繁に使うものを、ストック品や普段あまり使わない道具や食器はパントリーへ。 コーヒーマグや飾りたい食器は飾るスペースへ。 日常使いの食器は限定して

生活感を隠しても便利なオープンキッチン

オープンキッチンってリビングやダイニングから丸見えになるので生活感あるものはあまり見せたくない。 でも、家族といっしょに過ごしている感じで楽しく料理や片付けができるのもオープンキッチンの魅力。 「インナーテラスのある家」のキッチンはリビングダイニングと一体感のあるキッチンですが、生活感の出るまな板、ふきん、ゴミ箱などを置くためにシンク下がオープンになっています。 シンク下は湿気もたまりやすいので、オープンにしておくといつもキッチンがカラッとスッキリ。 オープ

オーダーキッチンとパンチングトレイ

オーダーキッチンをつくる時、こだわるポイントは人それぞれ。シンクを製作することもありますし、既製品のシンクを使うこともあります。 「コラベルのある暮らし」のキッチンはカウンターがステンレスでシンクはシンプルなステンレスの既製品を使用しています。 パンチングトレイはこのシンクに合わせて製作しました。 お野菜を洗う時もパンチングトレイの上にのせて洗うことができるのでとても機能的です。 シンクを既製品にして、パンチングトレイを製作する。そんなスタイルも自由です。それがで

緩やかな階段にリノベーションして安心できる家

リノベーションで間取りを大きく変えなくても、劇的に空間が改善されるポイントがあります。 設備や機能的なもの以外で、素材、ドア、階段を変えることです。 古い住宅の階段は急勾配であることが多く、これを緩やかにするだけで2階への移動が安心で楽になります。 「柚子の実る家」の階段は、段数を一段増やしただけなのですが、とてものぼりやすくなりました。 階段の隣はリビングダイニングに入るドアです。ドアも作り変えると空間の雰囲気がとても良くなります。 この扉は開閉方向を変え、夏場は開け

子育てファミリーも喜ぶ臭わないトイレ

男子の子育てをして改めて気づいたこと。 トイレを汚さないでー!! 独身の頃はトイレの床は他の部屋と同じ無垢のフローリングが良い、なんて設計提案することもありましたが、息子が生まれてからは家族構成やトイレの使い方を聞いてから仕上げをご提案するようになりました。 トイレで喜ばれるのが壁と天井を漆喰やシラス壁にすること。 臭いを吸着する素材であり、調湿効果もあるので水回り空間が心地良い環境になります。 男の子の子育て中の「フレンチナチュラルスタイルの家」も、トイレが臭わなくなっ

子育ての仕方も考え方も、家づくりも家庭によって違って良い。

子ども部屋って子どものための個室として利用する期間が短い可能性があります。 宿題はダイニングで、寝るのはお母さんと一緒、という小学生のお子さんも多いのではないでしょうか。 高卒で家から離れるお子さんの場合は数年だけしか子ども部屋を使わないかもしれません。 私自身、高校生の時に建て替えた家の自分の部屋で過ごしたのは2年半だけでした。 子ども部屋の広さより、家族の共有空間を充実させるようになりましたね! 子どもは早く独立して…という親も増えていて、設計をするときに子ども部屋の個