理不尽。
「欲しいものがあるから一緒に下見に行こう」
「買い物行くから付き合って!」
うちの家族は何かと私を誘ってくれる。
が、正直嬉しくない。
もうみんな立派な大人。
その欲しいものを使うのも支払うのもすべて自分自身。
買い物くらい一人で行けばいいのに。
「ちょっと相談したいから」
とはいうものの、詳細については店員にレクチャーを受け、最終的には自分で決定する。
私はといえばただ隣に立っているだけ。
なんなら店員の話も上の空でスマホと仲良くしていたりする。
・・・私がついていく意味は?
「めんどくさい」「行きたくない」
時々そんな正直な気持ちをこそっと吐き出してみたりするけど…
途端に不機嫌になる面々。
なぜ私には拒否権がないのだろう。
買い物に限らず、私にはNOという選択肢がないのだ。昔から。
嫁って、母ってホントにめんどくさい。
私は観劇という趣味がある。
そのために家を空けることも多い。
一般的に見て、私の周りの主婦と呼ばれる人よりお小遣いも多めかも。
自由でいいよね!なんていわれることもよくある。
たしかに自由かも。
でも!不自由と理不尽もめちゃくちゃ多いんだからっ!!
その理不尽に抗えば誰かが不機嫌になる。
それがめんどくさいから黙ってガマンする。
そして自分の中にモヤモヤしたものを溜め込むんだなぁ。
腑に落ちないけど、きっとこれはこの先も変わらないと思う。
そんなストレスを解消してくれる観劇。
そして終演後の面会や友人との会食、打ち上げ…
コロナ過のせいでなーんにもできないの。
もうさ、私の周りの理不尽は
きっとこの先もなくなることはないんだろうから。
せめて、ストレス解消の場を奪わないで欲しい!
お願いだから自由に観劇できる世界を。
終演後に楽しく盛り上がれる世界を早よ!!
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